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◆芸人小説◆

1 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/07/25 23:32
前のスレが消えていたので立てました。
小説を書きたい人来てください。

2 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/07/25 23:40
>1
シラネーヨ

3 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/07/25 23:43
>>1
どういう意味?
芸人が書いた小説について話すの?

4 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/07/25 23:45
東のりの「泥の家族」の話とか・・・。
そういうの話したらいいのかしら・・・?

5 :名無しさん@お腹いっぱい:02/07/25 23:45
同人ですか?

6 :1じゃないが:02/07/25 23:47
芸人の出てくる創作小説。
誰か考えて。

7 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/07/25 23:48
>3
前のスレで小説書きの人たちが
芸人の物語を書いていて、そのスレがいつのまにかなくなっていたので
立てました。(推理(ミステリー)小説も前スレであった)

8 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/07/26 00:00
3です。
そうなんだ。
教えてくれた方ありがとー。

9 : :02/07/26 00:23
東野の頭はかたやきそばだった。

10 :ななしずむ:02/07/26 00:39
それを浜田が炒めて食べた

11 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/07/26 00:45
そういえばあったね、こういうスレ。

一応前スレ。
http://corn.2ch.net/geinin/kako/1012/10123/1012390745.html

12 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/07/26 23:10
age

13 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/07/27 21:30
>11
あったね。結構そこの小説楽しみにしてたんだが。


14 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/07/28 00:10
浜田と歯茎が離婚の相談をしている。


15 :名無しさん@お腹いっぱい:02/07/31 18:37
age

16 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/04 02:22
落ちるよ??あげ

17 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/04 03:59
>>11
ここって全部途中じゃない?

18 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/04 06:42
>11
のbaseのヤツは犯人が気になるんだけど…
書いていた人はもう来ないかな?

19 :_:02/08/04 18:08
スレタイが

†小説スレッド@お笑い芸人板†  だったら以前までいた書き手さんも
                    戻って来れたかもね・・

20 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/04 23:32
なんとか探して戻ってきて欲しいです。

21 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/05 20:04
前スレ見たよ。おもしろかった。
こんな事書くと「お前が書け」って言われそうだけど
以前の書き手さんの降臨を待ちつつ
ここに居る人で新たに書き始めてはどうかな・・・?

22 : :02/08/05 23:43
ここに居る人達で書き始めましょうか・・・?

23 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/06 00:52
やっぱりミステリー?

24 :名無し@お腹いっぱい。:02/08/06 10:04
以前の小説スレに居た人たちは
実際にある小説をパロって書いたりしてたよぅ。
全くのオリジナルで書いても面白いよ。
リレー小説とかも・・

25 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/06 23:02
age


26 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/06 23:02
>>24
同意。
私は小説書いたこと無いけど、リレー小説なら参加できるかもしれない。
もちろん長めの小説も書いてみたいけど。

手始めにリレー小説でもはじめてみる?
前スレと志向が違ってもいいじゃないかと思ったり。

27 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/06 23:07
リレー小説は危なくない?
荒らしやすいし・・・
あと前スレで推理小説物の感想(犯人誰?とか)メール欄に書いていたが
それも新しく違う方向に?

28 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/07 21:42
age

29 :名無し@お腹いっぱい。:02/08/07 23:12
・個々で書く小説⇒書き手が何人か必要で常にage進行でないと
落ちてしまう可能性大。

・リレー小説⇒荒らされやすい。

メール欄での語り合いも宜しいとオモウ。
因みに自分は手始めにリレー小説という案に一票だが。。

30 :暇ヂン ◆v93jR9ew :02/08/07 23:28
芸人バトロワみたいな半リレー進行がうまく行けばいいんだがなぁ…

31 :名無し@お腹いっぱい。:02/08/08 00:22
モノは試し・・

32 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/08 01:21
>>1
http://tv.2ch.net/geinin/kako/1012/10129/1012999146.html
653〜687を読め。爆笑するぞ。


33 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/08 13:26
迷ってちゃ何も始まらないよ!

・・・と学級委員(女)のようなセリフ吐いてみるテスト。
スマソ。・゚・(ノД`)・゚・。

34 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/08 14:41
書きたいんだけど文才が全く無いからな・・・・


35 :俊足の通りすがりです:02/08/08 14:46
>>34
書いてみれば?

36 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/08 14:50
じゃあリレー形式で。
東京芸人、大阪の芸人どっちもありって事にしますか?
それともどちらかにしますか?

37 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/08 21:43
>36
どちらかだと書きづらい人もいるだろうし、どっちもでいいんじゃない?

38 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/09 00:36
>>37
禿同。

39 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/09 03:25
そろそろ始めませんか?
といってもテーマも何も無いからなぁ…
前スレに同じくなにか既に存在するストーリーに沿って進めるんですか?

40 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/09 03:27
っつーか…前スレの続き書いちゃうとか?
前スレの書き手さんに悪いか。

41 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/09 04:18
んじゃ、とりあえず東京でも大阪でもわかりそうな人で…。

Jr(千原兄弟)は呆然と立ち尽くしていた。
「何や…これ…」
目の前には陣内の死体。
死体の側にははっきりとしたダイイングメッセージが記されていた。
流れ出た血でかかれた「ケチャップ」。
後輩達の仕組んだタチの悪い冗談なのか?それとも…。
(続く)

42 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/09 04:29
「何してんねん!!」
Jrの背後から突然大きな声が聞こえた。
振り返るとそこには靖史が立っていた。
「お前、まさか…!」
「俺なわけないやろ!」
Jrの声がホールに虚しく響く。
通路の方から靖史の声を聞きつけてドヤドヤと人のやってくる足音がする。
「俺や…ない」
Jrはうつろな目で静かにつぶやいた。
(続く)

43 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/09 04:58
おお!スタートですね。
感想とかはsageの方がいいですか?

44 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/09 05:41
明け方で誰もいないんで3つめ上げます。

現場検証の結果、死因は鈍器による撲殺、頭部からの失血死であることがわかった。
殺された場所は舞台のほぼ中央。死亡推定時刻は3時。

その日、××ホールでは吉本と他事務所の合同ライブが行われることになっており、
事件が起きた時点ですでに大勢の芸人が楽屋入りしていた。

吉本からは千原兄弟、陣内智則、ハリガネロック、中川家、
他事務所からはラーメンズ、北陽、バナナマン、ますだおかだ。
彼らはみな事件当時、楽屋におり、誰も事件の起きた舞台には言っていないという。
そう…。千原兄弟を除いては。(続く)

45 :通行人さん@お腹いっぱい。:02/08/09 05:42
がんがれ

46 :41:02/08/09 05:48
続き書きたいとこなんですが、今日から合宿なんで寝ます。
設定だけ書いたんで誰か続きを…。おやすみなさい。




47 :41:02/08/09 05:51
>>44
言ってない→行ってない。いきなり誤字。スマソ。

48 :名無しさん@お腹いっぱい。95:02/08/09 12:39
うわ〜、続けてえ!
だがそれぞれの呼ばれ方とかの予備知識なし。
この顔ぶれならコバケンが中心になりそうだけど、意外と仁さんが
活躍したりして・・・。

49 :age:02/08/09 12:52
age

50 :名無し@お腹いっぱい。:02/08/09 21:05
保守

51 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/10 16:27
同人女って気持ち悪い
モテナイ
処女が多い

52 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/10 19:18
ここってそういう人達が書いてんの?
普通の人々違いますの?

53 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/12 00:39
保守あげ 誰か書く人いないの?

54 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/12 00:45
コバケンて誰だよ(w

55 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/12 01:53
書きてーんだけどネタが思いつかない
自分としてはファンタジーのバトル物なんかが盛り上がるんじゃないかと思うんだけど
ロールプレイングゲームみたいに魔道士とか戦士とか役割分担したりして


56 :ロボ二号:02/08/12 04:10
>>55の案に一票。
推理サスペンスはリレー小説としては続けにくいのでは?
トリックとか、最初の書き手さんの考えを邪魔しないように
続けるのは至難の業。
最初あげた芸人さん以外の方々を出しにくいだろうし。

RPGものなら状況や場所、人物など、
それぞれの書き手さんが色々なバージョンの話を書いても、
後々、パーティの合流や分離なんかでそれぞれの芸人の絡みや会話を楽しめるし、
場所やエピソードをうまく使えば流れを繋げられる。
とりあえず今書かれているのが終了後でもいいですし、
方向転換、どうでしょう?

・・・なんて、糞発言してみたりするテスト。
長文のうえ独りきりで盛り上がってスマソ。
推理小説リレー批判してるわけじゃないっす。
書き手さん、頑張って下さい。応援してます。

57 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/12 12:50
禿同。
推理小説はすごく面白いと思うけど、
「リレー小説」という点では、複数の考え方が通用しやすい
ファンタジーの方がよろしいかと。

話別にコテハン使えば、2つくらいなら同時進行も出来る……?
確か、前スレは2つか3つ同時だったはず。

いかがなもんでしょう?

58 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/12 14:00
自分も禿同。
推理小説は難しい・・・。
書きたかったんだけどネタが無かったんだよね。
ファンタジーならなんとか考えられるかも。
推理小説はこのスレの活性化を図る契機になったと言う事で、どうでしょうか。

59 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/12 14:37
ファンタジーは設定考えるだけでも楽しいよね
こいつは属性何々だとか,何タイプだとか・・・

60 :ロボ二号:02/08/12 19:47
このまま、どなたか推理小説のほう書いてくださるの待ってるのもなんですし、
取り合えず、RPGの方をやってみませんか?
おおまかなルールを決めておけば、後は各々で結構自由に設定できると思います。


61 :ロボ二号:02/08/12 20:02
芸人バトロワスレのルールです、参考までに。

■ローカルルール■
○書き手用○
・どのレスの続きかを必ず明記する事。文章の最初に >>レス番号 をつける。
・文中で芸人が死亡または同盟を組んだ、仲間になったなどの場合は、最後に必ずその旨を明記。
・文章が長くなる場合は、一度メモ帳やエディタで作成、確認してから連続コピペを推奨。
・長編になる場合は、このスレのみの固定ハンドルを使用する事を推奨。
・これから書こうと思う人は、必ず過去ログに目を通す事。
 ※専属の書き手がいる芸人は無闇に動かさない。
 ※専属芸人の続きを書きたかったり、自分の話と繋げたい場合は、スレ内で呼びかけ確認を取る。
 ※長期間放置されたままで、明らかに前の書き手がいないと思われる場合は、新たな書き込み可。

大体、この通りで上手くいくんじゃないでしょうか。
職業や属性の表示など、その他付け加えたほうが良いことについて
ご意見お願いします。


62 :トリロン ◆Vw39yrJk :02/08/12 20:46
ファンタジー路線で行くなら女神転生やMOTHERなど、
現代?を舞台にした方がやりやすいかと。
同人臭くならない程度に何か考えてみますわ。

63 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/12 21:45
バトロワじゃない死にネタ小説ってダメかな・・

64 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/12 22:11
>>63別に死ネタ自体は良いと思いますよー。
推理小説でも陣内さん死んでるし。

65 :名無し@お腹いっぱい。:02/08/12 23:11
話がまとまって来たage

66 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/13 00:48
ファンタジー路線ということはまとまりましたが、
ドラクエとかのRPG系か
>>62さんの仰るような「女神転生やMOTHERなど、現代を舞台にした方」
か、ってところはどうします?

ちなみに自分は「女神転生やMOTHERなど、現代を舞台にした方」
というのがよく分ってないので、
ファンタジーといえばてっきりRPG系とばかり。

67 :41:02/08/13 01:08
お。盛り上がってきましたね。
推理ものの方もつなぎで書いておきます。

>>44
「さて…」と、その刑事は言った。
舞台上に円形に並べられたパイプ椅子。14人の芸人が一斉に顔を上げる。
刑事「さて、みなさん揃われたようですね。
   実は先ほど主催者の方から『1時間以内に犯人をあげてくれ』と言われましてね。
   興業の都合上、開場時間までにケリをつけて欲しいそうなんです」
小林「ちょっと待ってください。ライブ、やるんですか?」
刑事「ええ。だから私が呼ばれたんです」
刑事は煙草に火を点けると静かに笑った。
増田 「ふん。吉本の考えそうなことや」
刑事「これからみなさんにいくつか質問をさせていただきます。
   まあ、わたし的には犯人の目星はおよそついてるんで
   あくまでも形式的なものだと思っていただければ」
Jr 「その前に」
刑事「なんですか?」
Jr 「消せ、煙草」
刑事「ああ、失礼…」(続く)

68 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/13 03:57
>>66私もてっきりRPGかと…
  というか私女神転生やMOTHERを全然知らないので(汗
  RPgの方が嬉しいです

69 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/13 04:43
舞台はやっぱり現代のほうがいい?
でも,それだとかなりいろいろと制限されてしまいそうだな
出来る事もがぎられてくるだろうと思うし
私は中世ヨーロッパや異世界(仮にね)を舞台としたほうが
突拍子もない設定考えることが出来そうでいいと思うんだけど

70 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/13 04:50
>>69
自分も同意 突拍子もない展開が良いのだと思う

71 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/13 05:05
自分も典型的な中世ヨーロッパや異世界が舞台のが想像し易くて有難い。
商人を怯えさせて洞窟を通れなくしているモンスターを倒してくれ、
的なイベントとかを真っ先に思い描くもので。(想像力皆無
どこからともなく聞こえてくるレベル上がる音楽にべたに突っ込んで欲しいとか。
・・・自分のRPgはどらくえ6でストップしています、スマソ。

72 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/13 05:22
ようやく流れに乗ってきたな〜,このスレ
ところで,今のところ執筆してみてもいいかな〜と思ってる人,何人ぐらいいる?


73 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/13 06:25
3、4人位じゃない?
ふわーっと考えてそうなのは。

74 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/13 10:36
>>72
執筆したいんですけど、文才がまるでないので困ってます・・・

75 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/13 12:46
私も執筆したいのですが・・・。
バトロワスレ(分家)で執筆してたりする奴ですが、よろしいでしょうか?

76 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/13 12:56
>>75
どうぞどうぞ,もうメッチャ歓迎です。
ところで書き手志望さんたちは>>62>>69どっちの路線で進めていきたいと思ってますか?


77 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/13 13:52
私も書きたいです!
ただ、国語でやるような作文は苦手ではないのですが小説書いた事がありません。
こんな人でも良いですか?

ちなみに>>69路線の方が想像がつくのですが。
当方、RPGはポケモソとモンスタニアしかやった事ありませんけど。

78 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/13 15:15
>>74>>77
文章のレベルとかはあんまり気にしなくてもいいんじゃないかな。
程よくまとまっていて,ちゃんとしたあらすじがわかるぐらいに書けてるなら大丈夫だよ。
みんなプロではないんだし。
こっち(読み手)からしてみれば読ませていただけるだけありがたいよ。
それに書き手さんは多ければ多いほど盛り上がるからね。
小説,書いてくれる気になったら嬉しいな。


79 :名無しさん@お腹いっぱい:02/08/13 15:27
リレー小説みたいな感じでいいの??

80 :駄文書き:02/08/13 18:31
部屋に鳴り響く電話の音。電話の主は相方の徳井だった。
「おお、どしてん?徳井」
『・・・・・・』
「徳井?」
『福田、俺あかんわ』
「なにが?」
『俺、あと3ヶ月の命らしいわ』
「え・・・・?」
『でも体が動くかぎりちゃんと仕事するから・・・・』
「徳・・・」
ツーツーツー・・・・・
虚しく鳴る機会音。それはあまりにも信じたくない現実だった・・・・・

81 :駄文書き:02/08/13 18:32
スイマセン。書いてしまいました。
こうしてみるといかに文才がないか分かるな・・・・
場合によっては書くのやめますんで・・・・

82 :駄文書き:02/08/13 18:39
うーわそれも漢字間違ってるし・・・・
機会→機械です。スイマセン。
あと病気、死にネタでスイマセン・・・・

83 :まる:02/08/13 19:32
>>80
福田は夜、眠れずに起きていた。
あの徳井の声からするとネタでは無さそうだった。
「あれは冗談なんだネタなんだ」と自分に言いきかせた。そうするしかなかった。
そんな事を考えながらぱっとカレンダーに目をやった。そう明日から二人は数ヶ月東京にいることは決まっていた。
そう3ヶ月。徳井の命の長さと一緒だ。




84 :まる:02/08/13 19:34
駄文書きさんの続き書かしていただきました。
ごめんなさい。↑変な文になってちゃってる。
そこらへんはおおめに見てください。


85 :まる:02/08/13 20:09
>>83
一睡も出来ないまま、朝になった。
朝になっても昨日の電話のことで頭が一杯だった。
「昨日のことはは本当なのだろうか病気なのだろうか、もしかしたらドッキリかも」と考えながら家を出た。
顔の油をつけたまま。
待ち合わせの新大阪駅についた。そこにはマネージャーと徳井の姿があった。
徳井は昨日の電話が無かったかのように平然としていた。






86 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/13 21:14
>>72
自分も書いてみたい一人です。
書き手さんたちの方向がまとまってきたら
ぜひ仲間に入れてください。

87 :名無しさん@お腹いっぱいなのら:02/08/13 21:23
私も書きたいのですが、参加していいでしょうか?
文章力にはあまり自信はないのですがRPGやファンタジーには結構詳しいので。
私としては中世ヨーロッパ風の話がいいかと思います。
やっぱ設定を考えるのが楽しいのでネタも出やすいかと思います。


88 :駄文書き:02/08/13 21:45
まるさん全然いいですよー!むしろ助かります・・・
一緒にがんばりましょう。

89 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/13 21:47
きもっ!

90 :駄文書き:02/08/13 21:56
新幹線に乗って2時間徳井は全くしゃべらない。
俺を避けるように・・・・
となりを見るとマネージャーは寝ている。
どうやらマネージャーには昨日のことは言っていないみたいだ
すると徳井は重い口を開いた。
『今は動けるけどそのうち動けんようになるって・・・』
「え・・・・?」
『あとネタ何本作れるやろ・・・』
それを聞いた俺はこれは嘘やないんやと痛感した。

相方が死ぬ・・・・・・と。

91 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/13 23:24
では,作家希望さんたち同士でしばらく案の出し合いをして,
ある程度話の方向を決めていこうか
まずは舞台をいつの時代のどこにするか
(今まで出たのは中世ヨーロッパ,異世界,現代,戦国時代,その他など・・)
次は主要となるパーティメンバー決め
(例えば,主役級を何人か決めて敵となった他の芸人たちと戦わせる,とか
多数の芸人たちを五人一組として(仮に)メンバーを組ませ,賞金か何かを賭けて競い合わせるとか・・)
役割,属性決め
(中世ヨーロッパだったらAは剣士,Bは弓矢使い,Cは槍,など・・
異世界が舞台だったらDは魔道士,Eはエルフ・・などなど)

結構わかり難い例え方でスマソ


 

                  


92 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/14 04:38
ホウッ
私は見てるだけー

93 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/14 05:55
計画倒れしないよう、ガンバッテー

94 :名無し:02/08/14 08:31
44の続き>
剛「僕が・・・僕が殺しました」
一同「えっ・・・・」
剛「僕が陣内さんを殺しました」
伊藤「嘘でしょ・・・・剛さん」
剛「刑事さん、さっさと僕を捕まえて下さい」
剛をつれて行く警察、「嘘だろ」と思う一同
伊藤「嘘よ・・剛さんは人を殺すようなひとじゃないわ」
Jr「おそらく・・・剛は誰かをかばってあんな事を言ったのか・・」
片桐「何か変なものが落ちてるよ」
「変なもの」を拾うJr
Jr「・・・コンタクトレンズ・・・あいつ視力悪かったっけ・・・?」
礼二「いんやあいつ時刻表のじとかもうバリバリ見えるよ」
ーーー果たして剛は本当に犯人なのかーーーーー続く

95 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/14 09:55
登場人物がそれぞれ各自の武器やら魔法やらを
使うってのはどうでしょうか?


96 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/14 10:31
中世ヨーロッパが舞台希望の方が多いですねー。

中世ヨーロッパが舞台、で魔道士やエルフが居るのはおかしいですかね?
>>95さんのように、
魔法や武器、役割や属性も各自が世界観を壊さないように使っていけば
いいんじゃないでしょうか。
芸人のキャラクター付けにも幅が出て面白いでしょうし。



97 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/14 11:01
>>96
・・・・と言うことは、「中世ヨーロッパ風の異世界」ってことでよろしいですか?
それなら中世ヨーロッパに詳しくない人も勝手に考えていろいろ出来そうですし。

ところで小説はage、相談はsage進行ですか?

98 :名無しさん@お腹いっぱいなのら:02/08/14 11:10
基本的に全てsage進行で行った方がいいのでは?

99 :96:02/08/14 11:28
>>97 ああ、自分としてはそうです。すいません、言葉が足りなくて。
基本的に全てsage進行希望。
スレが盛り上がるのは嬉しいことですが、できるだけひっそりといきたいなぁと。
今の雰囲気、なんか好きなので。

>>75さんのようにバトロワスレと同時進行、もしくは元書き手の方
っておられます?
特になんでもないんですが、一時期のあそこの書き手さんが来られたら
凄く嬉しいなあと思ったので。

100 :名無しさん@お腹いっぱい。ちょこっとだけバトロワ書いた。:02/08/14 11:49
>94

中川家・剛が警察に連行されてからも、一同は楽屋を出ようとしなかった。

「コンタクト、ねえ」
広げたハンカチの上に片方だけのコンタクトレンズを乗せ、小林がつぶやく。
「自首したお兄さんのものでないとすると、陣内君かスタッフか、
それとも俺たちのうちの誰かのものってことになるが・・・、
この中でコンタクト使ってる人、いる?」
小林が聞くと、・・・半数が手を上げた。
「・・・メガネと兼用してる人もいるしね〜」
俺たちも含めて、と、片桐が続ける。
北陽の虻川、小林と片桐がまさにそれである。
「・・・駄目押しすんなっつの」
さすがの小林も、黙り込むしかなかったようだ。

設楽が、レンズを手に取った。
何をするでもなくそれを見ていたが、突然それを親指と人差し指でつまみ、
力をこめた。
「あ、おい!」
ばらばらに砕けるかと思われたそれは・・・ぐに、と曲がった。
「ソフトレンズだわ、これ。
こん中で、ソフト使ってるやついる?」
レンズをハンカチの上に戻して、今度は設楽が問う。

――今度は、誰も手を上げなかった。

101 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/14 12:48
推理小説も頑張れー

102 :75:02/08/14 13:17
>>99
受け入れて頂けて嬉しいです。
前にも書いたのですが、私は「またもや〜」の方の住人です。
オチましたが。
なのでかなりヘボンです…。
>>99さんのご期待に添えなかったらスイマセン。

103 :名無し:02/08/14 13:58
設楽「のどが乾いたな〜」
自動販売機でジュースを買う設楽
設楽「ミスティオ・・・ミスティオ・・あった」
<プシュッ>
設楽「あ〜うめぇ」
とそこに犯人らしき人間がやってきた
設楽「・・・ん・・・お前か・・お前が陣内を・・」
???「・・・・・・・・・・(ロープを持ってる犯人)」
設楽「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ

104 :名無し:02/08/14 17:12
伊藤「どうしたのかしら」
Jr「たぶん下だな」
おかだ「設楽になんかあったのかな」
虻川「とにかく行って見ましょう」
一同は下へと急いだ
Jr「どこだ」
片桐「ねぇ・・・あそこに缶が」
そこには無残にもこぼれたミスティオクリームソーダ味があった・・・
伊藤「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
セイジ「なんだなんだ」
コバヤシ「設楽さん」
そこには首を(人為的)吊ってる設楽がいた・・・・(つづく)

105 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/14 18:44
中世ヨーロッパ風の異世界と言うと,ベルセルクみたいな感じかな?


106 :名無しさん@お腹いっぱいなのら:02/08/14 19:14
今ベルセルク調べてきたけど、なかなか面白そうな雰囲気。
こういうのもありだと思いますね。
私はパラレルワールドっぽい現実と異世界の二つの世界を想像してたんですが。


107 :99:02/08/14 20:22
>>102 いえいえ、楽しみにしてますが、そんな期待に副うだなんて。(汗
自分には何にも書けませんので、
ひたすら書き手さんの進行具合を嬉々として見させて頂きます。
ベルセルク、良いですねー。面白そう。

108 :名無し:02/08/14 22:25
90の続き
徳井に問いかける福田
福田「なぁ徳井・・・お前・・・なんて言う病気なん」
徳井「・・・・・急性骨髄・・・・・」
福田「・・・もう一回言って・・・」
徳井「急性骨髄・・・白血病・・・だからもう・・・助からないんだよ・・・・」
徳井の突然の発言にびっくりする福田だった・・・
福田「・・・・嘘だろ・・・・」   続く

109 :名無しさん@お腹いっぱい:02/08/14 23:50
芸人さんが中世ヨーロッパ系異世界でRPG感覚の旅?つかストーリーを進めていく
ってのは分かったんですが、元々のところってどうなんでしょう?
元々は現代に居て、異世界系〜になんらかの方法で来てしまうのか、
元々その異世界〜の住人なのか、

いい加減本編に入ろうぜ、というウンザリ感を承知で発言。
もう皆さんの中で固まりかけてきてるようですし、
そこらへん決まれば計画倒れにならないうちに・・・。

110 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/15 00:17
もともと異世界の住人だというのも、現代人が異世界に絡むというのも、どちらとも捨てがたいですね。
前者のほうなら突然異世界に来てしまった時の困惑やら葛藤やら,そういう面倒くさい部分を省くことが出来ますし
後者のほうなら上に書いたことを逆に生かして>>71さんが言われるようなことも出来たりしますし。
ま,ここら辺は書き手さんにお任せするという事で。


111 :ヒマヂン ◆9eCHT9nc :02/08/15 02:29
時計は既に深夜1時を回ろうとしていた。もう6時間もしたら新幹線で東京へ向かわなければならない。少しでも睡眠をとって疲れを溜めないようにしたい。
しかし中川剛(中川家)はなかなか眠る気になれなかった。
眠れない、いや、眠りたくない理由ははっきりしている。
夢だ。
ここ数日間、剛は自分が死ぬという『縁起でもない』夢を見せられ続けていた。
そこらの本屋で夢占いの本を立ち読みした限りだと、死ぬ夢というのは決して悪い兆しではないらしい。
しかし毎夜続けて見せられればさすがに気味が悪い。ほぼ同じ内容となればなおさらだ。

112 :ヒマヂン ◆9eCHT9nc :02/08/15 03:05
>>111続き
夢の内容はだいたいこうだ。
〜何人かで大きな城へ入っていく。中はひっそりとしていて不気味。
さらに奥へ進んで行くと、真っ暗な部屋に迷い込んでしまう。はぐれないよう仲間に声を掛けるが
彼らはいつの間にか消えており、返事が返って来ることは無い。
暗闇に目が慣れたのか、目の前にうっすらと人影のようなものがあらわれる。
しかしその影はあまりに大きく、手には大鎌を携えている。敵か。
その存在に気付いた瞬間、自分の体が固まり、動けなくなってしまう。
影は音もなく近づき、動けない自分めがけて大鎌を振り下ろす。

113 :ヒマヂン ◆9eCHT9nc :02/08/15 03:48
>>112続き
…という所でいつも目が覚める。
仲間と交わす言葉が違う事以外は毎日同じ展開、同じ結末。
『今日も俺、殺されるんねやろなぁ…』
そうつぶやきながら冷蔵庫から牛乳を出してコップに注ぎ、一気に飲み干す。
洗面台で軽く口元をすすぎ、おもむろに鏡をのぞき込んだ。
東京−大阪の往復生活で…とごまかしているが、その少しやつれた顔は明らかに連夜の悪夢から来るものであった。
『あんまし迷惑かけたないけど…礼二に相談してみるか。』
礼二という「切り札」で気が楽になったのか、
剛はベッドに横たわってすぐ眠りに就いた。

114 :ヒマヂン ◆9eCHT9nc :02/08/15 04:20
…一応、「異世界へ引っ張り込まれるバージョン」のサワリだけ書いてみますた。
今んとこ中川家兄しか出てませんが他の芸人さんが合流できそうな所まではおおまかに考えてます。
ほとんどケータイから書くんで改行がヘンだったり話がコマ切れになるかもしれませんが
しばらくの間よろしくおながいします。

115 :名無しさん@お腹いっぱい:02/08/15 04:27
おお、始まった。
良い感じー、上手ひ。

116 :ヒマヂン ◆9eCHT9nc :02/08/15 10:34
>>113の続き
やはり「切り札」のおかげか、その夜だけは悪夢から解放された。
4時間後、まだほやーんとした頭で新大阪から東京へ向かう。
睡眠時間3時間の体に新幹線の揺れは心地良過ぎる。米原(まいばら)を過ぎたあたりから剛は居眠りを始めていた。
…またや…。
いつもの城、いつもの暗闇、いつもの孤独、いつもの影、いつもの絶望、いつもの…
『嫌や嫌や嫌や嫌や嫌やぁぁぁぁぁぁ!!!!!』
夢と分かっていても、あの絶望感だけは幾重にも重ねた切り傷の様に心に刻まれていく。
『何でや…』


『兄ちゃんどないしてん!』

117 :ヒマヂン ◆9eCHT9nc :02/08/15 11:13
>>116の続き
弟・中川礼二の声で剛は我に返った。
『何や礼二、乗っとったんか。』
極めて冷静を装う剛だが、その額は慌てて走って来た弟よりも汗で濡れていた。
『兄ちゃん大丈夫か?パニック起こしたか思うて慌てたわ』
『あぁ…ちょっと変な夢見てしもうて…大丈夫や。…すんませんみなさん、ホンマにお騒がせしました。』
礼二の後から来た車掌や他の乗客に一言謝ると、「まもなく、東京〜」のアナウンスが流れた。
東京駅からフジテレビへ向かう途中、剛は夢の事を切り出そうとした。
『礼二、あのな…』

118 :ヒマヂン ◆9eCHT9nc :02/08/15 11:29
>>117の続き
『俺な、最近…』
『兄ちゃん、今日ワシら前世占いしてもらえるらしいで。』
『前世占い?何で?』
『?聞いてへんのか?番組の企画やがな。ワシら仲ええから前世でも何かつながりがあったんちゃうんかーって。』
『ほぉん…』
占いにはあまり…というかほとんど興味がない剛であったが、「つながり」という言葉が妙に心引かれる。
『えっと…確かウンナンさんとこも前世は夫婦やったらしいねんて。楽しみやわー…意外と関係なかったりするかもしれへんけど』
悪夢の話などするヒマもなく、二人はフジテレビに到着した。

119 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/15 12:57
ヒマヂンさん、がむばってー!!

120 :名無しさん@お腹いっぱい:02/08/15 13:23
続き気になる木になる。

121 :ヒマヂン ◆9eCHT9nc :02/08/15 14:03
うわあぁぁぁぁぁぁ!!!!!忘れとったーーーー!!!!!!
コロモちゃん(猫)どないしよぉぉぉぉ!!!!

122 :名無しさん@お腹いっぱい:02/08/15 14:16
一緒に引っ張り込んでどこかのイベントで合流なんてどないでしょ?
感動の再会。

123 :名無しさん@お腹いっぱい:02/08/15 15:10
ヒマヂンさん頑張れー!
こっちも陣内の話書いてるけどネタ詰まりで五里霧中状態だぁ。

124 :名無しさんぞう@お腹いっぱい。:02/08/15 15:27
内村てるよしは、今、富士山のふもとにある樹海を目指して車を走らせていた。
時間はすでに午前3時。今の地点で踵を返しても明日の東京で行われるロケには到底間に合うことが出来ないだろう。
いや、そんなことはどうでもいいのだ。と、あれほどほかの何よりも仕事を優先させ、
神経質なまでに時間にルーズなことを嫌うこの男は途切れ途切れの意識の中でこう思った。
今の俺にとって最優先すべきことは明日のロケに遅れないよう、ここで目的を諦めて、
東京にリターンすることはではない。とにかく行って確かめなければいけない。
この得体のしれない衝動を突き動かす物の正体を。

125 :名無しさんぞう@お腹いっぱい。:02/08/15 15:33
最近、急に意識が朦朧として、瞬間的に肉体と精神が解離したような状況に
陥ることがよくあった。そして、そんな時は決まって何か耳鳴りが聞こえるのだ。
木がざわめくような音、耳障りな鳥の鳴き声、剣と剣とがぶつかり合う不愉快だが、
妙に軽快な金属音、生々しい水音が飛び散る。そして観衆のけしかけるような声・・・。
初めの頃は、こんな霊体験に似たような状況に置かれた事がただただ恐ろしくて、
しばらくは何も考えることが出来ず、この悪夢から逃れようと無駄ともいえる努力をしていたが、
ようやく、この状況から逃れる事のできる手段などないと悟ると、内村は、まず、事の本質・・そう、そもそも、
なぜ自分が、体験をする羽目になったのか、というところから解明していこうと思った。
まず、どうも聴覚から察するに、事の舞台は日本ではなく、ヨーロッパや、中東アジアら辺で行われているらしい。時代は定かではないが、
おそらく、雰囲気からして中世あたりが一番妥当なような気がする。

126 :名無しさんぞう@お腹いっぱい。:02/08/15 15:37
さらに、ここ3日間ぐらいは、体が何者かにのっとられたように、
自分の意志を無視し、まるで強烈な磁石か何かに引付けられたかのように、
ある一定の方向に向かって今すぐにでも突き進みたいと言う本能にも似た衝動が湧き上がる事が多くなった。
初めは、その誘導する力も余り強くなく、内村もなんとか堪えることが出来たのだが
時がたつにつれ、衝動を迎える周期は多くなり、内村は意識があるときのほとんどの時間を、
それをなんとか堪えることに全意識を集中させ、あらん限りの力を尽くしていた。しかし、ついに今日、
内村のその空しい努力も報われず、意識さえも一時的に飛ばすほどの強い衝動にはなすすべもなく、
勢いでここまで来てしまった次第である。


127 :名無しさんぞう@お腹いっぱい。:02/08/15 15:40
「今更後には引けないな・・・。」
不思議なことに、内村の胸は、今まで味わったことのない興奮に満たされていた。
口の端を少し吊り上げてあいまいに笑う。
その顔はもはや、彼が、通常世間に対してブラウン管を通して見せている
【お人よしで人情家、ソフトで優しいウッチャン】と言うイメージとは大きくかけ離れていた。
時間は真夜中。暗い森の中を照らす月は赤く、神秘的で、どこかオカルティックな感じを醸し出している。
内村は少し思った。きっと自分がこんなに不安定で、衝動的で、興奮しているのは月が満月だからだ。
衝動は相変わらず完璧に内村を誘導してくれた。
やがて、内村は車から降りて、道路のない暗い樹海の奥深くへと潜っていった。
ふらふらと道しるべもない樹海の中を彷徨う。
もちろん、内村には自分がどこに行くべきか分かっていたので、道に迷うことはなかったが。
歩き始めてから30分ほどたった後、1km先ぐらいに、目的の場所が迫っていることを内村は感じた。

128 :ヒマヂン ◆9eCHT9nc :02/08/15 15:43
>>118の続き
今日の仕事は、今日から始まる情報バラエティ番組『フォーチュンチェッカー』に
先日出したDVDのPRでゲスト出演というものだった。
礼二が言っていた『前世占い』とは、この中の1コーナーのようだ。
『しかし第1回のゲストが俺らってエエんかなぁーもっとビッグなん呼べんかったんかなぁ?』
『まぁええがな。ワシらもそんだけ売れてきたってコトやろ。』
『………そかな…。』
剛はお笑い界におけるポジションを把握できないまま仕事を消化する今の自分に疑問を抱いていた。
若手か?いや、二人とも30歳を超えてるのに若手はないだろう。
中堅?いや、「やるやら」や「ごっつ」のような冠番組を持ってやっと中堅と呼べるだろう。
…自分がもうちょっと人と喋れる人間だったら、もっと簡単に答えが出せていたかもしれない。
『はぁーーー。』
最後はいつも自分への憤りに似た気持ちになり、つい、ため息がもれた。
そんな兄の様子を礼二が見逃すはずがなかった。

129 :名無しさんぞう@お腹いっぱい。:02/08/15 15:43
その時である。不意に人の歩み寄る気配がした。
思わず構えをとり、何か怪しいそぶりでも見せたら容赦なく攻撃できるような体勢をとった。
しかし、次の瞬間相手の男は情けなそうな声を出した。
「なんだ、お前かよ内村―。驚かすなよな、まったく。」
「な、南原・・。お前どうしてここにいるんだ?」
「なんだよ、俺に聞くなよ、俺だってわかんねーよ」
内村はピンときた。もしかしたらこいつも俺と同じで、得体の知れぬ何かに突き動かされてこんな所まできてしまったのではないか。
そうでなければ、この時間に、この場所で、この相手と遭遇したことの説明がつかない。
『まさか、こいつが樹海で自殺するタイプとも思えねーしな』と、半ば呆れ気味に内村は思った。


130 :名無しさんぞう@お腹いっぱい。:02/08/15 15:51
>>124>>125>>126>>127>>129
を執筆してみました。本当文章力なくて申し訳ない。
では続き書きます。

「おい、聞いてんのか内村!」
「・・・なぁ、南原。お前これからどこに行くつもりなんだ?」
「どこって、正確にはわかんねーけどよ」
これから進む方向を指差すだけでいい、そう告げると、
南原は、お前の考えてることは相変わらずよくわかんねーな、
とでも言うような微妙な顔をしながら北西の方角を指差した。
それを見た内村は心の中でほくそえんだ。やはり自分の感は間違っていなかったようだ。
「南原、行くぞ。」
「なんだよ。行くぞってどこににだよ?」
「お前が、どんな過程を経てここまで来たのか、俺はよく知らない。
だが、俺たちが目指すべき目的はどうやら同じのようだな。」
ここまで言ってようやく南原にも察しがついたらしい。
二人は無言で歩み寄り、目で合図をしてから、
衝動に体を任せて一心不乱に駆け出した。


131 :名無しさんぞう@お腹いっぱい。:02/08/15 15:53
>>130
5分ぐらい無我夢中で走った後、ふとあたりを見回すと、周りには多数の人の気配が漂っていた。
我に帰って客観的に状況をよく見ると、この森の中であの場所を目指しているのは自分だけではなく
、総勢100人ぐらいの人間が我先にと、砂糖に群がるありの大群のようにワラワラと集結していると言うことに気付いた。
先ほどすれ違った顔は内村もよく知っていた。今では余り付き合うこともなくなったが、若い時は何かと世話をしてもらった、
お笑い界の天才とまで言われた男、ダウンタウン松本。
今度は誰かとぶつかった。こいつはたしか・・キャイーンの・・駄目だ、名前が思い出せない。
その他にも知り合いやビジネス仲間、ライバルたちがたくさんいた。
しかし、それさえもどうでもいいと思わせるぐらい強い欲求。
心臓がバクバクして狂ってしまいそうだ。そう、もうすぐだ。この林を抜ければもうすぐ。
そこにはわずかに光が見える。さぁ、何が待っている?

132 :名無しさんぞう@お腹いっぱい。:02/08/15 15:56
>>131
そこにはわずかに光が見える→そこからはわずかに光が見える

133 :ヒマヂン ◆9eCHT9nc :02/08/15 15:57
>>130サン
分断してしもうて正直スマンです。。。ショボーン(;´・ω・`)

134 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/15 18:09
おっ、いよいよ本格始動ですか。
自分もbase芸人の話を思いついたのですが、
123さんのお書きになる予定のとかぶってしまう可能性が・・・。

135 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/15 18:14
自分の芯になる芸人が動かせないとやきもきするねえ。
書き手さん、それぞれメインがかぶらなきゃいいんだが。

136 :ヒマヂン ◆9eCHT9nc :02/08/15 21:43
>>128続き
『兄ちゃん、今日おかしくないか?何やこう、今にも…』
『俺はここにおらん方がええのかも知れんな。』
『!兄ちゃん何言うてんねや!!』
自分が「いやそこまでは…」と飲み込んだ言葉をアッサリと代弁してしまった剛に礼二はブチ切れた。
『やっぱ今日兄ちゃんおかしいわ。何があったんや?何でも言うたらええがな。』
『これ以上、礼二に迷惑掛ける訳にもいかんて…』
『迷惑もクソもあるか!兄弟やろ!何べん同じ事言わすねん!』
『ほな聞くけどなぁ、どないしたらあんな夢見んで済むんや!』
『…夢?何やそれ…』

137 :名無し:02/08/15 22:37
剛「俺が・・・礼二を殺す夢・・・」
礼二「・・・・・・・」
剛「だから・・・・見たくなかったけど・・・見ちまったんだよ・・・・」
礼二「・・・・・・兄ちゃん・・・・」
剛「俺の人格が変わって・・・・もうひとりの俺が・・・・礼二を・・・・」
礼二「・・・・・兄ちゃん・・・今日は仕事はキャンセルして病院へ行こう」
剛「・・・・でも・・・・」
礼二「・・・いいから・・」
こうして二人は病院へ行ったのだった・・・(続く)

138 :ヒマヂン ◆9eCHT9nc :02/08/15 23:31
>>137の続き
楽屋を出て数歩の所で剛は突然立ち止まり、先程とは正反対の笑顔を見せた。
『…夢は夢や。大した意味なんてあらへん。怖い夢見たぐらいで仕事キャンセルするんはなんぼ俺らでもマズイやろ。』
兄のあまりの豹変ぶりに礼二は驚くしかなかった。
『ホンマにええんか?』
『ええ年やからこのぐらい自分で何とかせなアカン。…もうそろそろスタジオ行った方がええんちゃう?』
『あぁ…』
まるで風ねように表情を変え、放っておいたらどこかへ行ってしまいそうな兄を追って、礼二もスタジオへ入って行った。

139 :ヒマヂン ◆9eCHT9nc :02/08/16 00:09
>>138の続き
番組は剛の苦手な生放送だが、礼二がソツなく絡んでくれたおかげで観客の反応も上々だった。
『CMの後はフォーチュンミラーでお2人の前世を占いまーす!』
CMの間に紫の布で覆われた大きな鏡がセットに運ばれた。
『鏡面には絶対に触れないで下さい!』
頭からベールを被り、口元を紫の布で隠した女性が仕切っている。
『あの人が魔椰アルカナか…』
『まやあるかな?ウサン臭い名前やなー』
『兄ちゃん何も知らんのー。的中率日本一の占い師やで。』
『せやけど前世占いは当たってるか確かめられへんやろ』
『鋭いな…。』

140 :123:02/08/16 00:42
>>134
書き上げるの遅くて申し訳です。今のところ使ってるのは陣内だけですので。
明日(つっても今日か)中には上げられるかと思いますので。
今しばらくお待ちをば…スマソ。

141 :ヒマヂン ◆9eCHT9nc :02/08/16 00:48
ああーっ!
×風ねように
○風のように
やってもうた…

142 :ヒマヂン ◆9eCHT9nc :02/08/16 02:09
>>139の続き
魔椰アルカナの占いは、タロットカードを使うものだった。
少し変わっていたのは、結果を表すカードを2人に持たせ、鏡にその姿を映し、自分はカードの意味には全く触れなかった。
『そのカードを手にした時の直感がそれぞれの占いの結果です。』
あまりに当たり障りのない結論で、礼二は正直拍子抜けした。
『ま、テレビやしあんまりごっついコト言われへんわな。』
放送終了後、楽屋へ引き上げようとする2人を魔椰アルカナが呼び止めた。
『すみません、ちょっと…いいですか?』

143 :名無し:02/08/16 10:12
剛「来るな」
礼二「兄ちゃん・・・・」
剛「来るな・・・・・来たら・・・来たら・・・コロス・・殺す・・」
礼二「・・・兄ちゃん・・・しっかりしろよ・・・」
剛「この星・・・いやこの地球はもうすぐ俺の物になる・・・はははははは」
礼二「どうしちまったんだ・・・・・・」  (続く)

144 :名無しさんぞう@お腹いっぱい。:02/08/16 12:40
昨日内村編を書いていた者です。
いやー、一晩明けて改めて自分の書いたものを見るとなんかめちゃくちゃ恥ずかしいですね。ぶっちゃけちょっと後悔してたりして・・。
ところで一つ、皆さんにお願いがあるのですが、私、しばらくパソコンから離れなければならなくなったんですよ。一応受験生なもので・・(高校の)
それで、この話の続きを誰かに書いて欲しいと思っているのですが・・。
いや、自分が書き始めたのだから、区切りのいいところまで書き上げるのが筋ってもんだろ、
と思われるのならば、その通りに致します。
わたしも、本当はそれが一番理に叶っていることだと思っておりますので。
もし、その続きを書いてやるというありがたい方がいらっしゃったら、
参考までに、私が考えていた、話の続きの粗筋を簡単に、紹介させていただきたいと思います。


145 :名無しさんぞう@お腹いっぱい。:02/08/16 12:42
内村+他多数の芸人(現代から異世界に行くまでのエピソードを書くのもめんどくさいと思う書き手さんは、ここに自分の使う芸人も混じっていると言うことにしたらどうでしょうか)
を引付けていた得体の知れない力は異世界へと導かれていた。
異世界と現代を繋ぐ場所が、樹海の、今内村たちが到達した地点にあった。
初め、内村達芸人は、恐れをなして、そこに近寄ろうとしなかったが、
強い引力には抗うことが出来ずに、次々と時空の渦ののようなものに、飲み込まれていく。
気がついたらそこには、現代で暮らしていたのなら、ありえるはずのない景色が広がっていた・・・ 
私が考えていたのはこんな所までです。一応、異世界に引き込まれるまでは、内村をメインに。
その後は、各自好きな芸人を使ってストーリーを進めていければいいな、と思っていました。
必ずしも、この通りに続きを書いて欲しい、などとは言いませんが、まぁ、一応参考までにということで・・。



146 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/16 13:59
>>144
受験ですか・・・
できればもう少し書いて欲しい所ですが残念ですね。
かく言う私も、高校受験生(w
私のほうはそんなに難関校ではないのでネットから離れる事はないと思いますが
お互いがんばりましょうね。

ところで私も小説書き志望でしたが
どうもいい話が浮かばないのと、
好きな芸人さんを自分が勝手に動かすのに抵抗があるので断念・・・
そこで、差出がましいと思われるかもしれませんがこのスレに何らかの形で協力したいので
このRPG小説を編集してみたいと思います。よろしいでしょうか?
ある程度、話の数がたまってきたらまとめてうpしようと思っているのですが。


147 :ヒマヂン ◆9eCHT9nc :02/08/16 14:11
>>143の続き
『くふ…かははははは!!』
不気味に笑い続ける剛の目は見開かれ、一目で狂気に満ちているのが分かった。
『あんた…何かしたんか!』
魔椰アルカナに呼び止められた瞬間こうなったのだ。疑わないわけがない。
『……』
魔椰は笑い続ける剛の目を見据え、何か小声でつぶやきながら印を切るようなしぐさをした。
『…っ!』
糸をいっぺんに切られたマリオネットのように、剛はその場にへたりこんだ。
『…兄ちゃん…兄ちゃん!しっかり…!』
ぐったりとした剛とそれを抱え起こす礼二に魔椰はつぶやいた。
『まずい…。』

148 :ヒマヂン ◆9eCHT9nc :02/08/16 14:44
>>147の続き
礼二と魔椰に楽屋へ運び込まれた剛はようやく意識を取り戻した。
『礼二…あ、えーと…魔椰さんだっけ…俺今…何が…?』
『心を、侵食され始めています。』
『はぁ?何に?』
『先ほどのテレビでは公表を控えてたのですが…
お2人の前世は、共に邪神に立ち向かった戦士なのです。』
『…邪神とか戦士とか、ゲームみたいやな…』
礼二はいぶかしげな顔で魔椰を見つめるが、
正反対に占いには興味がないはずの剛が彼女の言葉全てを受け入れていた。
『で、その僕らの前世は邪神に勝ったのですか?』
『いいえ。』

149 :ヒマヂン ◆9eCHT9nc :02/08/16 15:16
>>148の続き
『残念ながら…敗北しています…。
ジーンは邪神に体と心を乗っ取られ、ザックは邪神と化したジーンの手によって
命を落としたのです。』
魔椰アルカナは(言葉は悪いが)見てきたような事をとつとつと喋り始めた。
『ジーンとザック?俺らの事?』
『そうです。お兄さんがジーン、弟さんがザックです。』
『へぇー!ワシら前世でも兄弟やったんか!それぐらいテレビで言うても大丈夫やったのに。』
突然、魔椰の表情が一変し、すっかりリラックスしてお茶をすすっている剛を睨み付けた。
『ところが、それどころではないのです。』
『?』


150 :ヒマヂン ◆9eCHT9nc :02/08/16 15:42
>>149のつづき
『先ほど、剛さんの人格が突然変わりましたよね…。』
それまで話半分で聞いていた礼二も、急に神妙な顔つきで剛の方をみた。
『そうや、結局何やったんですか?心を侵食されとるとか僕の人格が変わったとか…』
『剛さん、さっきの占いであなたに渡した結果のカードの絵、覚えてますか?』
『確か、車輪みたいな…』
『運命の環(わ)ですね。その名の通り、運命は廻り、繰り返す。という意味…』
魔椰が初めてカードの意味を告げた瞬間、礼二が叫んだ。
『何やてぇ!?ほな兄ちゃん、邪神になるっちゅうんか!?』
『……』
当の剛も少しずつ、点と線が繋がってきたようだ。
『そして…』
2人は見慣れた互いの顔を、じっと見合わせた。

151 :ヒマヂン ◆9eCHT9nc :02/08/16 16:14
>>150の続き
『確かに、テレビでは言えん話になって来たな…』
『でしょう。』
『それで、このままやったら兄ちゃんは邪神になってワシも…何とかならんのですか?』
『…簡単やがな。俺が死んだら…』
『剛さん!!!』
魔椰は今までで最も大きな声で剛を一喝した。
『邪神はあなたが自分の存在を否定する瞬間を狙っているのです。』
『そうか、さっき兄ちゃんがおかしくなったんも
楽屋であんなこと言うてたからか…。危なかったなー。』
『せやけどそれ以外にあるんか?』
自分のそう遠くない運命を知り、剛はやや自暴自棄になっていた。
しばらくの沈黙の後、魔椰が口を開いた。
『一つだけ…あります。』


152 :ヒマヂン ◆9eCHT9nc :02/08/16 16:53
>>151の続き
『前世から…やり直してみるんです。』
『何言うてるんですか…冗談はやめてください。』
『大鏡から行けるかも知れません。』
『鏡!?』
『あの大鏡は、姿を映した者の過去へ続く、扉の役目も果たしているんです。』
あまりにも突飛な話を連発する魔椰だが、先ほどの剛の変化が事実である以上、
今更否定する気にもならなかった。
『鏡からお2人の前世の世界へ行き、ジーンとザックとして邪神を討ち倒せばきっと…
そこまでうまく行くか、保証は出来ませんが…。』
『向こうに行ったとして、戻って来れへんかったら…てのもあるか。』
否定はしないが、不安は多い。
礼二の不安を察したのか、突然剛が立ち上がった。
『何もせえへんまま、俺が俺でなくなるよりはマシや。こうなったら足掻きまくったる。
魔椰さん、鏡、見して下さい。』
『兄ちゃん…』
『俺かて長男や。やる時はやったる。』
口を真一文字に結び、魔椰が持つ「運命の環」のカードを見詰めるその姿は、
小柄ながらも決意に満ちた戦士のそれだった。


153 :名無し:02/08/16 17:24
剛「うわあぁ〜〜〜〜〜」
礼二「兄ちゃん、どないしたんや」
占い師「ヤバい変な時空が・・・」
剛「なんだこのイナビカリは〜〜〜〜〜〜」
礼二「兄ちゃん・・・」
剛「礼二・・・・・うわあぁ〜〜〜〜〜感じるジャッカルビデオ・DVD好評発売中で〜す」
礼二「・・・兄ちゃん・・・」
ーーー強は闇の中へと消えていった・・・−−−(続く)

154 :名無し:02/08/16 17:47
占い師「礼二さん、このまま闇の世界とは逆の光の世界へ行って下さい」
礼二「そこへ行ってどないするんや」
占い師「光の世界へ行って6人の賢者を探してください6人の賢者はきっと貴方を助けてくれるでしょう・・」
礼二「ほな・・・そこへ行けばなんとかなるんやな?」
占い師「はい・・・さぁ早く」
ーー鏡が開くーー
占い師「・・・生きて・・帰ってください」
礼二「あぁ」
占い師「検討を・・・祈ります」
ーーーこうして礼二は光の世界へ行ったのだった・・・(続く)

155 :名無し:02/08/16 17:59
153へ強ではなく「剛」です

156 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/16 18:32
高校受験っすかー、このスレ結構年齢層低いですね。
二十歳以上の方居るんだろうか・・・ちょっと不安。

157 :ヒマヂン ◆9eCHT9nc :02/08/16 20:10
(;´Д')嵬ァーイ…
それにしても二人が離れちまったみたいだな…
まぁ剛vs礼二の構図も面白いかモナ…
…問題はどうやってつなげようか…

158 :名無しさん@お腹いっぱいなのら(123):02/08/16 20:25
これがリレー小説の怖いところですね…つ、つなげるの難しい。
というか名無しさんってあ(以下略)
私も一応大体まとまってるんだけど…、いつ上げようかなぁ。


159 :名無し:02/08/16 20:32
礼二「あぁ〜これからどうしよう」
男1「こらぁー待ちやがれ〜〜」
???「許してください」
礼二「・・・・植松・・」
???「助けて〜」
男2「このやろ〜このダイエット薬1週間飲んでるのにまだやせねぇぞ」
???「これには個人差が・・」
男1「何が個人差だ」
いかにもひ弱そうな少年をボコボコにする大人たち、そして見かねた礼二は
礼二「おりゃーーーー次は〜新宿〜新宿〜」
男4「何だこいつ」
男1「逃げようぜ」
???「ありがとうございます」
礼二「・・・植松・・こんなトコで何してるんや」
???「違います、僕は植松じゃありません僕の名前はハーミア言います」
礼二「・・ハーミア・・」
ハーミア「所で・・貴方の名前は」
礼二「俺の名前は礼・・いやジーンだよジーン」
ハーミア「ジーン・・」
この少年が6人の賢者のうちの一人だとは礼二はまだ知らなかったのだった
(続く)

160 :名無し:02/08/16 20:43
ザックの間違いじゃないであろうか

161 :名無し:02/08/16 20:49
ハーミア「どっちなん」
礼二「ザックよもう」
ハーミア「所で・・ザックはどこから来たの」

162 :ヒマヂン ◆9eCHT9nc :02/08/16 21:01
名無しで中川家話書いてる方へ業務連絡。
剛→ジーン、礼二→ザックです。
それと…この際だから剛ルートと礼二ルートに別れて書きませんか?

163 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/16 21:17
中川家の専属の書き手さんはヒマヂンさんだと思ってたんですが・・・。
この状況ってどうなんでしょう?
名無しさんがよく分からない。

164 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/16 21:57
>104、続いてます。

「うそだよなあ・・・?」
小林や千原が止める暇もなく、ふらふらとその足元に歩み寄った日村。
「うそだよなあ?設楽ぁ・・・。
なんか、仕掛けしてあるんだろ?
そんで、顔色とかもメークして、・・・俺たち、脅かそうとしてんだよなあ!?」
現実を受け入れようとしない、受け入れたくない、そんな姿。
痛々しいとしか、言いようのない光景。
「なあ、早く降りてこいよ。
お前・・・、・・・っほんとに、死んじゃうぞ?」
必死に呼びかける日村の背後で、
「コバケン」
「ん?」
「・・・早よ、」
岡田は最後まで言わなかった。が、小林はため息混じりにうなずいた。
それを大上と礼二にも伝え、
「ヒムケン頼む」
そういうと、4人は設楽を下ろしにかかった。

設楽は目を閉じていた。



165 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/16 22:45
素朴な質問してスマソ。
中川家の話にこれから多数出てくるであろう
芸人のRPG絡めていくのは有りですか?

166 :ヒマヂン ◆9eCHT9nc :02/08/16 22:58
今のところ礼二サイドが絡みやすいかも…と言ってみるテスト。
>>60ぐらいにあるローカルルール(バトロワ用だけどだいたい同じ)を 守ってマターリいきませう。

って…偉そうやなー漏れ。。剛サイド書いたらちょっくら逝って来る。

167 :名無しさん@お腹いっぱい。ちょこっとバトロワ。:02/08/16 23:13
164は自分です。
名前書き足すの忘れました。

168 :ヒマヂン ◆9eCHT9nc :02/08/16 23:30
>>153(ぐらい)の続き
あの闇に吸い込まれてどのくらい経っただろう。
果てしなく深い海の底へ沈むような感覚に剛は身をゆだねていた。
『…すか…聞こえますか?』
『!?』
剛の耳に、聞き覚えのある声が響いた。
『魔椰さん?どこにおんねん?俺、いったいどうなるんや?』
ところが、状況をつかもうとする剛を無視し、その声は続けた。
『彼方より遣われし風と雷の戦士、ジーンよ。
目的は分かっていますね?』
『ジーンて……そらぁ、邪神を倒すことや…』
『しかし、あなた一人では無理なのも分かっていますね?』
『そうやろ…』

169 :ヒマヂン ◆9eCHT9nc :02/08/17 00:02
>>168の続き
『あなたが挑む敵は邪悪ではあれ、神です。
倒すには大きな犠牲が必要になるでしょう。
しかし、安心して下さい。
見事邪神を討ち果たした暁には、彼が奪った命を全て地上へ返すことを約束致します。
今は仲間と戦い、力を付けるのです!
そして、必ずや、帰って来るのです。あなたと、あなたを待つ者の為に…。』
『仲間って…!礼二は!?…ザックは!?おーい!!』
言いたいことだけ言って声は聞こえなくなった。
『痛っ…』
急に腰に痛みを覚え、あたりを見回すと、そこは草原の真ん中だった。
頬に当たる風が心地いい。

170 :ヒマヂン ◆9eCHT9nc :02/08/17 00:26
>>169(略
草原のド真ん中に剛は腰をさすりながらへたりこんでいた。
『あいたた…何で腰痛いんやろ…それよりここどこやねん?
礼二も置いて来てしもうたし…何やもー、訳分からんわ…』
これ以上考えてもラチがあかない、下手したら…と考えた(!)剛は、
とりあえずその場にコロンと横になった。
『もしかして…ホンマに前世に来てしもうたんか…誰かに聞いたら早いねんけど…誰もおらんしな…』
久しぶりに触れる暖かい地面と、やさしく吹き抜ける風に包まれ、剛はいつしか眠っていた。
そして夜が来た…。

171 :名無しさん@お腹いっぱいなのら:02/08/17 01:48
 目を開くと、周りがいつもと違う雰囲気になっていた。
まだ目の前がぼんやりしているので周りに何があるかは分からない。
だけど、何かが違ってる。
ゆっくりと目をこすり瞬きを数回すると目の焦点がだんだん合ってきた。
すると今まで見たことの無い光景が目に入った。
レンガの壁、クモの巣が張っている暖炉、妙な液体が入っている瓶が置いてある棚
変な文字のタイトルが本がぎっしり詰まった本棚。
いつのまにか自分が寝かされていた妙な金細工がしてあるベッド、
どこを見てもとても今の時代には不似合いな物ばかり置かれている。
陣内智則はしばらくの間ベッドに腰掛け呆然としていた。
意味不明。その言葉だけが頭を埋め尽くす。
(どうして俺はこんなところに…。俺今まで一体何してたっけ…?何や…何…)

172 :名無しさん@お腹いっぱいなのら:02/08/17 02:02
「気がつきなさったかい?」
 突如耳に入った声は錯乱気味の思考をさえぎった。
いつのまにかうなだれていた頭を起こす。
深緑の服を着た老人が目の前に立っているのが視界に入った。
「全く、お主が庭に倒れておった時は驚いたわい」
老人はポットとカップらしき物を小さな丸テーブルに置いた。
「あの、すいませんけど…」
陣内が恐る恐る問いかけるが、老人は振り向こうともせずに独り言を呟いている。
「全く、ワシがせっかく育てた花の上に堂々と寝転がって」
「いや、あのう…」
「雷が落ちたかと思ったわい、大きな音が庭から聞こえてきて…」
「じいさん!!」
「んぁ?」
ぼけているのかわざとなのか。やっと老人は陣内の方に振り向いた。
「あのね、僕が聞きたいのはそんなん違うんですよ!僕が聞きたいのは…」
「ほれ」
ベッドから立ち上がる陣内の目の前にさっきのカップが突き出された。
「飲みなされ。」
「いや、違うんですって! 今は茶が欲しいんや無くて!」
「焦るでない。十を求めるならまず一からじゃろ?まずは落ち着くことからじゃな」


173 :名無しさん@お腹いっぱいなのら:02/08/17 02:09
そう言われてしまうと…渋々陣内はカップをゆっくりと取り、お茶を一気に飲み干した。
リラックス効果があったのだろう。しばらくするとだんだん興奮が収まってきた。
「少しは落ち着いたかの?」
「…はい」
老人はうんうんとうなずきながら自分もお茶をゆっくり飲みほす。
「聞きたいことがあるんじゃろう?ワシの答えられる範囲なら答えてやれるぞ」
陣内は少し黙り込んだ後、ゆっくりと尋ねた。
「ここは何処なんですか?」

174 :名無しさん@お腹いっぱいなのら:02/08/17 02:11
「む…?」
老人のしわの寄った細い目が見開いた。
「僕、何でここにいるか分からないんです。どうやって来たのかも覚えてなくて」
「…お主…」
老人は何かを言いかけ、そのまま黙り込んで椅子に座った。
しばらく部屋が静まり返った空気の中、何か考え込んでいた老人が先に口を開いた。
「よかろう。質問に答えよう。ただし、答えはこの先にある。」
そう言うと老人はドアをゆっくりと開けた。
薄暗い部屋に光が射し込む。言われるがままに陣内はドアの外へと出た。

175 :名無しさん@お腹いっぱいなのら:02/08/17 02:16
想像を絶する光景が広がっていた。
自分の居る小さな家がある丘の下に広がる森。
その森を二つに分けるように流れる大河。
その川は白く輝く山脈につながっている。
山脈の向こうはあまりよく見えないが、草原の切れ端がわずかに見える。
「…何やねんこれ」
あまりにも壮大な光景を目にした驚きで陣内はドアの前で固まってしまった。
ここがどこなのかは分からない。しかし、一つだけはっきりしたことがある。
「ここは、俺のおったところやない」
老人が一つ本を手に持って家から出てきた。
「やはり、そうだったのじゃな」
老人は固まっている陣内の側を通り過ぎ、そして振り向き景色を背にして言った。
「答えは、ここはお主にとっての、異世界だということじゃ」

176 :名無しさん@お腹いっぱいなのら:02/08/17 02:21
…異世界…じゃあ俺は今までどこに…
…baseの…楽屋で…
「あっ…!」
楽屋を思い浮かべると、連鎖的に断片的な映像が次々と浮かんできた。
異世界という言葉に呼応したのだろう。
なぜか思い出せなかった今までの記憶が構築されはじめた。
何かを取り戻したような陣内の様子を見て、老人は尋ねた。
「今度はわしから質問じゃ。お主はどうやってこの世界に来た?」 

177 :トニー谷:02/08/17 09:42
170の続き
手下1「見つけたぞ」
手下2「なにをですか」
悪の頭「こいつは・・もしや伝説の・・」
手下1「伝説の・・・」
悪の頭「こいつを城に連れて行って魔女様に貢献するぞ」
手下2「いいんですか・・・見ず知らずの人間を」
悪の頭「いいからもう行くぞ」
ーーーこうして剛はさらわれちゃいましたーーー(続く)

178 :sage:02/08/17 12:43
sage

179 :sage:02/08/17 12:44
sage

180 :名無しさん@お腹減った:02/08/17 12:50
>>164さん、何気に楽しみなんで頑張ってください♪
ところで途中出てきた「岡田」はますおかの?
設楽が死んだり・・・・なんだか事務所が限定されてなくて嬉しいです。

勿論ファンタジーの方も楽しみッス!
みんながんがれー!

181 :ヒマヂン ◆9eCHT9nc :02/08/17 22:34
>>177
満月の光を避けるように、剛をさらった一味は森を進んでいた。
『なぁー…コイツひょっとして死んでるんじゃないか?』
『バカかお前?よく見ろ、スースー寝息立ててるじゃねぇか。』
『こんなに揺られても目ぇ覚まさねぇなんてある意味スゲーよ。』
はじめは起こさないようそぉーっと抱えて連れ去る作戦だったが、
歩くにつれて腕が痛くなり、子分達はグチを漏らし始めた。
『テメーラそんなに騒いだら起きちまうだろ!もうちょっとだ、我慢しろ。』
情けない子分を親分が叱咤する。
やがて一行は森を抜け、小さな城へたどりついた。

182 :名無しさん@お腹いっぱい:02/08/17 23:54
だりかナイナイで小説書いて

183 :名無しさん@お腹いっぱい:02/08/17 23:55
もとむナイナイ

184 :名無しさ-ん@お腹いっぱい:02/08/18 00:22
age

185 :名無しさん@お腹いっぱい:02/08/18 19:19
あげ

186 :名無しさん@お腹いっぱい。ちょこっとバトロワ。:02/08/18 20:11
>180
そういってくれるとうれしいです。
お察しのとおり、「岡田」とは「ますだおかだ」の岡田さんです。

・・・・・・が、まずいことに、結末が先に浮かんでしまって途中が
まったく書けなくなっております。
誰か続けてくれ〜い。

187 :トニー谷:02/08/18 20:41
日村「・・・・設楽・・・」
おかだ「ヒムケン・・」
日村「何で・・何で設楽が死ななければならなかったんだー」
Jr「・・・・たぶん設楽は重要な証拠を見つけてしまった・・・犯人はバレると思って設楽を殺した・・」
日村「したらーーーーーー」
伊藤「・・・・そう言えば・・・白川さんも同じように・・」
飯塚「伊藤、・・あいつは事故で死んだんだよ」
セイジ「どういうことだか・・・せつめいしてもらいましょか」
伊藤「・・・千原さんたちはわかんないとおもうけど白川さんは「てんだらぁ」と言うコンビのツッコミ人でたまにオンバトに出てたすんごく綺麗な人で
人なの」
セイジ「ほ〜」
伊藤「このライブにもちょくちょくでてたんだけどある日白川さんはオンエアバトルの撮影中天井のワイヤーにからまってそのまま死んじゃったの」
セイジ「んで?」
伊藤「警察は事故だって言ったけどあれは絶対殺人よ」

188 :トニー谷:02/08/18 20:55
トヨモト「あれは凄かったよな〜新聞のトップもかざったしね〜」
磯山「マスコミもけっこー好き勝手に書いてたし」
ますだ「でも浜本も気の毒にな〜」
セイジ「・・浜本・・」
増田「白川の相方だったひとだよ、今は病院にいるらしいよ」

189 :ヒマヂン ◆9eCHT9nc :02/08/18 21:50
>>181
玉座には妖艶で美しい女が座っていた。
彼女がこの城の主で、悪党達を率いる魔女、ビリオンであった。
『ビリオン様、ただ今戻りました』
『ご苦労だったわね。収穫はあった?』
『はっ、ちょっと変わったものを見つけまして…今は地下牢に放り込んであります。
何せずっと眠りっ放しで…どうされますか?』
『そうね…今日はもう遅いし、明日にするわ。あんたも下がっていいわよ。』
『はっ…』
『ふふ…どんな男かしら…明日が楽しみだわ。』
窓から差し込む月の光が、
ビリオンの周りに散乱している無数の白骨を照らしていた。

190 :ヒマヂン ◆9eCHT9nc :02/08/18 22:15
>>161
『どっからって言われてもなー…』
ハーミアと名乗る植松にしか見えない少年に
いきなり核心を突かれ、礼二は困り果てていた。
『……やっぱお前植松やろ。』
『誰なんですかソレ。そんな変な名前なわけ
…って話ズラすなオッサン、しまいには不審者や言うて通報するぞ。』
このガキ助けてもらったクセに…と喉まで出かかったが
確かに今の自分はハタから見れば不審者でしかない。くそぉ。
『ん〜、ワシな、海から来てんねん…話せば長くなるけど…ええか?』
『助けたお礼に聞いてやるよ。』
コイツ後でシバイたる…!と喉まで(略)

191 :トニー谷:02/08/18 22:35
ー礼二(ザック)達は港の方へ行ったー
礼二「本当にこいつ賢者か・・・これは何だ」
ハーミア「あ・・大道芸だ・・」
ー港では一輪車に乗ってる少年が剣を飲み込んでるー
大衆「スゲーぞ」
???「さぁーさぁーみなさんこれからこの炎を飲み込んで見せるさー」
礼二「・・・・・・与座・・・・・」
ハーミア「すげー丸呑みだ〜」
大衆「アンコール、アンコール」
???「じゃーつぎはジャグリングを・・・」
ーそしてー
???「じゃーこの帽子にお金を入れてさー」
礼二「・・・・与座・・・お前与座だろ・・・・」
???「与座・・・違うさー俺の名前はオーベロン言うさー」
礼二「オ・・・オーベロン・・・」(続く)

192 :ヒマヂン ◆9eCHT9nc :02/08/18 22:37
>>190
『あれは20年前…ワシと友達は魔物にさらわれて奴隷として働かされたんや。
毎日毎日ヘンな神殿作らされて…いつか逃げよう思うとった。
そしたらある日、ワシらのアイドルやった奴隷の女の子が看守の大事なお皿を割ってもうて、
そりゃーヒドイ罰を食らわされとった。ホンマ、死ぬんちゃうかと思ったから、ワシら丸腰やったけど
友達と一緒に看守ブチのめしたったんや。どや、カッコええやろ。』
『( ´_ゝ`)フーン』
『……。…んで、このままやったらヤバいから逃げぇって奴隷の仲間が言うねん。どうやって逃げたと思う?』

193 :ヒマヂン ◆9eCHT9nc :02/08/18 22:40
Σ(´Д`;)…!!

194 :ヒマヂン ◆9eCHT9nc :02/08/18 23:00
>>192
『あんな、さんざんコキ使われた挙げ句死んだ奴隷はタルに入れて海に流すんや。
…もう分かったやろ?ワシ生きたままタルん中入って海に流してもろうて、ドンブラコッコドンブラコッコ…
で、見事脱出や!ただ友達はどっか別んトコに流れてもうたんかな…どうしても見つからへんねん。』
…と、礼二は退屈そうなハーミアに昔やったゲームのストーリーを
さも自分の体験かのように話して聞かせた。
(何とかなったかな…)と安堵の表情を浮かべた礼二にハーミアは言い放った。
『その体が入ってしかも海に浮くタルがどこにあるかコラ』

195 :ヒマヂン ◆9eCHT9nc :02/08/18 23:18
>>194
どこまでもクソ生意気なハーミアに礼二はついにブチ切れた。
『何やとゴルァーーー!』
30のええオッサンが少年に右アッパーをお見舞いするのは決してマネすべきものではないが、
奇跡はそんなところから起こってしまった。
礼二のアッパーをモロに食らって吹っ飛んだハーミアだが、
すぐに起き上がると、
『…炎と…大地…ザックか。』
と先ほどとはまるで違う真剣な眼差しを礼二に向けた。
『ハァ?』
『炎と大地の戦士ザックよ、私が賢者ハーミア。お前をずっと待っていたぞ』
『…何言うてんのや?』
『港へ行くぞ』→>>191

196 : :02/08/18 23:42
sage

197 :ヒマヂン ◆9eCHT9nc :02/08/19 00:26
>>189
変わったもの=剛は、地下牢の堅い床の感触でようやく目を覚ました。
『何や寒いな…!?』
狭く、冷たく、よどんだ空気。
目の前の鉄格子を見る限り、とても「倒れている所を誰かが助けてくれた」とは思えない。
『…牢屋か…誰かおれへんかな…オーイ!オーイ!誰かー!』
しかし剛の呼び声は苔まみれの石壁に吸い込まれ、返っては来ない。
…どのぐらい経っただろう…
長く、重い静寂が確かに剛の心を圧迫していた。
…次第に心臓の鼓動が速まり、小刻みに震えるその手はじっとりと汗ばんでいた。
『…怖い…怖いんや……礼二…』

198 :ヒマヂン ◆9eCHT9nc :02/08/19 00:57
>>198
2年前の「古傷」がよもやこんな所で…
カゼも虫刺されも心の病も、ぶりかえしたらタチが悪い。
無限に続く静寂に剛の精神があぼーんしそうになったその時、
『ぅにゃぁ〜』
猫好きの剛にとっては何よりも癒やし効果抜群の鳴き声が地下牢に響き渡った。
その後から
『こら!待ちなさい!モノ!』
と若い女性の声と足音が。
誰か来た!
『すんませーん!ちょっとー!』
しかし女は暗い地下で猫を探すのに必死らしい。
『猫のが大事なんかいな…ん?』
『ふなぁ〜ぉ』
気が付くと鉄格子の間を抜けた猫が剛の足に擦り寄っていた。

199 :ヒマヂン ◆9eCHT9nc :02/08/19 01:22
>>198(↑しくじった)
ラッキーどころの騒ぎではない。まずは確保せねば。
『かわいいなぁ〜よしよし…抱っこするで?』
猫は人を選ぶらしいので下手すれば嫌がって一発で逃げられることもありうる。
でもこの猫は剛が抱っこしてもマターリとした顔で、引っかくそぶりもない。
程なくしてメイド服を着た女が剛の鉄格子の前にやって来た。
『あー!モノ!やっと見つけた…はぁはぁ…』
『へぇーモノちゃんて言うんですか。モ〜ノ〜ちゃん♪』
『あの…返していただけますか?一応ビリオン様が大事にしてらっしゃるので…』
『ビリオン?』

200 :ヒマヂン ◆9eCHT9nc :02/08/19 01:47
>>199
『この城の主で、もう何百年も生きている大魔女なんです。』
『で、君がその大魔女の召使いさんなんや。…じゃぁな…』
剛はしぶしぶ猫を鉄格子の隙間から差し出した。
『はい。この猫のお世話も…逃がしたりしたらきつく叱られますので今もこうして…。ありがとうございます。』
『そう言や、名前聞いてないな。俺はつ…ジーン。』
さっきと違い、こんな所で初対面の人間とサシで話しても
全くブレていない己の精神に剛は内心驚いていた。
しかし、メイドの名を聞き、剛はさらに驚いた。つぅか耳を疑った。

『コロモです。』

201 :ヒマヂン ◆9eCHT9nc :02/08/19 02:06
>>200
『コロモぉ!?』元の世界でも見せた事のないような剛のリアクションにコロモは少しむくれていた。
『そんなに変ですか?私の名前…』このまま帰られては困る剛は慌てて理由を話した。
『い、いや…ウチで飼ってた猫と同じ名前やったからついビックリしただけや。』
剛は急に元の世界のコロモの方が気になり、つい本音を漏らしていた。
『…心配してるやろなぁ〜…ご主人帰って来ぃへんから…』
それを聞いたコロモは急に顔を曇らせ
『…ごめんなさい…もう…猫のコロモちゃんには会えないかも…』
と一言つぶやいた。
『何で?』

202 :ヒマヂン ◆9eCHT9nc :02/08/19 02:30
>>201
メイドのコロモは剛の顔をしばらく見つめ、言葉を選びながら話し始めた。
『ビリオン様は何百年も生きているって先ほど言いましたよね…。
それは…若く、強い男を捕まえて…その…生命力とか…精気を吸い取っているからなんです…。』
それを聞いた剛はいつか見たドラキュラのコントで、
血を吸われ過ぎた女の体がペッタンコになる様を想像し、愕然とした。
『…イヤや…そんな…ミイラみたいなって死ぬん…』
しかしコロモは、この状況ではあまりにも意外すぎる言葉を剛にかけた。
『でも、あなたは風と雷のジーンなんでしょ?』

203 :トニー谷:02/08/19 09:59
剛「・・・どーゆーこと・・」
コロモ「・・・・実は・・・」
手下1「おい囚人、ビリオン様がお呼びだ」
剛「ふぇ・・・・・?」
ーそしてー
ビリオン「ほう、こいつが風と雷のジーン・・・」
剛「すいませ〜ん精気とか命を吸い取るのだけはかんべんして下さい〜(泣)
ビリオン「私はそんなのでお前を呼んだのではない」
剛「???????」
ビリオンは剛を何のために呼び出したのであろうか・・・(続く)

204 :ヒマヂン ◆9eCHT9nc :02/08/19 12:14
>>203
既に夜は明け、城内は穏やかな日差しに満たされていた。
昨晩とは別人のような優しい瞳のビリオンは剛を見つめ続けていた。
その熱い瞳と足元に転がっている白骨のギャップに剛は戸惑い、無意識に目をそらしていた。
蛇ににらまれた蛙…と言うより
早く帰りたい失敗お見合いだ。
『…あの…』
沈黙に耐えられず先に口を開いたのは剛だった。
『…じゃ、何のために僕は…?あと…それと…あんまりそんな見られると…』
ビリオンはフフっと軽くほほえみ、ようやく剛から目線を逸らした。
『心の風に邪魔されてまだ、答えが出ない?』

205 :age:02/08/19 14:22
あぐぇ

206 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/19 17:40
>>146で編集したいと申し出た者ですが
皆さんの反応が無いまま取り掛かっていました・・・
途中まで出来ているのですがどうも>>152−154前後の
ヒマヂンさんの小説と名無しさんの小説の状況がよく分かりませんです。
そのまま繋げてしまって問題無いですか?

207 :ヒマヂン ◆9eCHT9nc :02/08/19 17:53
>>204
『自分は何のためにここにいるのかねぇ…そんなもの、簡単に分かるわけないわよ。』
『今聞いたのはそんなテツガクめいた話やなくて、
あなたは僕をどうしたいのかって。
コロモさんから、あなたのやってる事を聞いた時はもうオシマイや思いました。でも何か違うみたいやし…』
『うふふ…どうして欲しい?』

さんざん焦らすビリオンに(酒が入ってなければ)温厚な剛もついに怒りが爆発した。

『ええ加減にして下さい!!
さっきから心の風とか何や訳の分からん事ばっかり…
僕はねぇ、邪神を倒さなあかんのですよ!その前に弟も探さなあかん!!
弟と2人じゃいろいろ大変やから仲間も見つけたほうがええやろ。戦い慣れて強くもならな!!
僕のためにも、弟のためにも、未来のためにも…ここでアンタのオモチャにされる訳にはいかんねや!!
分かります?分かったら早よ帰らせて下さい。』


208 :ヒマヂン ◆9eCHT9nc :02/08/19 17:59
>>207
闇に飲み込まれ、草原でしこたま腰を打ちつけ、この城に拉致され、
とんでもない魔女の前に突き出され…
次々に降りかかる不可解な現実にずっと押し込められていた
己の目的、希望、不安を
剛は全て吐き出していた。

しばらくの沈黙が流れた後、ビリオンは
今までの挑発的な口調から、はぐれた我が子を見つけた母親のような
優しく柔らかい口調で言葉を返した。

『分かってるじゃない。』


209 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/19 18:01
>187のトニー谷
推理編の登場人物は、千原兄弟、陣内智則、ハリガネロック、中川家、
ラーメンズ、北陽、バナナマン、ますだおかだです。
そして現時点では、陣内さんと設楽さんが殺害され、陣内さんの件で、なぜか
中川のお兄ちゃんが自首してしまった・・・ということになってるんです。

余計な口出しかも・・・。

210 :ヒマヂン業務連絡 ◆9eCHT9nc :02/08/19 18:11
>>206
こんな電(自粛)な文章を…オツカレサマです。
あそこはね…本当はもうちょっと間に入れるつもりだった所です。
ちょっと目を離した隙に(以下略)
まぁー仕方がないのでそのままでええですよ。

しかしいつまで持つかな…漏れ。


211 :206@お腹いっぱい。:02/08/19 18:58
>>210
ご回答どうも有り難う御座います。私も夏休みで暇人なので。
このスレの小説、とても面白いと思っているので是非続きを読ませてください。
書き手の皆様、応援してます。

212 :名無しさん@お腹いっぱいなのら:02/08/19 19:34
ちょと質問です。
専属の書き手さんがいるのに他の人が書かれるというのはまずいんでは?
私自身勘違いしていた部分もあるので、あまり偉そうなことは言えませんが。
>ヒマヂンさん
お疲れさまです…。毎回ホントに大変ですねぇ…
同じファンタジー班として頑張りましょう。

213 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/19 22:05

■ローカルルール■
○書き手用○
・どのレスの続きかを必ず明記する事。文章の最初に >>レス番号 をつける。
・文中で芸人が死亡または同盟を組んだ、仲間になったなどの場合は、最後に必ずその旨を明記。
・文章が長くなる場合は、一度メモ帳やエディタで作成、確認してから連続コピペを推奨。
・長編になる場合は、このスレのみの固定ハンドルを使用する事を推奨。
・これから書こうと思う人は、必ず過去ログに目を通す事。
 ※専属の書き手がいる芸人は無闇に動かさない。
 ※専属芸人の続きを書きたかったり、自分の話と繋げたい場合は、スレ内で呼びかけ確認を取る。
 ※長期間放置されたままで、明らかに前の書き手がいないと思われる場合は、新たな書き込み可。

一応、これがローカルルールとなっている筈です。

214 :213:02/08/19 22:12
ええと、自分は何様でもないのですが、
せっかく色んな芸人を出せるようにRPGにしたのですから、
同じ芸人さんを数人の書き手さんで共有するよりも、
それぞれの方が色んな芸人さん使ったらいいんじゃないんでしょうか?
数人で書かれると話に矛盾が出てきますし、

※専属の書き手がいる芸人は無闇に動かさない。
※専属芸人の続きを書きたかったり、自分の話と繋げたい場合は、スレ内で呼びかけ確認を取る。
※長期間放置されたままで、明らかに前の書き手がいないと思われる場合は、新たな書き込み可。

これをちゃんと使えば、書きたい芸人さんが重なっても
話の帳尻合わせに苦労することはないと思います。
ほのぼのと、楽しみましょう。
・・どうでしょ?

>ヒマヂンさん、本っ当にお疲れ様です(苦笑
年齢層の若さゆえでしょうか、この素敵な状態は。

215 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/19 23:11
  陣内編まだぁ?
 ̄ ̄ ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     ∧_∧
    ( ・д⊂ヽ゛ ∩
    /    _ノ⌒ ヽ.
 ( ̄⊂人  //⌒   ノ
⊂ニニニニニニニニニニニニニ⊃


216 :名無しさん@お腹いっぱいなのら:02/08/19 23:16
>>176の続き
この世界に放り出される前、陣内はbaseよしもとの楽屋にいた。
後少しで単独ライブの幕が上がるというのに肝心のネタに使うMDが見つからない。
「あー、どこいったんやー!」
「陣内さんまだここに居たんですか!」
なかなか舞台に来ない陣内を心配してADが楽屋に駆けつけてきた。
「もうすぐ舞台始まってしまいますよ!ヤバイですよヤバイですよ!」
「そんなこと言ったってMD無いねん!あれなかったら俺ネタ出来んし!どーせいっつーの!」
「え!? …陣内さん、さっきMDはさっき音響に渡したって言ってたはずじゃ…」
「え?」
(あ、そーいやbaseに着いたときにすぐスタッフの所行って渡してたような気がする)
「あー!せやったせやった!そら楽屋捜してもないわな!」
「…とにかく急いでください!もうほんとヤバイですよ!」
ヤバイヤバイと連呼しながらADは走って楽屋を出ていく。

217 :名無しさん@お腹いっぱいなのら:02/08/19 23:20
「俺ホントにヤバイかもな。数時間前の事忘れてしまうって、これもストレスなんかな」
最近はTV出演も増えて忙しくなってきたせいか、かなり疲れが溜まっているのを実感していた。
急に耳鳴りがしたり、酷いときには幻聴が聞こえてくることもあった。
人間の叫び声が聞こえるときもあれば、何を言ってるのかは分からないが誰かの声が聞こえることもある。
その声は叫び声というより、こちらに語りかけて来るような調子の声だったが。
そして、耳鳴りや幻聴が聞こえてくる時に限ってどこかに連れて行かれそうな感覚に襲われる。
もしまた舞台で耳鳴りやら幻聴が聞こえたら。引き寄せられる力に負けてしまったら。
一体、どうなってしまうのだろう?
「陣内さーん!どうしたんですかー!?」
楽屋の向こうから叫ぶADの声で陣内は我に返った。

218 :名無しさん@お腹いっぱいなのら:02/08/19 23:23
(何ぼーっとしてんねやろ。今そんなこと心配してもしょうがない、仕事や仕事)
とにかく舞台に急がなければ、陣内は楽屋の階段をかけ上がる。
「あっ……?」
体がふらつく。足下がおぼつかない。一瞬貧血を起こしたのかと思った。
しかし次第に揺れは激しくなり、地鳴りのような音が響きはじめる。
「じ、地震!? わ、わっわっちょっ……! あーっ!」
あまりの揺れに体がバランスを崩し、床に吸い込まれるように後ろに倒れていく。
天井が視界に入ったとき、頭に強い衝撃が走った。
「痛あっ!くそ、何でこんなときに」
頭をさすりながら起きあがろうとするが、体に力が入らない。
「あっ…れ?」
周りを見わたしてもぼんやりとしか見えない。
それどころか周りが黒で塗りつぶされたようになって何も見えなくなっていく。
まるで暗闇に包まれたかのように。

219 :名無しさん@お腹いっぱいなのら:02/08/19 23:27
そして、いつもの幻聴が聞こえてくる。
大きな爆発音。耳をふさぎたくなるような金属音。甲高い叫び声。
全てが群れをなして耳に押し寄せてくる。
「い、嫌や、嫌や嫌やぁあ!」
恐怖感、不快感、束縛感、全てを振り払おうと叫んだ声は黒一色の世界に響く。
叫び声の反響の中に別の声が混じっているのを感じた。
その声は、自分に語りかけようとしていた声。
今までは何を言っているかは分からなかったが、今は意味が分かる部分が一つだけある。
『来て』
(…誰!?誰の声なんや!?)
二つの声が響く黒塗りの世界は、波紋が広がるように白い世界へと化していく。
叫び声も、金属音も、誰かの声も、自分の声も。
全て聞こえなくなって。

220 : :02/08/20 05:36
sage

221 :名無しさん@:02/08/20 10:33
一方の礼二はハーミアとオーベロンと名乗る少年と旅をしていた
礼二「あ〜疲れた」
ハーミア「おっさんだらしがないの〜」
礼二「るっさいおっさんって言うな」
オーベロン「今日は暗くなったからどっか泊まろうさ〜」
礼二「でもここらへん宿とかないで」
ハーミア「でもここにバーがあるよ」
礼二「よし、きょうはここで飲むぞ」
オーベロン「でも俺達未成年さ〜」
礼二「つべこべ言わずに入れ」
ーーこうして礼二達は古びたバーへ入ったーーー
オーベロン「っつてここ・・・・・」
ハーミア「オカマバーやんけ」
店長「いらっしゃいませー」
ハーミア「帰りてー」
礼二「まぁしょうがないやんけ」
店長「じゃーさゆりちゃ〜んお願いね〜」
ーーーそしてーーー
???「どーもさゆりです」
礼二「・・・大熊・・・」
ハーミア「スナウト・・・・スナウトやろ・・・」
スナウト「・・もしかして・・・ハーミア・・・」
ハーミア「お前・・・よく生きてたな〜〜〜〜」
礼二「・・・・・・」
突如現れた謎のオカマは後の僧侶スナウトだとはまだ知る由はなかった・・・(続く)

222 :ヒマヂン ◆9eCHT9nc :02/08/20 19:07
>>208
『…それが今、あなたがここで生きている理由よ。』
なんだか手の平で踊らされているような気がして、
余計頭に血が上りそうな剛を制止するかのように
ビリオンは立ち上がり、足元の白骨をローブの裾で払い除けながら続けた。
『ここに転がってる男達は、あなたよりもはるかに強くて、たくましい戦士ばかりだったわ。
みんな邪神を倒す為に魔法の力が欲しいって私の所を頼って来たんだけどね…
みんな、矛盾に気付いてないの。』『矛盾?』

223 :ヒマヂン ◆9eCHT9nc :02/08/20 20:47
>>222
剛の頭の中はフル回転していた。
自分の言葉に矛盾はなかったか?と…。
確かに礼二の事は気になるが、自分の事を何とかするのが先だ。
「早く帰らせろ」とも言ったが、どこに帰るんだ…。
そのあたり突っ込まれたらどうしよう…
ビリオンはそんな剛に軽く微笑み、コロモを呼び出した。
『コロモ、やっと本物のジーンを見つけたわ。宝物庫にご案内して。』
『さっきは適当に言ってみただけだったんですが、
やはり本物のジーン様だったのですね。さぁ、こちらへ。』
剛はビリオンの微笑みを背に、城の最上階にある宝物庫へ向かった。

224 :名無しさん@お腹いっぱい。ちょこバト。:02/08/20 21:18
「ちょこっとバトロワ」を略して「ちょこバト」。
で、>188。
冷たくなった設楽を置き去りにするわけにいかず、メンバーはその場――
談話スペースにとどまっていた。
「・・・二人目、か」
タバコに火をつけながら、小林がつぶやく。
日村は、設楽のそばから動こうとしなかった。
長いすには北陽の伊藤と虻川、ハリガネの松口と千原兄弟の兄。
「・・・ねえ」
伊藤がうつむいたまま、同じようにつぶやいた。
「動機は・・・何なんだろ?」
「・・・?」
「陣内さんと設楽さんを殺した動機、何なんだろ。
二人は事務所も違うし、接点なんて、ひとつもないじゃん」
そういえば・・・。
剛は犯人ではないといったのも、それが大きいといえる。
NSCの11期生同士仲良くやってきているはずの剛と陣内の間に、殺意が
芽生えるような出来事があったとは考えにくい。
「接点・・・いうたら、千原さんたち除いて、二人と兄貴含めた俺らの中に、
ひとつだけあるけど・・・」

225 :名無しさん@お腹いっぱい。ちょこバト。:02/08/20 21:19
>224

「・・・『爆笑オンエアバトル』、やな・・・」
自販機にもたれるように立っている岡田が続けた。
「・・・え、いっしょなの?」
虻川が顔を上げた。
「陣内さんと設楽さん、同じ人に殺された・・・の・・・?」
落ちていたソフトコンタクトの持ち主。それはまだわからない。

虻川の表情は、少し青ざめていた。(続く)

226 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/20 21:28
age

227 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/20 21:28
age


228 :名無しさん@:02/08/20 22:00
虻川「まさかあの白川の呪い・・・まさか・・・ん・・写真」
―虻川は写真を拾ったその時ー
<ゴスッゴスッ>
虻川「犯人は・・貴方だったの・・」
―写真を拾う犯人―
飯塚「大変だ〜虻川が〜」
伊藤「どうしたの」
飯塚「とにかく・・とにかく来てくれ〜」
―そして―
Jr「死んでる・・・・」
―そこには血だらけで胸にアイスピックが刺さってる虻川の死体があった―
伊藤「きゃぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁぁぁ虻ちゃん」
セイジ「死因は最初になんか硬いもので叩いた・・撲殺・・そのあとアイスピックで一突き・・だな」


229 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/21 09:13
あげます・・・けど、名無しさん@!
アルファルファいないからー!
しかも状況説明とか一切なしじゃ、話がつながりにくいです。

230 :ヒマヂン ◆9eCHT9nc :02/08/21 17:02
>>223
宝物庫へ続く長い階段を上る剛の足取りは
コロモのそれと違い、重く、遠慮がちなものだった。
『ジーン様、どうしたんですか。まさか、ビリオン様に何かされたんじゃ…』
『い、いや。ちゃうねん。ちょっと、お腹がすいたかなーって』
『じゃ、後で何か作りましょう。…それより早く来て下さいよ。』
『あぁ…』

…本物のジーン?どういうコトや?何であの人は俺をそう…認めたんやろ。
俺みたいにちっこくてひ弱なんに何が出来ると思っとるんや?
何百年も生きてる魔女の言うことはどーも分からへん。
『ジーン様ぁ!!もうちょっとなんですからチャッチャと歩いてください!!』

やがて剛の心理状態を表したような長い螺旋階段を上りきり、
二人は宝物庫へたどりついた。

231 :ヒマヂン ◆9eCHT9nc :02/08/21 18:16
>>230
宝物庫の扉は鎖によって厳重に封印されていた。
『あっ…やっぱ鍵がいるのかな…』
『えっ?コロモさん開け方知らんの?』
『ごめんなさい。この部屋の存在は知ってましたが、実際に来たのは初めてなんです…』
『鍵…取りに行かなあかんのか…?』
あの螺旋階段を降りてまた上るのは正直もう勘弁してほしい。
しかし「一人で行って来い」とコロモに頼むのはもっと嫌だ。
『しゃあない、戻るか。』
と階段を降りかけたその時、

『まだ私を待たせるつもり?』

『誰や!!』
コロモをかばいつつ声の方向へ振り向くと、そこにはビリオンが立っていた。
『へ…?何で…??』
『封印の事をすっかり忘れてたから急いで来たんだけど
そんなに慌てる事なかったわね。あ〜ぁ、損した気分だわ。』
『すいません…で、これどうしましょう?』
『鍵はジーンが持ってる筈よ。』

232 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/21 22:45
書き手さんたちのご苦労には、本当に
感謝、そして頭が下がります。
礼二と剛のストーリーを通じて異世界に
連れ込まれた芸人たちの、その後
どういった経路を辿るのかを考え付いたのですが、
もしよかったら陣内を使って書いても
よろしいでしょうか?

233 :ヒマヂン ◆9eCHT9nc :02/08/21 23:12
>>231
剛は慌ててポケットの中を探った。
しかし、扉に絡まる鎖を解けそうな鍵は見当たらない。
ビリオンとコロモは期待たっぷりな目でこちらを見ている。助けてくれそうにない。
しばらくの沈黙の後、ヤケになったのかギャグのつもりだったのか、
『まさか知恵の輪みたいに1コ1コ外すんじゃ…』
と複雑に絡まる鎖に手を掛けた。とその瞬間、
〈バチィバチバチバチバチッ!〉
『…ッワァァァァァ!!!』
すさまじい爆裂音と閃光があたりを包み、
鈍い衝撃が剛の腕を襲った。
『くぅ…痛ぇ…』
目を開けると、あの鎖は全て消えていた。

234 :名無しさん@お腹いっぱい:02/08/21 23:19
ナイナイででこんかなぁ。。。


235 : :02/08/21 23:20
>>232
厨氏ね
二度と来るな

236 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/21 23:47
>>234
あなたが書いてみては?

237 :ヒマヂン業務連絡 ◆9eCHT9nc :02/08/22 09:33
>>232
そりゃーもちろん参戦するのは大歓迎ですけど、
陣内智則編は既にスタートしてまして、名無しさん@お腹いっぱいなのら。さんに中川家と合流させていいか確認してからの方がいいと思います。
>ナイナイを待ち続けてる方々
UN編でもいいでつか?

238 : :02/08/22 11:03
水を注す様で申し訳ないが言わせてほしい。

このRPGの世界観が全く分からん。ぶっちゃければ各話に統一性が無い。
今は数人の書き手がバラバラに書きたいことを書いてるだけに思える。
今ストーリーの軸は何なのかをはっきりしないと
他の参加者が物語を書きたくても書きにくいのではないだろうか。
例えばバトロワの様な一貫したテーマがあれば
書き手もかなりキャラを動かしやすい気がする。
まだ登場人物が少ない今のうちに大体の大筋を決めてほしい。

239 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/22 13:42
会話だけで進めていくのも小説としての一つの手だと思うんですが、
状況説明も何もなく進めていかれるのは、小説っていうのかどうか・・。


240 ::02/08/22 14:00
厨房の芝居の台本やないぞ、と小一時間(以下略)

241 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/22 14:10
バトロワは原作の共通の世界観。

RPGは一括りで言っても、思い浮かべるものは人それぞれ。


242 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/22 14:25
>>238
禿同。
正直、読んでて意味わからなかった。
バトロワに慣れてたせいかなとも思ったけど・・・
大体文章が(以下略

243 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/22 14:46
以前からあれ?とは感じていたが、
皆さん、「文章力なんてどうでもいいよ」と優しく仰っていたので
触れたら駄目なところなんだと思っていた。

みんな、思っていたんだね?

244 :名無しさん@Onちゃん:02/08/22 16:34
と、いう事で


――――――終了――――――

245 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/22 18:42
>>242
・芸人達は謎の強い力に引き寄せられ異世界に旅立った。
・中世ヨーロッパ風の異世界=前世の世界
・光の世界と闇の世界が存在する。
・邪神なる者が存在し、兄弟戦士の兄が体を乗っ取られた。
・記憶が残っている者もいれば、完全に溶け込んでる者もいる。
・6人の賢者が存在する。(そのうち2人は発見済みだが…)

以上がこのストーリーの大まかな骨組みでしょうか。
これを基に考えていってはどうでしょう?
いちスレにここまで思い入れしてる自分が痛いが、上手くいけば
確実に盛り上がることを期待しています・・・。


246 :名無しさん@お腹いっぱい。ちょこバト。:02/08/22 19:49
名無し@、アルファルファは推理編に登場してないんだが。
これはどうとればいいんだ?


247 :何者か:02/08/22 20:30
名無し=トニー谷=名無し@が

お か し く し た 

と下書きしてみる

248 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/22 20:36
>>247のいう人物が嵐にしか見えんかった。

249 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/22 22:06
小説を読ませてくださる素敵な書き手さん方は今のところ

ちょこバトさん
ヒマヂンさん
お腹いっぱいなのらさん

だと認識していますが何か?

250 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/23 00:25
↑に禿しく同意。
ただ、もう始まったものにぐだぐた言っても仕方がない。マターリいきましょうや。
実はネタ思いついたのだが、こんな雰囲気じゃ書き込めない…。

251 :名無しさん@お腹いっぱいなのら:02/08/23 09:45
>>232
書いていただけるのは私も凄くありがたいです。
だけど、別の芸人さん使って書いていただけるともっとありがたいです…
今こういう状況だけに、また混乱を招き寄せてしまったら本当にえらい事なると思うんで。
陣内使うのだけはちょと勘弁…スマソです。


252 :名無しさん@お腹いっぱい:02/08/23 14:07
age

253 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/23 16:01
>>248
私はその人物、荒らしだと断定しかねていたのですが・・・
やっぱり荒らしですか?

254 :名無し@お腹いっぱい。:02/08/23 16:57
ギスギスした雰囲気は苦手なので、マターリ逝きましょう。。。

255 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/23 18:27
続きキボンヌ

256 :そっとヒマヂン ◆9eCHT9nc :02/08/23 21:37
|_∧
|Д`)<カイテイイ?
と )

257 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/23 21:41
是非とも。
どうぞ、心待ちにしておりますよ。

258 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/23 21:45
待ってたよ!>ヒマヂンさん

259 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/23 21:56
おお!ヒマヂンさん復活!

260 :ヒマヂン ◆9eCHT9nc :02/08/23 22:23
>>233
番組の罰ゲームで食らった電気ショックをさらにひどくしたような衝撃に、
初めは自分の腕が吹っ飛んだかとまで思ったが、
幸い痛みはすぐに引き、特に大きなケガもしていなかった。
あたりには硝煙のようなものが立ちこめ、目の前の扉の鎖が砕け散っている事に気付くまで少し時間を要した。
ビリオンとコロモは数歩離れた所から驚きの表情でこちらを見ている。
『凄いじゃない。やっぱり本物は違うわ…。』
『大丈夫ですか?…さ、中へ!』
扉はキイと乾いた音を立て、剛は促されるまま宝物庫へと足を踏み入れた。

261 :ヒマヂン ◆9eCHT9nc :02/08/23 23:59
>>260
コロモがランプを灯すと、小さな部屋の壁に掛けられた様々な武器が鈍い光を返した。
『うっわー…これ全部ホンモノですよねー…危な…』
美しい装飾がなされた弓、鉄板のような巨大な剣、見るからに当たると痛そうなトゲ付きの鞭、外周が刃になっている輪っか…
『ここにある武具は古代、伝説の兄弟戦士が多くの仲間と共に邪神を封じた際に用いられたものです。』
『兄弟戦士ぃ!?』
思わず手に取った弓を落としそうになった剛に、ビリオンはこの世界の歴史を語った。
『はるか古代、この世界は神の怒りに触れ、滅ぼされかけました…。』

262 :名無しさん@お腹いっぱい:02/08/24 11:31
age

263 :ロボ二号@ちょっとだけだから。:02/08/24 19:42
非常に途中参戦しにくい雰囲気ですが|-`)
ふわりと松竹サイドも乱入させてください。

【ますだおかだ 増田、岡田・アメリカザリガニ 柳原、平井】
【全員、現世の記憶あり。】
【闇の世界】


264 :ロボ二号@ちょっとだけだから。:02/08/24 19:46
見上げれば広がっている、清々しい青空。
足元には丈の低い植物が日差しを受けて青々と茂り、
周囲を見渡せば、人間の手による開拓の跡のない自然が、水平線までも続いている。
その、とても機械に依存した現代社会とは思えないような、感嘆の溜息の出る風景。
と、その景色には似合わない、立ち上る一筋の煙草の紫煙。


265 :ロボ二号@ちょっとだけだから。:02/08/24 19:47
「・・・可能性で言うたら、やっぱドッキリ説が有力候補やな。」
ニコチンをたっぷり含んだ、体に悪いとは分かりきっている煙を吸い、それで
肺を満たしてから、吐く。
煙草を靴で踏み消して、取り合えず口を開いた。
ポイ捨て禁止の標語が頭を掠めたが、自然破壊だのマナーだのと言われても、この草原のど真ん中に灰皿は無い。
この後もしばらくはお目にかかれる可能性は残念ながら無さそうである。
取り合えず目の前の現実を冷静に考えてみようと思い立ち、気の無い意見を提案してみるものの、
放心状態の自分の相方をはじめとする横並びの自分以外の三人からは応答はない。


266 :ロボ二号@ちょっとだけだから。:02/08/24 20:39

まあ、そりゃあそうですわな。
呆けたくもなるわ、こんなん。

ほんの数分前まで、我々ますだおかだと後輩アメリカザリガニの四人は、仲良く番組ロケをしておりました。
ロケ地は難波の道頓堀。西日本の都会の雑踏。関西弁の飛び交うコンクリートジャングル。
騒々しいガキ共の邪魔にも負けず、笑いを届けるためにたくましく頑張っていました。
それが、あら不思議。
僕らはたった今、大自然のど真ん中にどうしようもなく突っ立っています。
何故でしょう?

・・・・ほんまになんでやねん、訳分からんわ。
放心状態になるのも無理は無いやろ。



267 :ロボ二号@ちょっとだけだから。:02/08/24 20:50
「いくらなんでもドッキリしすぎですわ、これは。」
先ほどの俺の言葉への答えを、アメザリ平井がぽつりと返した。
「まあなぁ、ドッキリならいい加減、どっかからプレート持って出てきてくれへんかなあ。」
紡ぐ言葉はあくまでも希望。
一瞬のうちに四人全員の立ち位置も変えずに、少なくとも水平線に見える距離を
移動させることはおそらく不可能であることは分かっている。
ただ、できる限り現実的に考えたいのだ。
「あんま、リアクション取れませんでしたねえ。」
平井も同じ考えらしく、笑顔を浮かべて俺の言葉にのってくる。
「スタジオがっかりやなあ。」
「今からでも驚きます?そこだけ使うかもしれませんよ。」
「そんなら、まず、隠しカメラの場所を見つけんと。」
「どこですかねぁ、望遠で取ってるんかなぁ。」
「ああ、そっかあ。」


268 :名無しさん@お腹いっぱい。 :02/08/24 21:00
>767
ホントに落ちてる…。
さっき見た時はあったのに…。

269 :名無しさん@お腹いっぱい。 :02/08/24 21:00
>268
誤爆…。割り込みスマソ…。

270 :ロボ二号@ちょっとだけだから。:02/08/24 21:30
ヘタレ二人の自分たちの希望を並べる現実逃避に、我に返った柳原が声を荒げた。
「そんな訳ないやん、こんなんありえへんがな!」
普段でも耳に痛い声をいっそう高くして、柳原が絞り出すように後に続ける。
「そもそも、ここはどこやねん!」
わざとらしい呑気な雑談に、声高に打たれた現実感溢れるピリオドの後には、重い沈黙。
が、どれだけ口をつぐんでも、何一つとして進行はしない。
「・・・知らんがな。」
平井が暗い表情を浮かべ口を開くも、重苦しい空気を一層、澱ませるだけに終った。
「座ろか・・。」
「そやな。」
未だに放心している増田を残し、ここ数分で驚くほど脱力した三人は向かい合うように雑草の上にしゃがみこんだ。


271 :名無しさん@お腹いっぱい。 :02/08/24 22:00
おお、松竹話!
ウレシイ…。
期待しております。
ちょっとだけと言わずにガンガッテ下さい…。

272 :ロボ二号@ちょっとだけだから。:02/08/24 22:05
書いたところまで一気にあげてしまいます。
・・・長いっすね。
ちょっとじゃないよと責めないで。

273 :ロボ二号@ちょっとだけだから。:02/08/24 22:07
「とにかく、どういうことか考えてみようや。」
頼りないとは言われておりますが、最年長の岡田さん。
いたって正論を提案してみました。
「どういうこと、て・・・俺ら、さっき・・10分位前か、確かに大阪におったんやよなあ。」
と、それに常識人を自称する柳原が続いた。
「で、理由はわからんけど、今は・・どこやここ・・まぁ、原っぱにおるわけや。」
「原っぱて。」
「ええやないか、原っぱや、原っぱ。」
つっこみ二人の掛け合いに、相変わらずのテンションの平井が口を挟む。
「仮にどっきりやとしても、道頓堀からこの草原まで一瞬の間に男四人を
移動させるのはいくらなんでも無理ありますわー。」
「スタッフもおらんし、普通に考えて無理やんなぁ。」
「やとしたらドッキリはないな、何でやと思う?」


274 :ロボ二号@ちょっとだけだから。:02/08/24 22:10
「瞬間移動。」
にやりと笑って言われた平井の言葉に、
岡田と柳原は顔を見合わせ、まさかの超常現象に溜息をついた。
「・・・非現実的やけど、考えれるもんとしてはそれが一番やな。」
「あと、は・・・光!」
「ひかり?」
片手で耳を押さえて聞き返す。
顔を見合わせる距離でこの超音波並みの声をもろにくらうと、鼓膜がやばい気がする。
「ほら、ピカッて眩しなったやん、なんや?思て、眼ぇつぶって開けたときにはもうここや!。」
柳原は新しい事実の発見に熱弁を振るうものの、耳をガードしながらの討論はつらいものがある。
「そういや、一瞬眩しかったなぁ。」
「車かなんかに反射したんやと思ったけど、それ、瞬間移動に関係あるんか?」
「えらい眩しかったし、反射した光なんかとちゃうやろ。」
瞬間移動、一瞬の激しい光、・・・・
「あ、と、ちょお待ってください!」
一瞬思考をめぐらしたあと、平井が思い出したように立ち上がった。
「なんやねん、今の動き素早かったなー。」
「そんなんええねん、これな、もしかしたら・・・・」


275 :ロボ二号@ちょっとだけだから。:02/08/24 22:13
「うわああぁ!」
会話を切り裂く突然の叫び声に、平井以外の二人も慌てて立ち上がる。
三人が視線を向けたの先には、今まで放心状態だった増田が顔面蒼白で指を指し、叫んでいる姿があった。
「なにっ?どないしてん、増田さ・・。」
三人の視線の先の増田の指の指す方向にあったもの。
わき目も振らず、四人を目掛けて突進してくる、現実とは思えないSFの世界のモンスターの姿。
自分の頭と眼を疑う映像に、嫌な汗が額を滑る。
「・・・しゃれにならんわ。」
岡田と柳原がそろって呟いた。


276 :ロボ二号@ちょっとだけだから。:02/08/24 22:19
レス番号つけるの忘れてた。
>>264>>265>>266>>267>>270>>273>>274>>275 です。
ちょっとだけと言いつつまだ続きます、すいません。

277 :名無しさん@風と共に去りぬ:02/08/24 22:58
久々に来てみると…、おおっ!新しい作家さんだ。
ますおか萌え〜の自分としては嬉しい限りです。
私も駄作ながら書き込みさせていただきたい。
【石橋貴明ほか】【光の世界】

278 :名無しさん@お腹いっぱい。 :02/08/25 00:23
>>276
ますおかとアメザリ話、期待しております。

ところで、メール欄はわざとでしょうか?sageのsが大文字なんで、
下がってないので…。

279 :ロボ二号@阿呆です。:02/08/25 01:08
>>278
うっわ・・・・・ごめんなさいすいません。
わざとではなく本気で呆けておりました。
阿呆丸出しだ・・・鬱
逝ってきます。

280 :名無しさん@お腹いっぱい:02/08/25 20:15
age

281 :ヒマヂン ◆9eCHT9nc :02/08/26 03:39
>>261
初めはあの悪夢の続きだと思っていた。
しかし、扉の鎖を砕いた衝撃も目の前の武器の重みも
リアルに、はっきりと剛の手に伝わっている。

夢やない。もう、戻られへん…俺は「ジーン」として戦わなあかん。
せやないと、俺も、礼二も……

あの大鏡以来行方の知れない弟の事を思い出した瞬間、
剛の心の奥からジンジンと熱いものがわき起こってきた。
全身の細胞を奮い立たせるその熱を感じたのか、
ビリオンもまた、それまでの一方的な話を止め、
こちらへ歩み寄ってきた。

『心の火が目覚めたようね。』

282 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/26 03:40
sine


283 :名無しさん@お腹いっぱい:02/08/26 13:47
age

284 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/26 17:51
だんだん登場人物も増えてきて面白くなってきましたね。
一時は終了してしまうのかと本当に心配でしたが・・・

小説書きの皆様、お疲れ様です。

285 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/26 17:52
あげてしまいました・・・スマソ
逝ってきます。

286 :名無しさん@お腹いっぱい。 :02/08/27 10:57
「無人島に番組の企画で集められた芸人達。
そこで起こった殺人事件」というのを考えまして、
書いてみたいのですが宜しいでしょうか?
上に一つ殺人事件物があるのに、重なるのもなんなんですが…。
犯人、トリックも頭にあるので、一人で進めたく、それなのに、ひどく長編になりそうなので躊躇しております…。

登場人物も、上のミステリーと被っているのですが…。
ちなみに、出ているのは、陣内智則、ケンドーコバヤシ、ますだおかだ、ハリガネロック、アメリカザリガニ等です。

287 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/27 15:37
>>286
私の一存では何とも言えませんが
ここはもともとリレー小説だけを目的としている訳ではないので
書いて頂いても良いと思います。
他の住人の皆さんのご意見は?

288 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/27 16:08
自分は良いと思いますよ。
元々は1さんの意向では「芸人を題材とした小説が書きたい人」が集合するスレだったのですから。

ただ、不安なのは別々の話が増えることによって混乱してしまうのじゃないかな、ということです。
かといって今のところ、メイン?になっているRPGもそんなに書き手さんが多くないので
別スレをたてることもできず・・・。

どうですかね、皆さん?
自分は是非読んでみたいのでお書きいただけたら嬉しいのですが。

とりあえずage

289 :名無しさん@お腹いっぱい:02/08/27 18:12
>>288
禿しく同意。
自分も読みたいですねー。
混乱はするでしょうが。ま、何とかなるでしょう!
って言うか完全に自分が読みたいだけなんですけど(死)

>>276
ますおか・アメザリ登場に歓喜してます。
頑張ってくださいねー!それから皆さんお疲れ様です。

って感じでage

290 :ロボ二号:02/08/27 23:36
推理小説万歳!良いですねー。
何はともあれ、調子に乗って続けさせていただきます。

>>275
「うっわぁ、マァジでぇ?!」
モンスターを確認して何故だか少年のように目を輝かせる平井。
そして小さくガッツポーズ。
「なんでお前そんな嬉しそうやねん!」
相方に思わず突っ込む柳原。
そんなアメリカザリガニを目掛けて雄叫びを上げながら突進してくるモンスター。
「あかんあかんあかんあかん、そんなんどうでもいいから、逃げなっ!」
岡田の叫び声を合図に、最初に駆け出した増田に続く形で岡田、柳原、平井と列になっての逃走が始まった。
・・ものの、三十路前後の四人組とバァッファローに似たモンスターとの運動能力には明らかな差があり、
更に逃走劇の舞台はろくに隠れ場所も見当たらない草原。
当たり前といえば当たり前のことなのだけれど、二者の距離は縮まるばかりだった。


291 :ロボ二号@ベタなRPG。:02/08/27 23:39
一番後ろの平井が間近に迫る咆哮に思わず振り向くと、血走ったモンスターと思わず眼が合った。


平井のターン
攻撃
防御
道具
逃げる←

追いつかれた!どうしますか?

292 :ロボ二号@ベタなRPG。:02/08/27 23:41
モンスターは怒っているようだ。

平井のターン

攻撃
防御←
道具
逃げる

防御 媚びる
   笑う  ←
   謝る

平井は逃げながら笑ってみた。

293 :ロボ二号@ベタなRPG。:02/08/27 23:42
モンスターのターン
咆える←

モンスターの咆え声がより一層大きくなった。
モンスターは目を血走らせている、怒っているようだ。

平井認識:危険
危険レベル:最高


294 :ロボ二号:02/08/27 23:44
昇る土煙。
硬そうなひづめで宙に蹴り上げられる雑草。
モンスターが四人の命に別状を及ぼす可能性は極めて大。
「もっお!何でこんなことになんねん!」
柳原は天を仰いで悪態をついた、その直後。
一番前を走っていた増田が視界から消えた。
「え?」
頭の中に浮かぶクエスチョンマーク。
考えるまもなく、続いて自分の前の岡田も消える。
柳原が驚き、立ち止まろうとした瞬間。
「柳!危ない!」
柳原の感覚が捕らえたのは、
平井の声と突き飛ばされる衝撃。
刹那に見えた丸く切り取られた空。
体が落ちる浮遊感。
世界が一回転したかのような視界の次に感じたのは、突き飛ばされたよりも二倍は強い衝撃。
と、更に加わる打撃と重量。
「ぐえ。」
柳原の背中で、どさり、と自分にぶつかる音と、おそらく相方の発しただろう、かえるの潰れたような声が聞こえた。
「もう、最悪や。」
祈るような柳原の呟きは向かう場所もなく、空しく口内のみで掻き消えた。


295 :ロボ二号:02/08/27 23:49
>>290(>>291>>292>>293)>>294


296 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/28 16:43
ロボ二号さん、イイ!
4人のその後が気になる。

297 :286:02/08/28 17:55
>>287-290
御解答ありがとうございました。有難く書かせて頂きます…。
何やら過剰な期待を抱かせてしまったようで、ガクガクブルブルです。
大まかに考えていた所が、良く考えると、矛盾点が続出し、
描写力のなさに泣いております…。い、言わなきゃ良かったと…。

でも、なんとか明日から導入部分だけでもうpしていきますので、
これから宜しくお願いします。
あと、他と混じるとややこしいので、名前欄にタイトルを載せてみます。
『孤島の悪魔』・・・・・・・・・・・・・ベタベタです。
あと、ミステリーという事で、登場人物一覧を作ってみました…。

298 :孤島の悪魔…登場人物:02/08/28 18:06
松口祐樹(ハリガネロック【吉本興業】・ボケ担当)
大上邦博(       〃        ・ツッコミ担当)

増田英彦(ますだおかだ【松竹芸能】・ボケ担当)
岡田圭右(      〃         ・ツッコミ担当)

陣内智則【吉本興業】

ケンドーコバヤシ【吉本興業】

平井善之(アメリカザリガニ【松竹芸能】・ボケ担当)
柳原哲也(       〃         ・ツッコミ担当)

小木博明(おぎやはぎ【人力舎】・ボケ担当)
矢作兼(       〃      ・ツッコミ担当)

梶原雄太(キングコング【吉本興業】・ボケ担当)
西野亮廣(      〃        ・ツッコミ担当)

299 :286:02/08/28 18:08
>298
活字にすると(しなくても)、恥ずかしい題名で・・・・スマソ。

300 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/28 19:38
>299
楽しみにしてるYO!
がんがれ〜

301 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/28 19:57
ここで官能小説書いていいの?

302 :東京庭付き一戸建て:02/08/28 20:02
はやく見たいにょ
何でもいいから見たいにょ

303 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/28 20:03
>>301
男×男?

304 :東京庭付き一戸建て:02/08/28 20:04
男にゃのぉ??
いやんw

305 :301:02/08/28 20:06
>>303
男芸人×女(架空の人物)の一夜限りモノ・・・を書こう・・・かと・・・

306 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/28 20:18
書いてもいいと思うよ。
でも、そういうの嫌いな人もいるかもしれないから、
他と区別できるように名前欄に工夫を施した方がいいかも。

307 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/28 21:05
たまにファンサイトとかでドリーム小説あるけど、正直ひきます・・。
官能小説は、その芸人のファンの人もあんま見たくないと思うのですけど、
できることなら>>301さんがサイトを持っておられたりするんなら、
そちらに載せたほうがよいのではないでしょうか?
我侭でスマソ。

308 :予告ダケ ◆GjJ/ASsU :02/08/28 21:11
フジテレビで鉢合わせしたナイナイ岡村とキンコン梶原
そしてとある事故がおき、二人の心が入れ替わってしまった!
岡村の身体を持った梶原に「はねトび」「本能のハイキック」メンバーはツッコミを入れる事にためらう。
一方、梶原の身体を持った岡村は街でチンピラにからまれるように。

一時は優越感を覚えたものの、空虚感も増す梶原と生傷が絶えない岡村。
二人を元の身体に戻させようと矢部や西野達が勧めるが岡村と梶原は一触即発の状態・・・
果たして二人は元の身体に戻れるのか?

309 :名無しさん@お腹いっぱい。ちょこバト。:02/08/28 23:18
あの〜、推理編続けあぐねているのだが。
虻ちゃんは存命でいいか?

それと、当方割と簡単に行き詰まる可能性大なので、小説という形を取って
くださるなら続けてもらってOKです。

310 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/29 00:00
>308
あ、おもしろそう。

311 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/29 00:02
岡村と梶原、バトロワでも絡まなかったもんね。
でも予告だけなんだ(w

312 :名無しさん@お腹いっぱい。 :02/08/29 00:03
出来れば、sageでお願いしたい…。

313 :268:02/08/29 23:46
最初に謝っておきます…。
物凄く長いです…。
まだ、プロローグの段階なのに、洒落になりません…。
とにかく、今日中と言いましたので、うpします…。

314 :孤島の悪魔:02/08/29 23:50
【プロローグ】

9月某日。若手お笑い芸人陣内智則が、数人の男によって、「拉致」された。

大阪在住の陣内は、その日の朝早く、同期の芸人ケンドーコバヤシと共に、東京へと向かった。
東京のテレビ局で収録される深夜のクイズ番組に、小林と二人一組で出演するためだ。
小林との仕事は珍しい事ではなく、むしろ最近では、ほぼ毎日コンビの如く一緒だが、
それは関西限定の話であり、深夜とはいえ、全国番組にこの二人で出るのは初めての事だった。
陣内単独でも、オンバト以外での出演は、ほとんどないが、小林に至っては、
全国のお茶の間に顔を出した経験は、二度しかない。
自分から一緒に行こうやと申し出た小林が、自ら大幅な遅刻をしたり、
その為に駅の階段を息も絶え絶えに駆け上がったり、新幹線の中では、ヤの字風のオッサン達に、
「兄ちゃんら芸人やろ?何か面白い事してくれや」と声を掛けられたり、
そんな幾つかのプチトラブルはあったものの、無事に収録先のテレビ局へ到着した。




315 :孤島の悪魔:02/08/29 23:52
>>314の続き

 テレビ局の建物を見ただけで、緊張し始めた小林を笑い、さて、入ろうかとしたその時である。
突然数人の男達に囲まれ、車へと押し込まれた二人は、目隠しをされ、視覚の自由を奪われた。
走り出した車は、約2時間後、ようやく止まった。
ツンと鼻に痛い潮の香りと、聞こえてきた霧笛の音。
「ここからは、絶対に声を出すな」と男達に命じられ、渋々二人が頷くと、室内らしき所へ連行される。
そこは、T**市の港付近の貸し倉庫だった。
肩を押さえつけられ、座りこんだ陣内が、耳をそばだてると、鼻を啜る音、咳払いが聞こえた。
陣内から1メートルも離れていない所に、数人の人間がいるようだった。どうやら、先客らしい。
彼等も同じように「拉致」され、沈黙を強いられているのだろうか、お互いの存在に気づいているはずなのに、
誰一人口を開く事はない。
何とも言えない緊張感の中、突然、目隠し越しにも判る、強い光がその彼等に当てられた。
そして、ようやく天の声とも言うべき言葉が降った。
「それじゃあ、皆ー、目隠しを取ってもいいですよー」


316 :孤島の悪魔:02/08/29 23:54
陣内がどこかで聞いた声だと首を傾げながら、目隠しを外す。拓けた視界に入ったものは、こちらに向けられた
テレビカメラのレンズ。
照明の眩しさに思わず目を逸らすと、ぽかんと口を開けた、猿顔の青年と目が合った。彼は、陣内が良く知る人物だった。
いや、彼だけではなく、この部屋に「拉致」されてきた人間は全員、陣内にとって、深い浅いの差はあれど、
馴染みのある人物ばかりであった。

ハリガネロックの松口、大上。ますだおかだの増田(何故か岡田はいない)、アメリカザリガニ平井、柳原、
おぎやはぎの小木と矢作、そして、キングコングの西野、梶原。
陣内と小林を入れると、総勢11名の若手芸人達が、呆然とお互いの顔を見合わせている。
最初に叫んだのは、陣内だった。
「お前ら、こんな所でナニしてるねん!?」
「それはこっちの台詞や!お前が何で東京におるねん!?はよ帰って、司会の仕事でもしとけやっ!!」
「おぉ、ケンドーコバヤシだー。俺、生で見るの初めてだよ」
「久しぶりやなー、元気してたー?もしかして、M1以来?」
「あっ、はい、どうも」


317 :孤島の悪魔:02/08/29 23:55
>>316の続き

「和むなアホっ!!ナンやねんコレッ!!誰か説明せぇや!」
「うっさい、柳!!お前に耳元で叫ばれたら、耳から血が出るわっ!!」
「オッサンら、うるさすぎやー」
「「「「誰がオッサンや!」」」」
取りあえず、大声を出しておこうと、全員が一斉に叫んで誰が何を言ってるのか判らない状態になる。
「はいはいはいはい、皆さん、静かにしなさーい」
目隠しを取る事を許した先程の男が、太った声で手を叩き、全員の視線を集める。
そこに立っていたのは、タレントの松村邦洋、その人だった。
「何だよー、俺達をどうするつもりだよー」
「命だけは〜、お腹の子だけは〜」
もちろん、ここにいる全員が、半ば自主的にここまで来たのは明らかである。
彼等を連行した男達は、二人きりで、何の武器も持たずに、デジカメを構えていたのだから。
クイズ番組の仕事が嘘だったのだと、陣内も小林もすぐに気付いた。
ぶっちゃけ、連れてこられた車の中で缶コーヒーをご馳走になり、煙草も吸っていた。


318 :孤島の悪魔:02/08/29 23:57
>>317の続き

「皆に、ここに集まってもらったのは、他でもありません。
  えー、今日は皆さんにちょっと、殺し合いをしてもらいます」
  「今更、「バトルロイヤル」ネタ?」と芸人全員が心の中で突っ込んだ。
「皆さんにはー、これから無人島に行ってもらいます。
そこで、皆さんに「芸人として」殺し合いをしてもらいまーす」
「芸人として?」
「そうです。皆さんの武器は何ですか?「笑い」ですね?「笑い」でもって、
  相手を倒し、この中でどのコンビが一番面白いか、決めてもらいたいと思います」
 コンビ?と陣内と小林の顔が曇る。
「あのー、俺、ピン芸人なんですけど・・・・」と陣内が手を挙げると、
「陣内君は、小林君とコンビで戦ってもらいます」との返答。
  「えぇー」と不満そうな陣内に、「何やねん、陣内、その態度は!」と小林がエエ声で吠える。



319 : :02/08/30 00:00
期待あげ

320 :孤島の悪魔:02/08/30 00:00
>>318の続き

「ルールは、皆でネタの見せ合いをし、笑いの量が一番少なかったコンビが負け。
負けたコンビは脱落、罰ゲームを受けてもらいます。
  その試合を最後に一組が残るまで、続けてもらいます。
そうして、最後に生き残るコンビが一等賞という、至って簡単なルールです」
確かに「簡単」なルールではあるが、勝ち残るのは、「簡単」な事ではない。
本当に、「芸人として」殺し合いになるかもしれない、そんなルールだ。
「一等賞を獲ったコンビはどうなるんです?賞金とか貰えるんですか?」と本気目で松口が聞く。
「一等賞のコンビには・・・・・・なんと、来年から始まる新番組のレギュラーです」
「おおー」とどよめきが上がる。
「それは、関西ローカルとかじゃなくて?」
「もちろん、全国放送です!」
 その答えに、一段と大きな歓声。
『全国区』という輝かしい言葉と、勝ち残れるかどうかという不安、何で無人島で?という疑問、
  様々な思いが渾然一体となって、彼等のテンションを押し上げる。


321 : :02/08/30 00:02


322 :孤島の悪魔:02/08/30 00:03
>>320の続き

奇声を上げる者、突然笑い出す者、プロレス技を掛け出す者、ある者は脱ぎ出し、
ある者は、大声で歌いだした。
その狂乱は、カメラマンの「皆さん、もうテープないんで」との一言で、潮が引くように納まった。

 
 こうして、「若手芸人バトルロイヤル(仮)」のロケが、開始されたのだった。

323 :268:02/08/30 00:13
以上プロローグ終了です。
一マス目、空いてるところと空いてない所があって、…・゚・(ノД`)・゚・。なんでだろ?

明日か明後日には、早速「1」に進めたいのですが、
殺人事件とかいいつつ、しばらく人死にません…。伏線が…。
とりあえず、第一の殺人が行われたら、第二、第三と…といくので、
どうぞ、お待ちくださるとありがたく…。

324 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/30 00:33
書き手さんがんばれ

325 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/30 00:43
>323
わかりやすい文章で読みやすいです!
これから期待してますよ〜


326 :予告ダケ ◆GjJ/ASsU :02/08/30 00:54
ニッポン放送の一室にて。
「どういう事ですのん?」
ナイナイの岡村と矢部は訝しがった顔でディレクターを見た。
「上のほうが勝手に決定してしまった、という事っすか?」
「・・・すみません、ボクの力が至らなかったばかりに」
ディレクターは岡村と矢部に頭を下げた。
「もう、決まってしまったんですね。」
矢部が力なくつぶやいた。

ニッポン放送の新編成でオールナイトニッポンは三部制になり、ナイナイは22時スタートの「SUPER!」枠に行くというのだ。
それはナイナイの知らない所で勝手に決められてしまっていた。
「岡村さん、このままでええんですか?」
「ええわけ無いやろ。わしゃ戦うぞ」
「戦う?」
「決まってしもた事は仕方が無いけど、ANN木曜1部といえばナイナイのオールナイトと相場は決まってる。
わしらがやっている限り、木曜1部は誰にも渡さへん」
岡村と矢部、二人の目は何かしら決意を秘めていた。

327 :予告ダケ ◆GjJ/ASsU :02/08/30 01:00
>>325続き
暫く二人は黙り込んだ。
「一年で戻りましょうね、木曜1部に」
と矢部が言うと岡村は首を振り
「一年なんて長すぎるわ。半年や。これ以上はダメや」
と力強く言った。
「とにかく、絶対に木曜1部に戻るぞ。それまで戦い続ける」

決意を秘め、ナイナイのオールナイトは「SUPER!」枠に移動した。
それからすぐに彼等が元の枠(現「com」)に戻ってきたのは今更言うまでもない。

To Be Continued?

328 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/30 19:33
ヽ(`Д´)ノボッキアゲ

329 :名無しさん@お腹いっぱいなのら:02/08/30 22:07
新しき書き手様達、うまいですなぁ…。期待してますyo!
その文章力を1_でいいから欲しいわ〜。
無茶苦茶間空きましたが、今からうpさせていただきます。


330 :名無しさん@お腹いっぱいなのら:02/08/30 22:14
>>219
「それで、ここに投げ出されたというわけか…」
 話を聞き終えた老人は広大な景色の方を見ながら寂しそうに呟いた。
 陣内はその呟きを左耳から右耳へと聞き流した。ただ自分の頭を整理するのに必死だった。
起こり得るわけない超常現象。それが実際に自分の身に降りかかったという事実。
そして、またヤバイヤバイと言っているであろう、スタッフの人達。
 今頃どうしてるんかな。とにかくエライことなってるのは間違いないなぁ。消えた俺捜して慌ててるやろな。
客も入ってたし、それで俺がいきなり消えたから中止なんて。蒸発と思われかねんな。本気で、ヤバイなぁこの状況。


331 :名無しさん@お腹いっぱいなのら:02/08/30 22:16
>>330
「…俺帰って仕事、仕事せな」
 陣内は老人に顔を向けて激しい口調で言った。
「さっきの話、信じられんでしょうけど。でもホンマの話なんです! 俺、どうやったら帰れるんですか!?」
「…その質問には答えられんな」
「何でですのん! 質問に答えるってさっき言うたやないですか!」
「ワシの答えられる範囲で。と言ったはずじゃが?」
 あ…。ぐうの音も出なかった。何や、俺は人の話すらろくに聞けん奴やったんか。情けないわ。
「しかし、お主の話を疑う気は無い」

332 :名無しさん@お腹いっぱいなのら:02/08/30 22:17
>>331
へ?予想外の答えに陣内はまた目を見開いた。
「信じて…くれるんですか?」
「そうとしか思えんわい。ワシの育てた花壇にワザと寝ころぶ奴など怪物でもおらんからの」
 老人の目線の先を陣内も追った。それほど大きな花壇では無いが、自分の膝ぐらいの高さの柵の向こうに小振りの花が沢山咲いていた。
よく手入れされた花壇だ。ただ、花壇の真ん中あたりの花がちょうど人の形につぶれていたのがが少しかわいそうだった。
(俺があそこに寝てたっていうのはホンマの話らしいな)
「…すいませんでした」
「良いんじゃよ。お主のせいでは無い。それにそう簡単に花は死んだりせん」
 老人は声を上げて笑った。その笑い声は日本全国を世直しする旅にしょっちゅう出ているあの副将軍によく似ていた。
「…さっきの話しじゃがの。ワシはお主が元の世界に帰る方法を知らん。しかし、そういうことに詳しい奴ならよく知っておる」
「えっ!? それ、誰ですか!?どこにいるんですか!?」
 老人は景色を指さした。ちょうど北東。ここからではあまりよく見えないが、森の中にある小さな白い建物を指さした。

333 :名無しさん@お腹いっぱいなのら:02/08/30 22:18
>>331
「あそこにはフレイという奴が住んでおる。そいつに会えばお前さんの力になってくれるじゃろ」
「ホンマですか!?そのフレイという人に会ったら俺帰れるんですか!?」
「あやつならお主が帰れる方法を知っとるはずじゃ」
 陣内の口が緩んだ。さすがにもう舞台は間に合わないかも知れないが、これで蒸発とは思われずに済みそうだ。
「良かった、俺帰れるんや…!あそこに行けば…!」
 無意識のうちに歩き出そうとしていた陣内のシャツの襟を老人がぐいっと掴んで引き寄せた。
「待たんかい。行くのは一向にかまわんが、そんな格好でうろついたら思いっきり怪しがられるぞ」
 舞台に上がる直前だったとはいえ、赤と白のストライプの半袖シャツにいつもの半ズボンという特に変わった服装ではない。
「…あの、僕の服そんなにおかしいですか?」
「おまえさんの住んでた場所では普通かも知れんが、こっちにはこっちの服装がある。ちょっと待っておれ」
 老人が家に戻るのを陣内も早足で追いかけた。

334 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/31 02:26
実は官能小説楽しみにしてた…スマソ

335 :ロボ二号:02/08/31 08:49
小説増えてきましたね。楽しいw
323>>岡田さんが何してるのか気になる・・・
プロローグだけでも面白いです!
続き心待ちにしています、頑張ってください。

こちらは話はあまり進まないのですが無駄に長いです。
行き当たりばったり、伏線なんかなにもありません。
うp。

336 :ロボ二号:02/08/31 08:54
>>294

はたから眺めればなんともユーモラスに見えるのだろう、
男四人が順々に積み重なっている格好というのは。
「最悪なんは俺や、はよどけやお前ら。」
三人の下敷きになった増田のこもった声が耳に届いた。
幸いというべきか、増田の下には柔らかい土や枯れ草がこんもりと積もっており、
それがクッションの役割を果たして落下の衝撃を緩和していた。
それぞれに文句を言いながら体勢を崩し、その場に寝転がると、
冷やりとした土の感触が肌に触れた。
「しんど・・。」
久々の全力疾走のせいで体力を使い果たし、動悸もおさまらないまま荒い息が口を出入りする。
「腰打ったし、体中痛いわ・・。」
「そのお前の腰は俺の足にあたっとるんや、こっちの方が痛いっちゅうねん。」
「しゃあないやんかー。」
しばらくして息切れがおさまり、上体を起こして上を見上げてみると、
四人の頭上には、まるで井戸のように深い穴が続いており、
その端は先ほど自分たちが走っていた草原に口をあけていた。


337 :ロボ二号:02/08/31 08:56
>>336

「よう助かったなぁ俺ら。けっこう深いで、この穴。」
岡田が服を掃いながら、誰ともなく感心したようにつぶやくと、
柳原もぼんやりと自分以外の三人を見回し、口を開いた。
「みんな、骨折もせずにせいぜい打撲程度ですんだんは儲けもんやな。」
「まぁ、さっきのからは逃げ切れたわけやし、結果オーライってことで・・。」
平井がそう口にした瞬間、増田が思い出したように声を荒げた。
「そうや!さっきのあの変な化けもんみたいなやつはなんやったんや!」
「何って・・・牛?」
追いかけられながらも眼に焼きついたモンスターの姿形は図鑑で見たバッファローに良く似ていた。
が、牛というには少々大きく、そしてなにより普通ならあるはずのない三つめの目玉が額に並んでいた。


338 :ロボ二号:02/08/31 08:57
>>337

「牛やないやろ、なんか・・・・化けもん?」
「化けもんて・・・奇形とかちゃうんかな、環境汚染物質で三つ目の牛とかできとるんちゃうの? 」
縋るような増田の言葉を平井はあっさりと否定する。
「ちゃいますよ、きっと。」
「じゃあ、なんやねんあれ。そもそもなんなんや、この状況は!なんでお前はそんな余裕やねん。」
どこか楽しそうな平井と、完璧にパニック状態の増田。
その中間の岡田と柳原は肩をすくめて顔を見合わせる。
「そういや平井、お前さっきなに言おうとしとったん?」
岡田は増田をなだめ、柳原は話題を変えようと相方に話を振る。
見事な突っ込み連係プレー。
そんな二人の気遣いも気に留めず、平井は興奮気味に話を始めた。
「ああ、そうやそうや、俺の話の続きなんですけど。」


339 :ロボ二号:02/08/31 09:02
あのねぇ、これはあれですわ。なにって、やから、今から説明する言うとるやん。
ちょっと黙っといてや。
ここはね、僕らの居た三次元とは別の空間なんですよ。
・・ちゃんと聞けや、真面目な話しとんねん。
なんかの本に書いてあったんですけど、時間が別々の空間がいっぱいあるんですよ。
マニアックいうな、濃い知識って言えや。
・・でね、過去現在未来、時間だけやなくて色んな世界、
僕らでいうところのSFの世界とか、ファンタジーの世界ですわ。
・・・アニメやないんやからって、ああいうのはそういう体験をした人たちが
それを創作物として発表したもんかもしれへんやんか。って、ちゃちゃ入れないでくださいよ。


340 :ロボ二号:02/08/31 09:03
>>339

・・・時間も世界も様々な空間があって、普段はその空間同士が交わることはないんですけど、
なんらかの拍子に、その世界の住人の力かもしれんし、自然の、空間のひずみみたいな。
まあ、なんかそういうもんの作用で空間同士をつなぐトンネルみたいなのができて、
そのトンネルを通って別の空間に移動することがあるんです。
僕らの世界で言うたら神隠しだとか、そういう呼び方をされてるもので。
瞬間移動っていう表現も間違ってないんですよ、
空間から空間へ・・・やから、柳、ドラゴンボールとかで考えぇよ。
ドラクエでもワープできるやん、時空の扉使って、
昔とか未来とかに。そうやって考えてくださいよ。


341 :ロボ二号:02/08/31 09:04
要するに、僕らは僕らが居た空間から、なんらかの力によってこの、
さっきのモンスターとかがおるここの空間に引き込まれたんです。
ここはどこかって・・知らんがなそこまで。
わかっとることはこれだけや。
あ、そういや多分あの光は空間がつながる瞬間の強い力によってもたらされたもんですわ、きっと。
・・・ああ、そうですねさっきのモンスターみたいなやつは、いっぱい居ると思いますよ。
俺ら以外にもあっちの世界から来とる奴居るんかどうかは分からんけど。



342 :ロボ二号:02/08/31 09:06
>>341

皆に肩を落とさせる締めくくりで講義を終らせた平井は満足そうに息を吐いた。
3人の表情は暗く、とくにSFなどに馴染みのない増田と岡田は平井の説明を
いまいちよく飲み込めないまま、はっきりと分かったことといえば。
『モンスターがまだまだ居るらしい。』
ということと
『ここは日本でもなければ地球でさえないらしい。』
という落ち込む以外にリアクションが取れないことだった。


343 :ロボ二号 :02/08/31 09:42
339〜341は平井一人語りです。
SFはよく分からないので支離滅裂ですが、つまりは>>245です。

いい加減進ませなければ・・。

344 :名無しさん@お腹いっぱい。ちょこバト。:02/08/31 12:11
だいぶ間があいたが、
>225

「・・・『君の席』、できなくなっちゃったねえ・・・」
突然、片桐が漏らした。
「・・・え?」
それは、虻川の言葉とはマジで何の脈絡もなかった。
そのため、一同は認識するのにえらく手間取ってしまったようである。
「『genico』も、だな」
相方の小林を除いては。

簡単に説明すると、
ラーメンズ・バナナマン・おぎやはぎで結成されたユニットが『君の席』、
ラーメンズ・バナナマンで結成されていたのが『genico』。

設楽が殺害された今、そのどれもが、完全な形を失ったということになる。

ポーカーフェイスといおうか、なんと言おうか、動揺を隠さないほかの面々とは
対照的に、ラーメンズは至極冷静・・・というか、いつもどおりだった。

345 :名無しさん@お腹いっぱい。ちょこバト。:02/08/31 12:12
>344

「1時間、経ってもーたな」
某バラエティでゲットしたと思しき腕時計を見やって、礼二がため息をつく。
「二人も死人が出たんだ。イベントは中止さね」
・・・上は小林の言葉だが、おまえはどこの出身じゃ、というツッコミが入ることは
なかった。
「じゃ、はじめようか」
灰皿にタバコを押し付けて、小林が言った。
その表情は、どこか楽しそうでもあった。
(続く。)

突発で思いついたので、かなり変だろうな、これ。

346 : :02/08/31 18:02
さげ

347 :268:02/08/31 18:16

色々な種類の小説が増えてきて、賑やかになってきましたね。
自分も「孤島の悪魔」(今からでも、この題名変えたい…)の一章をうpしたいと思います。
またダラダラと長いんで、スミマセン…。

>>325,>>335
昨夜うpさせた後、すぐに恥ずかしさの余り逃亡したのですが、
こんな読み難いものを読んで頂いて、有難いです。

今、読み返してみても、自分が読み手だったら、絶対飛ばすなと…。

348 :孤島の悪魔:02/08/31 18:21
【第1章 子紫姫島】

「それじゃあ、頼んだわ。ホンマにゴメンな〜」
 陣内はそう言って携帯を切り、溜息を付いた。同時に、船体がグラリと揺れる。
 陣内達芸人11名と数人のスタッフを乗せたクルーザーが向かうのは、T市沖から約50km離れた絶海の孤島。
(もちろん、松村邦洋は乗っていない。彼の次の撮りは、優勝者が決まった時だろう)
 ある資産家(番組ディレクターの知人らしい)がバカンスの目的で所有するこの島に、
携帯の電波が届くはずもなく、一台だけ設置された電話の私事の使用は厳禁との事。
 負けたら退島だが、勝ち残れば、いつまで島に残る事になるかは判らない。
(スタッフによると、芸人達のスケジュールは五日間確保しているとの事)
 陣内は電波の届く間にと、その旨を家族や親しい知人に連絡した。 
 そして最後に、明日会う約束をしていた彼女に、謝罪と飼い猫の世話を頼む為、
電話を掛けたのだが、拗ねた彼女を宥めるのに一時間を費やした。
 前回のデートの約束も、急に入った仕事の為に潰れた。彼女が拗ねるのも無理はない。


349 :孤島の悪魔:02/08/31 18:26
>>348の続き

 足元をふらつかせながら、メインキャビンに戻ると、増田と松口、平井と矢作が
テーブルを囲んで集まっていた。
 灰皿には、数種類の煙草の吸殻が小高く積まれている。
 先程の倉庫での狂乱とは打って変わって、その場には、どんよりとした空気が漂っている。
 彼等のテンションの低さは、カメラが入ってない事が第一の理由なのだが、プラス、
スタッフから説明されたこの企画の詳しい内容・ルールが、彼等の気分を最悪なものにさせていた。
 ふと目を遣ったベンチシートには、大上と梶原が横たわっていた。
 船酔いして苦しげな梶原とは反対に、大上はイビキまでかいて、気持ちよさそうに眠っている。
 柳原と小木、西野の三人は、デッキに出ているようだ。
「コバはまだ吐いてるん?」と陣内が聞くと、
「さっき一瞬だけ戻ったんやけどな、またすぐにトイレに逆戻りや」と松口。
 最初は威勢が良かった小林だが、船に乗り込んで直ぐ、真っ青な顔になり、
トイレに篭って吐き続けている。



350 :孤島の悪魔:02/08/31 18:27
>>349の続き

 「そんなに乗り物に弱かったか?」と疑問に思い、小林を問い詰めると、
久しぶりの東京の仕事に緊張した小林は、「気付け」にと昨日夜遅くまで呑んでいたらしい。
 そのせいで、待ち合わせにも遅刻してきたと聞いて、
「まあ、自業自得やな」と陣内はそっけない。
「俺達小林さんと仕事した事ないから、ちゃんと挨拶しなくちゃいけないんですけどね」
と矢作と平井が顔を見合わせる。
 オンバトで面識のある自分とは違って、小林は他事務所の三組とは接点がない。
 聞くと、初対面に近いという。
「そういえば、気になってたんやけど、岡田、さんはどうしたん?」
 芸歴の差が微妙で、年上、その上交流もあまりない岡田に、
陣内は敬称をつけるべきかどうか、一瞬迷う。増田が顔をしかめ、松口が答える。
「腹を壊したんやと」
「腹を、壊す?」
「ADに「拉致」された車の中でな、突然、脂汗まで流して苦しみ出したらしいねん。
大病ちゃうかって、慌てて病院に運んで・・・・そしたら、ただの下痢やったんやて」


351 :孤島の悪魔:02/08/31 18:29
>>350の続き

「それじゃあ、後から岡田さんは来るん?」
「さっき連絡あって、まだちょっと衰弱してるけど、明日の夜にはスタッフと一緒に来れそうやって」
 島には芸人と設置カメラだけが残されるのだが、敗退したコンビに罰ゲームを与え、
彼らを連れ帰る為に、毎日夜の六時にスタッフがやってくる。
 増田の顔がますます渋る。
「俺だけで明日の夜まで勝ち残らなアカンねんで?かなわんわ〜。
漫才コンビやっちゅうだけで不利なのに、相方おらへんやなんて」
「まあ、後でネタにもなるし、エエんちゃうのー?」
 無責任な言葉を吐いた松口は、唇を歪めて笑った。
「うっれしそうやな〜」
「当たり前やん。これでライバルが一組減ったんやから」
 と松口は、コーヒーの缶を傾けた。彼は事務所を越えて増田と仲が良い。増田は、
「ナニ勝手に負けるて決めつけてんねん!一人でも勝つわ、ボケッ!!」
 と強気な事を言っておきながら、
「こういう企画は、岡田の方がエエんやけどな〜。あいつ、どこまで間が悪いねん」
 と相方をなじって溜息を付く。


352 :268:02/08/31 18:30
>>348>>322の続きです…。
スミマセン…。

353 :孤島の悪魔:02/08/31 18:35
>>351の続き

 笑わせなくてはならない相手は素人ではなく、同じ芸人。
 ある程度の「お笑いの法則」を知る彼等に、いつもやるようなネタは使い難い。
 持ち時間も1分と短く、どうしても一発芸的なものになる可能性が高い。
 見てる側を触ったりといった直接攻撃は禁止、
 しかも、ネタも放映する予定との事で、放送禁止用語はもちろん、下ネタも禁止。
(このルールを聞いた時に、悲鳴にも近い不満の声が上がった) 
 最初の「殺し合い」は島に着いて、開始の合図より1時間後。
(合図があるまでは、コンビ間のミーティングも許されていないので、
彼等はこんな風に悶々とダベっているのだ)
 その後は二時間ごとに、最後の一組が残るまで、朝の七時から夜の十一時まで、
延々と「殺し合い」は行われる。
 ネタを見せられる芸人側も、当然、必死で笑わないように我慢するだろうから、
「誰も笑わない」というドローを考えての配分である。
 笑ったか笑わないかという判断も、ネタを見る芸人間で行われるので、
そこでも相手を落としいれようと、苛烈で醜い争いが生じるのは必死だ。

354 :孤島の悪魔:02/08/31 18:39
>>353の続き

そこでも相手を落としいれようと、苛烈で醜い争いが生じるのは必死だ。
 まさしく「芸人殺し」な企画である。
「俺ら絶対優勝なんて出来ひん思うし、はよ負けて帰りたいですわー。
島にはテレビもゲームもパソコンもあらへん、あるんはラジオだけやとか言うし、
そんなもん、俺死んでしまいますわ。途中で帰ったら、その分オフになるんやろし」
 情けない事を堂々と言って突っ伏す後輩に、増田は苦笑した。
「平井〜。お前、それ柳が聞いたら、しばかれんど」
「俺も早く帰りたいよ。周りは全部関西の芸人さんで、俺達だけ同じ事務所の奴もいないし。
はっきり言って、肩身狭いしですよ」
 と本気かポーズか判り難い口調で矢作が言った。
 その後も、企画に対する不平不満、ダラダラとどうでもいい雑談をしていた陣内だが、
少し風に当たろうと、狭い階段を上がりデッキに出た。
 ドアを開けた途端に、強い風が吹いて、被っていた帽子が飛びそうになる。
「あー、陣内さん!えぇー所に来たわっ!」
 と、波の音に紛れない超音波声で柳原が叫んだ。

 


355 :孤島の悪魔:02/08/31 18:41
>>354の続き

「陣さん、写真撮って、写真!」と西野に携帯を渡される。
 携帯に付いたカメラの機能は、電波に関係なく使う事ができる。
 三人は、キャッキャ、キャッキャとはしゃぎながら、ポーズを取る。
 メンバーの中で最年少コンビであり、他の芸人と十歳近く離れた若い西野はともかく、
「あんたら幾つやねん」と陣内が聞くと、「こないだ30になりましたわ」「31です」と、しれっとした顔で答えられた。
 呆れながらも何ショットか撮ってやる。ふと、画面を見ると、
「西野、お前もうこれ、電池あんまないで?充電器持ってきてるん?」
「あー、そうやった!昨日充電すんの忘れとったんや!!どうしよ、向こう行っても、もう撮られへん!」
「写真なんか撮ってる暇ない思うで…。まあエエわ、俺もコバもカメラ付いとるヤツやし、
島で撮ったやつは、帰った時に送ったるわ」
「約束ですよ!・・・でもなー、コバさん変な写真ばっかり撮りはるからなー」と複雑な表情になる。
 後で聞くと、梶原はもちろん、平井、矢作もカメラ付きの携帯を持っているということだ。




356 :孤島の悪魔:02/08/31 18:43
>>355の続き

 小木が腕を組んで、感心したように言った。
「これ、イイよね。俺も買い換えようかな、写真が撮れるやつに」
「楽しいですよー。今ね、baseの芸人の間で、一言メッセージ添えてボケるのが流行ってるんですよ。
この機種は、動画も撮れますしね」
「ハイテクだよね〜・・・・でもさ、最近ネタやってる時に、これで写真撮る子いない?」
「あれ、あれ!腹立つよなぁ。ネタ中で写真撮るだけでもムカつくのに、
撮るたんびにピロ〜ン、ピロ〜ン鳴りよって!!」と柳原が叫んだ。本当に元気なオッサンである。
「音、消せないの?」
「盗撮防止で消せへんようになってるんやて」
「普通に歩いとる時に、声もかけんと勝手に撮って行くヤツもおるしな」
 と陣内も混じって、「迷惑なファン」談義が始まる。盛り上がってきた所で、
突然小木が「あっ」と呟いた。そして、
「あれが島なんじゃないの?」
 と遥か前方を指差した。
「えー、どれやねん?」「ほら、あれあれ」
 小木の指先には、青い空と海に挟まれ、確かに島らしき黒い点。
 
 


357 :孤島の悪魔:02/08/31 18:45
>>356の続き

 それが、彼らが目指す島、小紫姫(コシキ)島だった。


 陣内は、知る由もなかった。
 この美しい名の島が、恐ろしくも哀しい殺人劇の舞台となる事を。
 陣内の親しき者達が、この島で次々と命を落としていく事を。
 知る由もなく・・・・・・陣内は、手摺を掴んで身を乗り出し、島に向かって手を振った。



358 :286:02/08/31 18:56
訂正

>>348
【第1章 子紫姫島】 →【第一章 小紫姫島】

>>354
≪そこでも相手を落としいれようと、苛烈で醜い争いが生じるのは必死だ。≫

二重で書いてるので、削除してください…。




イキって題名なんて付けなければ(´・д・`)ヨカタヨ…

359 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/08/31 20:18
>286
待ってたYO!
これからの展開にドキドキしてまつ・・・

360 :名無しさん@お腹いっぱい。 :02/08/31 23:30
ファンタジー、ミステリー、短編と色んな種類のものが読めるのはよいですね。
皆さんガンガレ。

361 :名無しさん@お腹いっぱい。 :02/09/01 00:03
>>334
こっそり手を挙げる。

362 :名無しさん@お腹いっぱい:02/09/01 12:32
ナイナイの小説の続ききぼん

363 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/09/01 13:52
新しい小説書きたいのだけども。だめですかぁ?

364 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/09/01 14:42
20代前半の西野さんと同じレベルではしゃぐ柳原さんと小木さん萌。
柳原さん、もう30ですか。

今回は下げます。

365 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/09/01 19:18
↑誤爆??

366 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/09/01 20:29
>363
他と区別できるようにしてくれれば大丈夫だと思うよ。

367 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/09/01 20:41
只今のこのスレの状況。

推理小説   書き手さん一人
孤島の悪魔  書き手さん一人
RPG    書き手さん三人(内村編の方途中脱退)
予告だけ   書き手さん一人

アラシさん騒ぎで去られた方二人

小説、書き手さん共に、これからまだまだ増える気配あり。
うやむやにならぬことを願う。

368 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/09/01 20:42
>>366
センキュゥ。
短編っぽくいこうかな。

369 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/09/01 20:43
368です。あげちゃいますた・・・
ごめなさ!

370 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/09/01 20:44
367下がってませんでした、申し訳ない。

371 :和風御膳 〜笑を求めて〜:02/09/01 21:22
【プロローグ】
  笑い―――嬉しさ、恥ずかしさ、おかしさなどから起こるモノ。人なら自然と起こるモノである。
 ただ。現代において腹を抱えて笑うなんて事、そうそうないのでは?あなたの日常を思い出して欲しい。今の日本に対する憤り。現代だからこその、ストレス。生活習慣病。環境破壊。やはり根本は不景気だからなのだろうか?
 だからこそ、あえてこの時代に。「笑い」ってヤツを提供したいから彼等はおもしろおかしくしようと頑張っている。漫才だって、コントだって、人を楽しませようと必死だ。それは若手芸人、そしてベテラン芸人だって同じ事なのだ。
人を笑わす事が仕事な彼らにも、彼らには彼らの生活がある、勿論のことなのだが。友情、恋愛、家族と、家庭と。そんな彼らの生活を覗いてみるとしよう。意外と私達とは変わりがないのかもしれない。それとも―――?


372 :とまと@いちご:02/09/01 21:27
此処初めて来ますた。
結構面白いんだね。

373 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/09/02 21:30
「孤島の悪魔」面白い!

374 :名無しさん@お腹いっぱい。 :02/09/03 12:52
もう夏も終わるし、そんなに気にしなくてもいいとオモワレ。>あげる事
バトロワスレの方も、最近はずっと上げてるけど大丈夫みたいだし…。
あんまりこのスレ知名度ないと思うから(あり過ぎても困るが)、
色んな人に見てもらって、色んな人が小説書いてくれると嬉しいなと思います。


などと、言いつつ下げるけど…。



375 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/09/04 15:57
落ちそうage

376 :ロボ二号:02/09/04 16:47
怒涛のような うpラッシュが止まりましたね。




377 :286:02/09/04 18:32
>>359>>364>>373
ありがとうございます。嬉しいです…。
ヘッポコ書き手ですが、何とか続けて行きたいと思います。
が、
シャレにならない設定ミスを犯し、ちょっと凹んでいます。
伏線張ってるとか言いながら、結構行き当たりバッタリなもんで…。
でも、明日か明後日には第二章うpしようと思ってます。

その時に、>>355辺りからの修正版も、お見苦しいですが、一緒にちょっとうpらせてくらはい…。
本当に、笑っちゃうようなミスをやっちゃったので…。

書き手の皆さん、頑張ってください。


378 :286:02/09/04 18:46
HNが286になったり268になったりしてて、すみません…。
286で行きます。

それと、やはりどうしても題名が恥ずかしいので、チョト変えたいです、ハイ。

379 :名無しさん@お腹いっぱい。ちょこバト。:02/09/04 23:08
upラッシュ、したいところだが、ラーメンズは比較的動かしやすいのだけど、
千原兄弟はよく知らないし、ほかの芸人も動かしにくい。

・・・つーか完全に行き詰まった。

誰か続けて・・・ってわけにも行かないよね・・・。

380 :名無しさん@お腹いっぱい :02/09/04 23:12
新たな書き手さん募集age!

381 :名無しさん@お腹いっぱい :02/09/04 23:15
>>379
そんなこと言わずに…頑張ってください…。
貴重な書き手さんが…。

382 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/09/05 01:06
>379
無理に全員動かすよりも誰か中心に書いた方が書きやすいかもしれませんね。
書きやすいやり方でいいんで、もし書けたら読ませてください。
無理して書く必要も無いと思いますよ。

383 :名無しさん@お腹いっぱい。ちょこバト。:02/09/05 10:02
え〜ん、381さんと382さん、
レスどうもです。
うれしいです〜。

のんびりになりますが、がんばってみますので〜。

落ちちゃ困るのでage。

384 :予告だけ ◆GjJ/ASsU :02/09/05 20:12
TBSのクイズ番組「天スペシャル」で松竹芸能若手軍団に惨敗した渡辺エンターテイメント若手軍団。
その後、とある番組で再びナベエンと松竹が合間見えることに。
「あいつらなんか、こうだ!」
ゴルゴ松本はどこからか持ってきた松茸をを生でかじり、ふたくち食べ切った。
「お前らも食えよ」を合図にナベエン若手軍団はその場にあった松茸を食べあさった。
ナベエン勢に闘志が湧き上がる。新たな戦いの火蓋は切って落とされた・・・はずだった。
番組収録直前、現場は騒然となった。優勝賞品となっていた筈の食べ物が現場からなくなったという。
「ま、まさか・・・その食べ物って・・・!?」
ナベエン若手軍団は騒然となった。そして次第に彼らの腹は怪しい鼓動を始めていく・・・
優勝賞品とは本当に松茸なのか?ゴルゴはどこへ消えた?そしてナベエン若手軍団の運命は!?

385 :予告だけ ◆GjJ/ASsU :02/09/05 20:15
トミーズ雅が番組でもらったと松茸百本を大阪に持ち帰ってきた。
それを見ていたbase芸人達は「ぼくらにも恵んでくださいよー」とねだる。
雅はしょうがないという表情で「しょうがないな」と言うとbase芸人達は喜んだ。
雅は一本の松茸を彼らの元に放り投げた。
「・・・こ、これだけですかぁ!?」
「お前らには一本で十分や!」
一本の松茸をめぐってbase芸人の壮絶な戦いが始まろうとしていた・・・

386 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/09/05 21:21
>>385 面白い!!期待あげ

387 :芸人が一つの学校に居たら〜baseクラス編:02/09/05 22:08

「川島、一緒に遊ぼうや。」
田村は川島の肩に手を置いて、明るく話しかけた。
「触るな!無礼者が!」
川島は田村の手をすばやく払いのけ、憎悪のこもった目で睨み付けた。
田村の大きな体が机にぶつかり、机は派手な音をたてて倒れた。
「痛・・。」
小林はうずくまる田村に駆け寄り、何事もなかったかのように自分の椅子に座りなおして
窓の外を眺める川島を穏やかに叱った。
「なにもそんな、払いのけることないやろ、川島。
田村はお前が一人にしとるから誘ってくれたんやないか。」
川島はその声が聞こえないかのように、ぴくりとも視線を動かそうとしない。
「余計なお世話って言葉、知ってはりますか?」
川島は独り言のようにつぶやいた。
「邪魔なんですわ、皆さん。あんたらこの世界にいらんねん。ほんま、皆死んだらええのに。」
最後に口の端を上げて、川島は笑った。
「なんやと?ええ加減にせぇよ、川島。お前なぁ、いっつもそんなんで、頭おかしいんちゃうか?!」
浜本が川島の明らかな挑発に乗り、川島の胸倉を掴んで殴りかかろうとした瞬間、教室のドアが開いた。
「おー、何しとんねん、チャイム鳴ったで席付けや。」
「紳助先生・・・。」
「現代社会、始めるで。」
紳助は浜本と川島に一瞬視線を向けたが、すぐに興味をなくしたらしく、教科書を開き始めた。
川島は胸倉を掴んだままの浜本の手を離させて、襟を正し、鞄から授業の用意を取り出した。
「っそ、覚えとけや、川島。絶対にお前の考え方は変えたるからな。」
「ご心配なく、記憶力はいいほうなもので。」
浜本の捨て台詞にも、川島は極上の笑顔で答えた。

芸人が一つのクラスに居たら。ってスレ、結構面白かったのにな。
そんな感じ。

388 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/09/05 22:17
>387
(・∀・)イイ!

389 :仮”復帰”ヒマヂン ◆9eCHT9nc :02/09/05 22:50
ひょっとしてアラシ騒ぎで去った書き手のうちに入ってしまったんだろーか…(汗)
個人的な事情&軽く煮詰まった為しばらく放置しちまいますた。
…なまじ相手にした漏れも悪いけど
ヽ(;`д')ノ漏れが書きたかったのはこんなんちゃうねんウワァァァァァン!!!!(←本音)
出来ることなら
◇光とか闇とか分かれてない統一された世界
◇ジャッカルメンバーは登場せず
◇その代わり(?)途中から雨上がり決死隊が参戦
で過去世へ飛ぶあたりから書き直したい…無理かな今更…

390 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/09/06 00:14
>>389
いいと思いますよ。まだ遅くないです。

391 :ロボ二号:02/09/06 00:30
>>389
お帰りなさいませ。
ジャッカルメンバーを出してしまったのはARASHIさんですし、
ヒマヂンさんが最初に思われておられたように書き直してもいいと思います。

・・光と闇に分かれていない世界のほうが、自分としては書きやすいですし。

392 :ヒマヂンリベンジ ◆9eCHT9nc :02/09/06 01:50
ではおかしくなる直前>>136の続きから書きましょうか。
最近来て『?』という方は>>111からスタートしてるのでそちらからご覧ください。


【中川家編R>>136の続き】
剛は、自分の存在を否定する原因となった絶望的な夢の事を礼二に話した。
『…夢占いの本見たらな、死ぬ夢いうのは
今の状況を打破して新しい自分に生まれ変わりたいって気持ちの現れなんやて…
よう当たっとると思わんか?』
今の状況を打破したい…夢に出る程ではないが、同じ事をうすうす感じていた礼二は返す言葉を失った。
しかし、このままでいいはずがない。

393 :芸人が一つの学校に居たら〜BIG3編:02/09/06 18:57
校長室の扉が開き、一人の小汚い男が室内の入ってきた。
「久しぶりだな、秋刀魚。」
よれた服にこじんまりした体、しかし、その男は濁った目でこの学校随一の権力者である秋刀魚を射抜いた。
「武理事長・・・いやー!ほんま、お久しぶりですー。
どうされはったんですか?もしかして学校売るとかいう話ちゃいまんのやろな、怖いわー。」
この学校の設立者である理事長、武の突然の訪問に驚きながらも秋刀魚はそそくさと武を校長室に通した。
「この前なぁ、田森に会ってきたんだよ。」
芋羊羹とと緑茶の並べられた机のまえのソファに座り、きょろきょろと室内を見渡しながら、武は秋刀魚にそう告げた。
「へー、田森会長に。って、ほんまに嫌ですわー。経営上手くいってますよ。
生徒達にも評判はバッチグー、ですわ。」
「ま、なんてこたぁないけどな。最近めっきり全国大会からはうちの生徒の姿がみえねぇ
って話じゃねぇか。」
秋刀魚のこめかみがぴくりと引きつる。
「いまは、PTAも煩くて、あんまきついことも出来ないんですよ。」
笑顔を作って、そろそろ、というジェスチャーをして秋刀魚は武を帰らせることにした。
「分かってるんだけどな、実質、学校のほうはお前にまかせっきりだからな。
俺もタモリもあんま生徒と絡むこともねぇしよ。頼んだぜ、秋刀魚校長。」
「分かりましたー。」


394 :芸人が一つの学校に居たら〜BIG3編:02/09/06 18:57
早く校長室から追い出すため、さんまはアクションつきで武を追い立てる。
「三枝も経営陣側だからな、怒ってんじゃねぇのか?」
武は校長室を出て行く間際にそう笑った。
「いらっしゃーい!もー、怖い怖い、あんま怖いこと言わんといてくださいよー。」
高いテンションと笑顔は武の後姿が見えなくなった瞬間、消えうせ、その顔には憤怒の表情が浮かんだ。
「っの死にぞこないがぁ!いつまで首つっこんどんねん!第一線でやっとらん奴がえっらそうに・・・。」
蹴り飛ばされたゴミ箱の中身が柔らかそうな毛並みの絨毯に散らばる。
秋刀魚は肩で息をしながら、校内の用務員室に直通する電話を取った。
『はい、用務員室の村上ですー、秋刀魚校長でっか?』
「おい、村上、人集めろや。」
相手が出るなり、秋刀魚は村上にそう言った。
『わし用務員でっせ、そんなんいわれましても・・。』
「秋刀魚校長からや、いうて集まらん奴は学校なんか追い出したるわ。」
『そんな無茶苦茶な。』
「五月蝿いねん、誰のおかげで仕事やっとれるんや、さっさと言うこと聞けや!」
文句をぼやく村上を一喝して、秋刀魚はグランドに面したカーテンを乱暴に曳き開けた。
「学校の頂点は俺や、目にものみさしたらぁ・・。」
秋刀魚は広大な校舎の中、グランドを走る生徒達を見下ろして引き笑いをこだまさせた。
「年寄りをせいぜい楽しませてくれよ、秋刀魚。」
校門を通り過ぎる際に武は振り返り、目を細めてつぶやいた。


395 :芸人が一つの学校に居たら:02/09/06 19:00
なんちゃって。
続けてみたり、思いのほか長かったり。


396 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/09/07 01:29
無人島ミステリーの続きキボンヌ。

397 :鯖復活待ちだったヒマヂン ◆9eCHT9nc :02/09/07 02:02
>>392
本番まであと数10分。こんな沈んだ空気のまま出る訳にはいかない。
何とかして兄を励まさなければ…。
(実際は十数秒しか経っていないのだが)長い沈黙に耐えられず、必死で言葉を探す礼二を見て、剛は微笑みながら立ち上がった。
『礼二、もう大丈夫や。変な夢見たぐらいでヘコんどる場合ちゃうもんな。』
突然何もかも吹っ切れた様子の兄に礼二は戸惑っていた。
『に、兄ちゃん…無理すんなや。』
『礼二に夢の事話しただけでだいぶスッキリしたわ。おおきに。』
悪戯を仕掛けた子供のような笑みを浮かべ、剛は楽屋を後にした。

398 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/09/07 10:36
長いものは番号振ったほうがいいと思いますよ。
割り込みを避けることができるし、どこで終わるかわかりやすいので。

例:モナ板の場合
http://aa.2ch.net/test/read.cgi/mona/1023981689/119-131

399 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/09/07 16:47
あげもの、age.

400 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/09/07 17:02
>>356
サンクス!!


401 :名無しさん@お腹いっぱい:02/09/07 21:38
ここ、人少ないね。

402 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/09/08 20:58
落ちそうだからあげ!

403 :286:02/09/08 21:06
>>377
・・・・・思いきり嘘を吐いてしまいますた…。すいません。
余計なことは言うものではないです…。

開き直って、長文うpさせて頂きます…。

・・・ゴメンナサイ。

404 :孤島の悪魔、改め「孤島のオニ」:02/09/08 21:09
>>354
「陣さん、写真撮って、写真!」と西野に携帯を渡される。
 携帯に付いたカメラの機能は、電波に関係なく使う事ができる。
 三人は、キャッキャ、キャッキャとはしゃぎながら、ポーズを取る。
 メンバーの中で最年少コンビであり、他の芸人と十歳近く離れた若い西野はともかく、
「あんたら幾つやねん」と陣内が聞くと、「こないだ30になりましたわ」「31です」と、しれっとした顔で答えられた。
 呆れながらも何ショットか撮ってやる。ふと、画面を見ると、
「西野、お前もうこれ、電池あんまないで?充電器持ってきてるん?」
「あー、そうやった!昨日充電すんの忘れとったんや!!どうしよ、向こう行っても、もう撮られへん!」
「向こう行っても、撮る暇ない思うで。梶原も持ってるやろうから、貸してもらえばエエやん」
「陣さんも貸して下さいよ」
「オレのんもバッテリー残り少ないんや。コバも持っとるし、大上も最近買い換えた言うてたし、
あいつ等に借りればエエやん」
「ウチの相方もこーいうのん好きやから、最新のん持ってるわ、大上さんと同じ機種のヤツ。
あれ、スゴイんやで、完全防水やし、ゾウが踏んでも壊れへんらしいで!」
「象って・・・・・ホンマかいな」


405 :孤島の悪魔、改め「孤島のオニ」:02/09/08 21:10
 小木が腕を組んで、感心したように言った。
「最近、みんなカメラ付きのヤツ持ってるよねぇ。矢作も持ってるし、俺も買い換えようかなぁ」
「楽しいですよー。今ね、baseの芸人の間で、一言メッセージ添えてボケるのが流行ってるんですよ、動画も撮れますし」
「ハイテクだよね〜・・・・でもさ、最近ネタやってる時に、これで写真撮る子いない?」
「あれ、あれ!腹立つよなぁ。ネタ中で写真撮るだけでもムカつくのに、 撮るたんびにピロ〜ン、ピロ〜ン鳴りよって!!」と柳原が叫んだ。本当に元気なオッサンである。
「音、消せないの?」
「盗撮防止で消せへんようになってるんやて」
「普通に街歩いてる時に、声もかけんと勝手に撮って行くヤツもおるしな」
 と陣内も混じって、「迷惑なファン」談義が始まる。盛り上がってきた所で、
突然小木が「あっ」と呟いた。そして、
「あれが島なんじゃないの?」
 と遥か前方を指差した。
「えー、どれやねん?」「ほら、あれあれ」
 小木の指先には、青い空と海に挟まれ、確かに島らしき黒い点。
 それが、彼らが目指す島、小紫姫(コシキ)島だった。

陣内は、知る由もなかった。
 この美しい名の島が、恐ろしくも哀しい殺人劇の舞台となる事を。
 彼の親しき者達が、この島で次々と命を落としていく事を。
 知る由もなく・・・・・・陣内は、手摺を掴んで身を乗り出し、島に向かって手を振った。


406 :286:02/09/08 21:18
以上第一章訂正部分です…。
もう一つ訂正です。

>>354
 「俺ら絶対優勝なんて出来ひん思うし、はよ負けて帰りたいですわー。
 島にはテレビもゲームもパソコンもあらへん、あるんはラジオだけやとか言うし、
 そんなもん、俺死んでしまいますわ。途中で帰ったら、その分オフになるんやろし」
                      ↓
 「俺ら絶対優勝なんて出来ひん思うし、はよ負けて帰りたいですわー。
 島にはテレビもゲームもあらへん、あるんはラジオだけやとか言うし。
 電波届かへんから、チャットもインターネットもできひん…。
 そんなもん、俺死んでしまいますわ。途中で帰ったら、その分オフになるんやろし」


ノートパソコンを持ってる方がいるので、それは出来るけど、通信はできない、ということです…。
開き直って、第二章いきます。題名はあんまり変わってませんが、「孤島のオニ」にしました…。

407 :孤島の悪魔、改め「孤島のオニ」:02/09/08 21:21
>>405の続き

                    【第二章 紫の館】          
 
 島に唯一の小さな船着場に、船はゆっくりと乗り付けた。
 船から降り、約三時間の船の長旅に一息付く暇もなく、スタッフを先頭にして、上り坂の道を列になって歩かされる。
 憎らしいほどの快晴だった。陣内の背を汗が伝う。
 「アカン」それは隣を歩いていた増田の漏らした苦しげな一言である。
「どないしたん?」
「なんや、腹が痛くなってきたわ・・・・・・」
「アンタまで下痢かいな」
「ちゃうわ、ただの糞詰まりや・・・・ちょっ、先行くわ」
 切羽詰った顔で腹を押さえながらスタッフに追い付いた増田は、案内用のADを引き摺るようにして、坂道を駆け上がって行った。
「コンビ揃って、ウンが付いてるなぁ」と大上。寝起きと言えど、限度がある。陣内は「しょーもな」と声に出すのも面倒で、口だけ動かした。
 眼下には白い砂浜が広がっている。海面が光を跳ね返しキラキラと輝いていた。
 思わず見取れて足を止める陣内の横を、梶原が俯き加減に通り過ぎた。
 ようやく復調した梶原だったが、まだ足元がふらついている。よっぽど船に弱いらしい。 
 もう一人、船に呑まれた男・小林は、胃の中の物を全て吐き切り、すっきりしたのかその足取りは軽かった。
 歩きながら、アメザリ・おぎはぎの二組と挨拶を交わしている。最初はぎこちない二組との対面だったが、
しばらくすると、時折笑い声が上がるようになった。
 10分ほど歩いただろうか、ようやく坂を登り切る。そこには、若緑の木々に囲まれた、平たい建物が建っていた。
 島の名に因んでか、紫色の屋根、遠くから見ると白く、近くで見ると淡い紫に染まった壁。その名を紫苑荘という。
 ふと見ると、前を歩いていた平井が立ち止まり、呆然と紫苑荘を見つめていた。
「どうしたん?」と声を掛けると、降り返った平井は、たった今夢から覚めたような顔。
「あの・・・・・」と、口を開いたが、「いや、何でもないですわ」と目を逸らす。
「何や、今ごろ船酔いでもしたんか?顔色悪いで」



408 :孤島の悪魔、改め「孤島のオニ」:02/09/08 21:23
「いや、ホンマに何でもないんで・・・・スタッフが呼んでますわ、行きましょ」
「それならエエけど・・・・・」陣内は首を傾げながら後に続いた。
 両開きの扉を抜けると、玄関ホールが広がり、そこから左右に廊下が伸びている。右が東館に、左が西館に続いている。
 崖に面して建てられた紫苑荘は、上から見るとちょうど凹の形をしている。それだけでも変わっているが、
これだけの大きさで、一階建ての建物というのも珍しい。
 調度品も豪華絢爛で派手な物ではないが、品の良い、落ち着いた物が揃えられている。
名前といい、外観といい、内装といい、いかにも若い女が喜びそうな家である。
 至る所で先発組のスタッフが、慌しくセッティングを行っている。
 ADの案内で東館に通される。応接間、食堂を過ぎて広間に行き着いた。
 芸人達は、そこでスタッフに詳しい試合方法、カメラが設置されている場所、屋敷で入っては行けない部屋、
タイムテーブル等の説明・諸注意を受けた。
「皆さんの部屋は西館にあります。荷物をそこに置いて、待機していて下さい。準備が出来次第、お呼びしますんで」
というADの指示に従い、ぞろぞろと移動する。
 西館は、この企画の為に建てられたかのように、ちょうど6つの客室を持っていた。細い廊下を挟んで、三つずつツインの部屋が並んでいる。
 それぞれの部屋には、コンビ名の書かれた紙が貼ってあった。手書きの汚い字だった。
「楽屋じゃないんやから」陣内は思わず苦笑した。
 一番奥の凹の窪み側の部屋が、陣内と小林の部屋だった。
 貼られた紙には、ケンドーコバヤシ・陳内智則と書かれてあった。


409 :孤島の悪魔、改め「孤島のオニ」:02/09/08 21:25
 試合開始の合図が鳴らされたのは、夕日が昇る頃だった。
 それから暫くして、一隻の船が小紫姫島から去って行った。
 その船は、陣内達をこの島に運んだ船であり、島に来た全スタッフがその船には乗っていた。
 こうして、無人島・小紫姫島には、若手芸人11名だけが残された。

          *

 顔の筋肉を緊張させた同業者達が、睨む様に、あるいは何の感情も浮かんでないかのような目で、自分達のネタ(?)を見詰めている。
 全く受けなかったデビュー当時の2丁目の舞台、スーパーで丸い台に立たされてネタをした営業、それら並に「イヤ」な舞台だった。
 一試合目の結果は、誰一人笑わずで、ドロー。
 試合終了後、口を開く者はいなかった。
 この模様を放映されるのか、こんな事を何度も繰り返さねばならないのか、そもそもこの企画はウケルものなのか、
そんな怒りとも嘆きとも諦めともつかぬ重苦しい思いが、試合会場である広間の空気を満たす。
 誰とも目を合わせたくない。それは、そこにいる誰もが思っている事だったろう。
 それなのに、そんな彼等の気持ちを知らず、いやそれを見越してか、タイムテーブルには「全員でのご飯タイム」が組み込まれていた。
 しかも、その「ご飯」は乾パンを初めとした携帯食と水のみ。
 そんなオイシイ状況にも、食堂に集まった一同のリアクションは薄かった。カメラが設置されていることを知りながら、である。
 「最悪だよ、こんな企画を考えた奴」という矢作の呟きを、音声は拾えなかったかもしれない、「もっとデカイ声で言えよ」と他人任せに陣内は思った。
「何見てんのや、平井?」
 食事の手を止め、ぼんやりと天井の辺りを眺めている平井に、松口が問う。


410 :孤島の悪魔、改め「孤島のオニ」:02/09/08 21:27
「・・・・・・・・・いや、何でもないですわ」何か言いたげな顔で、平井は言った。
「何やねん、言いたい事があれば、はっきり言えや」
「いや・・・・・・・・正直、言わん方がエエ思いますんで・・・・・・」
 そういえば紫苑荘に入る前も様子がおかしかったな、と陣内は思い返す。
 柳原がカロリーメイトを頬張りながら、
「なんやお前、まさか、またなんかが見えるとか言うんやないやろな?」と笑った。
 平井が黙り込む。
「おい、まさか・・・・・・・・・ホンマにおるんか?」
 増田と柳原が目に見えて狼狽している。他事務所の人間は話が見えない。
「どうしたんや?見えるって何が見えるねん?」
「こいつ、昔から霊感あって・・・・・・幽霊とかが見えるんですわ」柳原が彼にしては低めの声で神妙に言う。
「マジで?おい、やめようや!俺、そういうのアカンねん」
「何っ!何がいるんですかっ!!」
「言うなよ、お前、そう言うことは言うなよっ!!」
 と、一気に騒然となる。平井は音を立ててため息を付いた。
「だから、言わん方がエエ言いましたやん・・・・別にはっきり見えてる訳ちゃうんで、何とも言えないんですけどね」
「どういうことやねん?」
 平井の霊感には波があって、はっきりと霊が見える時と、見えない時があるらしく、今は「見えない時」らしい。
「確かにはっきりとは見えないんですけどね、なんや、ひどくイヤーな感じがするんですよ。この島来た時から、変な感じしてたんですけど、
この家見た時、すっごい悪寒がしたんですわ。なんや、真っ黒なモヤみたいなんが、この家を覆ってるっちゅうか・・・・・」
「ちょお、もう勘弁して下さいよっ!」
 と梶原が泣き声で止める。にも関わらず、大上がぼんやりと言わなくてもいいことを言う。
「ああ、そうか、あの話ってこの島のことやったんやなぁ」
「何が?」ひきつった顔で松口が問う。
「この島の名前、コシキ島ってどっかで聞いた事があるな〜って思ってたんやけど、週刊誌の怪奇特集かなんかで読んだ事があったんやわ」
 聞かない方がいい、と陣内は直感的に思ったが、大上は話を続ける。

 

411 :孤島の悪魔、改め「孤島のオニ」:02/09/08 21:29
『日本海に浮かぶ小さな島に、一人の鬼が住んでいた。
 ある時、その島に人間が移り住んできて、その鬼を退治した。
 しかし、それから後、島の人間は原因不明の流行り病で次々と死んでいった。
 それは、鬼の呪いであった。死んでから後も、鬼はその島に住む人間を恨み続け、
 結局その小さな島は、誰も住まない無人島となった。
 そして、鬼と鬼の呪いで死んだ人間達の怨念で溢れたその島を、
 「死を呼ぶ鬼の島、呼死鬼(コシキ)島」と呼ぶようになった…』
「でもそんな話聞いたら、この島を買う奴なんぞ出てこぉへんやろ?やから、昭和に入って、「小さな紫の姫の島」っていう表記にしたんやって」
「あのな〜大上、盛り上げよー思っても、そういうしょもない嘘は付いたらアカンで〜」
 陣内は縋り付くように言ったが、「嘘やないって、ホンマやって」と大上は口を尖らせ答える。
    ガンッ
 突然、開けていた窓が大きな音を立てて閉まった。
「「「「「ギャー」」」」」
 悲鳴は輪唱のように食堂に響き渡った。
「風で閉まっただけだよ、あはは」と晴れやかに小木が笑う。
「アハハじゃねぇよ、お前は平気なのかよ?」
「幽霊なんているわけないじゃない」
「アカン、俺、ちょっと漏らしてしもたかもしれん」
「お前〜、いらん事を言うなや!」
 潤んだ目で小林が大上の首を締めにかかった。

 「ご飯タイム」の終わりを告げるベルがなり、陣内は思い足を引き摺るようにして、食堂を後にした。
「ホンマですか?ホンマにこの家に幽霊がおるんですか?」
「だから、はっきり見えへんから、霊かどうかもわからへんのやって・・・・・」
 真剣な顔で梶原が平井に詰め寄っている。
「大丈夫やって、どうせ俺達は見えへんのやし」と柳原。
「そういう問題やないわ」と陣内は思ったが、口には出さなかった。
 見ると、自分達の部屋を増田が開けようとしていた。


412 :孤島の悪魔、改め「孤島のオニ」:02/09/08 21:34
「そこ、俺達の部屋やで?」
「ああ・・・・・・・そうやったなぁ」と心ここにあらずの顔で向かいの部屋を振り返る。
「なんやアイツ、ぼんやりして・・・・エエ年して、怖がりすぎやで」
 笑いながら部屋のカギを開けようとした陣内の手は震えていた。
「陣内〜、お前もあんな与太話を本気にしとんのかぁ?」と小林が馬鹿にするように言った。
「そんな訳ないやん。大体「死を呼ぶ鬼の島」なんて出来すぎやわっ!」
 「なあ!」と二人は笑い合った。乾いた笑いだった。

 一時間後には、第二試合が始まる。
 陣内と小林のネタ作りは、必要以上の大声で行われた。


413 :286:02/09/08 21:56
>>407-412、以上で第二章終了です。
今回で第一の被害者が出る所まで持って行きたかったのですが、出来ませんでした。
殺人事件なのに人が死なない…。
次こそは必ず誰かがお亡くなりになりますので・・・。

「孤島の鬼」という有名なミステリーがあるので、この題名を付ける事を躊躇し、
そして、「孤島の悪魔」になったのですが、ちょっと余りに恥ずかしいので、こちらで・・・。
恥ずかしさはそんなに変わりませんが…。

>>398
参考にさせて頂きたいのですが、一体レスを幾つ食うかが判らないのです。
一レスに何文字書けるかが判らない、ちょうどいい所で文章を切りたいので…。

414 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/09/08 22:27
続き楽しみにしてます、頑張って下さい。
「陳内」に哀愁を感じますた…。

415 :名無しさん@お腹いっぱい :02/09/09 00:07
>>401
そうだねぇ…。

416 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/09/09 00:41
>286
続きキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!
待ってたyo!
次回も楽しみにしてまつ。

417 :名無しさん@お腹いっぱい:02/09/09 20:31
あげてみる。

418 :名無しさん@初心者:02/09/10 00:10
気がついたら続きうpされてた。
平井のキャラが好きだ。続きも期待。
頑張って下さいな。
私も何か書こうかなぁ。
いや、文才ないから止めておこう。



419 :ヒマヂン ◆9eCHT9nc :02/09/10 01:12
>>392
『スッキリしたって…、便所か俺は!』
ぬるいお茶を一口あおり、礼二は兄の後を追いかけた。

(さっきまであんな暗い顔して自分の存在を否定しおった奴がもう大丈夫な訳あらへん。絶対無理しとる。
今俺に背向けて歩きよるけど、絶対ヘコんだ顔してるで…!)

『兄ちゃん待って…』
やっとのことで剛に追いつき、肩をつかんでこちらを向かせた。
礼二の予想は大ハズレだった。
『何やビックリした…そういやお前今日前世占いしてもらえるって言うてたな。』
『あぁ。』
『それで他んとこは何しとったらええねん。』

420 :名無しさん@お腹いっぱい:02/09/10 20:33
バトロワスレに宣伝するのはやめましょうよ。
正直、最近のこのスレはそんな新しく書き込みやすい雰囲気でもないですし。

421 :粘るヒマヂン ◆9eCHT9nc :02/09/10 22:26
>>419 『何ってそんなもん…』
これだけ心配させておきながら、とても10年やってきたとは思えない事を
平気で聞いてくる剛に、礼二は多少イラつき始めていた。
とその時、
『お〜ぅ!中川家やないけ〜!』
発声練習でもしているかのような声量に驚いて振り返ると、
後方から宮迫博之(雨上がり決死隊)が駆け寄ってきた。
しかしその顔に笑顔はなく、かなり焦っているようだった。
『宮迫さん、どうかしたんスか?誰か探しとるみたいですけど…』
『あぁ…もうすぐ生本番や言うのに蛍原が便所行ったまんま消えおってん。』
『!?』

422 :ヒマヂン ◆9eCHT9nc :02/09/10 23:00
>>421
宮迫の言葉に先に反応したのは剛だった。
『ちょっと待って下さい。今、生本番て…』
『えーと、フォー何とか…のゲストで呼ばれたんや。つぅかもうヤバイねん、君らホンマに見てへんか?』
『すんません、見てないスわ…あの…僕らもその番組に今から出るんです。』
今度は礼二の言葉に宮迫が驚いていた。
『ええっ…いやぁ前世占いする以外何も知らされてへんから…』
『僕らもですよ。それでさっきからおかしいって兄貴が…なぁ。
とりあえず、一緒に探しましょ。』
『頼む。』
3人は蛍原の名を呼びながらスタジオへ歩いた。

423 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/09/11 04:47
age

424 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/09/11 20:18
「孤島のオニ」続き期待age

425 :名無しさん@お腹いっぱい :02/09/12 22:28
>>420
あまりにも人がいないんで・・・・( ´Д⊂ヽ ゴメソ
最近、向こうが盛り上がってるので羨ましかったの…。

ここ、新しい人が書き難い雰囲気なのか、そうか…。




426 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/09/13 13:18
下がっとる!
孤島のオニおもしろいです。
このメンツにおぎやはぎが入ってるのがいいですね。
続き期待あげ

427 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/09/14 01:45
あぶないage

428 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/09/14 12:20
今のところ「孤島の鬼」がこのスレのメインになりましたね。
只今のこのスレの状況。

孤島の鬼 (孤島の鬼書き手さん一人
RPG    (ヒマヂンさん一人

今後も確定しているのはこの方々のみですか。
ひそかにちょこバトさんの書かれる推理小説を楽しみとしていた身としては
今後また書いてくださるのかどうなのかどきどきしていますが。
・・・・それにしても随分と閑散としましたね、このスレ。

429 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/09/14 17:42
RPG全くわからない自分としては推理小説の登場は嬉しかった。

430 :いろいろヤバかったヒマヂン ◆9eCHT9nc :02/09/14 23:19
|o`)<ダレモイナイ…シンテンカイナラ イマノウチ

>>422
他の控室にもトイレにも、蛍原の姿はなかった。
『こんだけ探しても居てないのやから、もうスタジオ入ってるんと違います?』
『それしかないな…』
宮迫と礼二はまだ楽観的な様子で、スタジオへ向かう足を速めた。
『…?』
剛は遠くから何か聞こえたような気がしたが、特に気にせず二人に遅れないよう付いていった。

ようやく3人はVスタジオの前までたどり着いた。
時間的にはもう本番が始まっているはずなのに、どういうわけか「ON AIR」のランプは点いていない。
『どういう事やコレ…?』

431 :ヒマヂン ◆9eCHT9nc :02/09/14 23:55
>>430
『…考えても分かるわけないわ、入るで。』
宮迫がドアノブに手をかけた瞬間、
『UuaaEeee.....GyIiiii....』
地の底から湧いて来たかのような低いうなり声が聞こえてきた。
それは先ほど剛が聞いた声と同質のものだった。
『何やこの音…』
その直後、聞き覚えのある叫び声が3人の耳を貫いた。
『ヒャアーーーッ!!!!何やお前!!!宮迫ォーーーーッ!!』
『蛍原さんや!』
『何や分からんがヤバいんちゃうんか!行くで!』
宮迫を先頭に3人は勢い良くドアを蹴り開け、スタジオに駆け込んだ。

432 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/09/15 14:10
age

433 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/09/15 22:22
つづきキボンヌ!<推理小説

434 :情報通:02/09/15 22:37


鉄拳の素顔(左側の方ね)

http://ime.nu/zaremidoro.tripod.co.jp/takesi.jpg






435 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/09/16 09:23
age

436 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/09/16 17:28
det落ち阻止age

437 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/09/16 17:34
またまた突発、>345。

「あの、コバケン。はじめようかって、何を?」
タバコの煙を、ふう、と吐き出した岡田が、「まさかな・・・」とつぶやいたことに
誰か気づいただろうか。

「決まってんじゃない。
犯人、探しましょう。俺たちだけで」

――――はあ!?

増田と片桐以外の面子の声である。ずっと沈んでいた日村でさえ
顔を上げている。
「そこまでびっくりしなくても・・・」
とつぶやく片桐。どうやら、付き合いの長さで察してはいたらしい。

しかし、びっくりするのは道理といえば道理。
殺人事件そのものが自分たちとはそう縁のない話だと思っていた彼らだ。この上
自ら真相探求に乗り出すなどとは、思いもよらなかったに違いない。
「本気で言うてんの、小林さん」
ハリガネロックは一応ラーメンズよりキャリアも実年齢も上だが、
なぜか敬称つきである。
「俺はジョークは苦手でね」
コント作家がそれでいいのか?
「警察に任しとけばええやろ、そんなもん」
うざったそうな千原兄。めんどくさがりではないと思うのだが・・・。
「設楽さんが見つかってから、もう軽く30分は経過してますよ。なのに、何で
警察がこないんですか」
「そーいや伊東・・・やっけ?設楽さん見つけた時すっごい悲鳴あげとったけど、
集まったの俺らだけて、・・・どー言うこと?」
根が神経質(らしい)な松口の言葉からは、すでに余裕が消えていた。

438 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/09/16 17:38
>437
ここはテナントの入ったビルではなく、独立した劇場。
本来なら、イベントスタッフが右往左往していてもおかしくない時間。
それが、異様なまでに静まり返っているのは・・・・・・。

一同(一部除いてだが)がいやな予感にとらわれかけた、その時。

「戻るぞ。外に連絡つけんと」

大きな体をゆったり起こし、言うが早いか礼二が歩き出した。

その足取りは、いやに速い。後を追う者の足取りも、また然り。
いやな予感といおうか、見えない恐怖といおうか。
それは確実に、一同の心を蝕みつつあった・・・。
(続く・・・?)

439 :名無しさん@お腹いっぱい。ちょこバト。:02/09/16 17:40
下書きもしないで書くものではないですね。
かなりハズイっすわ・・・。

あ、名前変え忘れましたが、438もちょこバトですから。

440 :286:02/09/16 21:44
だ、誰もいない?
長文うpするなら今のうち、か?

すみません、第三章笑えるほど長いです。
切ろうと思ったのですが、今度こそ事件が起こると言ったんで…。
言い訳です、とにかく書いてしまったんでうpしちゃいます…。

441 :孤島のオニ:02/09/16 21:47
>>412の続き

                   【第三章 悪夢】

 二試合目。
 スタッフ御手製の白いビニールテープで床を区切っただけの、あえて「チャチ」な演出を施された舞台。
 そこは、その場に集まった若手芸人達にとって、すでに畏怖対象でしかなかった。
 くじ引きの結果、陣内・小林コンビはトップにお目見え。
 小林の提案で増田、松口狙いのプロレスネタ(陣内には何が面白いのかよく判らない)を持っていったが、
狙いの二人の表情は終始変わる事はなかった。
 ネタ見せ終了後、陣内は堂々とした足取りで舞台から降りてやった。
 開き直った者勝ち、そんな顔である。対して、小林は恥ずかしげに縮こまっている。
 そもそも、自分達は圧倒的に不利なのだと陣内は思った。
 他の奴らはコンビでネタも作りやすいだろうが、自分と小林は最近コンビのごとく一緒に仕事をしているとはいえ、ピン芸人同士。
しかも、その芸風は全く違う方向を向いている。
 その上、幽霊話で気もそぞろの中、出てくるアイデアは禁じられた下ネタばかり。そうだ、大体下ネタ禁止とはどういうことだ。
これはもうコバヤシ潰しとしか思ない・・・・・うんぬん。
 それなら一人でやってる増田は、ということになるが、下を見ずに上だけ見た結果、
他のコンビが聞いたら反論の嵐であろう被害妄想(言い訳)は尽きることがない。
 結局、最後まで誰一人笑う者おらずで試合終了。
 トリを飾ったアメリカザリガニが何とも言えない表情で舞台から降り、沈黙が流れた。
 最初の試合よりも疲れと眠気がプラスされ、さらに状況は悪くなっている。
 そこに、異変が起きた。
「ちょっといいですか」と西野が手を挙げた。
「なんや?」陣内の目は据わっていた。
「アメザリさんの時、大上さん、笑ってたと思うんですけど」
「へ?」突然の判定に、一同、虚を突かれて顔を上げた。
「笑ってへんよ」
 大上は和やかに応じたが、西野は挑むような目で言い返す。


442 :孤島のオニ:02/09/16 21:49
「笑ってたやないですか、オレ大上さんの隣やったんですよ。肩震えてたやないですか」
「クシャミでも止めよぉしとったんちゃう?」
 その後も、笑った、笑わないの応酬が続いた。
 判定者は自分達で、というルールはこういう事態を招く。
「笑ってましたって!ねぇ、笑ってましたよね、平井さんと柳原さんは、前から見てたんやから、判ったでしょ?」
 突然振られたアメザリの二人は、
「いや、オレは気付かへんかったけど・・・・・って言うか、そんな余裕なかったし、はっきり言って」「ボクもです」なあ、と顔を見合わせた。
「他に誰か見た奴おるんか?」小林が一同を見回して言った。
 これで、一組脱落者が出るのだから、嘘をついても良かったかもしれない。しかし、そこまでして相手を陥れ、揉め事を起こす元気もないのか、
手を挙げる者はいない。
「西野の他に誰も見てへんのやったら、判定不能ってことでどうやろ?」
「エエんちゃいますのん?」
 どうでも、と言いたげな平井を柳原が横目で睨んだ。勝利よりも、早く部屋に戻って休みたい、という欲望が強いようだ。
 次々と賛同者が出て、柳原も少し考えた末に同意する。
 大上は当然という顔で、松口はほっとした顔。
 西野はまだ納得いかないようだったが、「判りました」とボソリと答えた。
「じゃあ、二試合目もドローって事で・・・・・・・今日はお開きやな」
 増田の言葉で、全員が腰を上げる。
 広間のドアを閉め、さて、西館に帰ろうとしたその時である。
「・・・・・・絶対、セコイわ」
 唾でも吐く勢いで、西野が呟いた。陣内が宥めようと口を開くと、
「なんや西野、その態度はっ!!」
 廊下が震えるほどの怒声だった。声の主はなんとハリガネロックの枯れ木の方。
「こんなん先輩とか関係ないやないですかっ!」
「その態度がアカン言うてるねんっ!!」
「自分が嘘ついてるくせに、責任転嫁せんといて下さいよっ!」
「笑ってないゆうとるやろっ!!お前こそ嘘までついて、人を落としたいんかっ!」
「嘘なんてついてませんよっ!」


443 :孤島のオニ:02/09/16 21:56
 激しく互いを罵倒しあう二人。他の者は呆然と見詰める。
 こういう時は、近しい者、上の者が止めるのが筋というものだろうが、陣内、小林、相方である松口も動くともせずに、突っ立っている。
 あまりにも劇的な大上の豹変である。
 いつもはどちらかと言うと、前に出る松口の後ろでのんびり笑ってる感が強い大上が、
こんな風に感情モロ出しで後輩を怒る所など、付き合いの長い大上と同期の陣内も見た事がない。
 他の同期二人もそうなのだろう、ぽかんと口を開けている。
「大体、ずっとお前の事は気に食わんかったんや。なんや、収録の時もいっつもやる気ないし、ちょっとキャーキャー言われてるからって、
周りのモン嘗めとるちゃうんか?」
「なんやそれ、単なる八つ当たりやないですかっ!」
 梶原は二人の迫力に押されて、「やめろって、西野」と小声で言いながら、こちらをチラチラ見てくる。その視線にようやく三人は我に返る。
「エエ加減にせぇよ、お前ら!」
 小林が目で合図し、頷いた他事務所の者達は何も言わずに廊下を立ち去った。その場には吉本芸人6名が残される。
「止めんな、小林!大体、オレラは今まで後輩に甘すぎてん!!だからこいつがつけあがるんや!」
「勝手な事言わんといて下さいっ!オレだって、大上さんには言いたい事たくさんあるんですよ!
・・・・・大体、『あの事』だって大上さんのせいで・・・・・」
(あの事?)
 大上の顔が固まる。両手を握り締め、体が震えている。
「お前・・・・・・今とあの事は関係ないやろが、あれはオレのせいちゃうで!お前のせいやないか!」搾り出すような声だった。
「ナニ、人に押し付けてるんですか、アレはアンタのせいやないですかっ!」
「西野、お前っ!」
 大上が西野の胸倉を掴む。西野も引かずに睨み返す。
 小林と陣内が慌てて二人を引き離した。
「止めんといて下さいっ!これはオレラ二人の問題ですっ!!」
「二人とも何があったか知らんけど、取り敢えず落ち着けや!他のモンにも迷惑かけてるんやで」
 陣内の言葉に、大上がしばし黙り込む。


444 :孤島のオニ:02/09/16 21:59
「・・・・・・・・・判った、オレ達二人だけで話させてくれ」
「エエですよ、オレかてこんな気分のまま、ここにおられへん」
 大上は西野の背中を押しながら、ズカズカと廊下を渡り、東館の最奥の部屋のドアを開けた。
その部屋は、この屋敷の持ち主の家族の寝室。客室二つ分の広い部屋だった。
「おい、そこは使たらアカンてスタッフに・・・・・・」
「別に何も触らへん。広間と食堂はカメラ回ってるから、話せるのはこの部屋位しかないやろ」
 そう言って、分厚いドアを閉めた。
「オイ、ちょっと待てって」ノブを回しても扉は開かない。 
「・・・・・・・あいつら、カギかけよった」
「なんやねん、アイツら」「す、すいません」
「いや、梶原が謝る事やないけど・・・・・・」
「まあ、二人で話す言うてるし、ガキやないんやから、大丈夫やろ。・・・・・ここにいてもしゃあないし、オレラは戻ろうや」
 小林が場を納めるように言って、四人は歩き出した。
「オレ、あんなに怒った大上さん見たん初めてです…」
「いや、俺だってあんな大上は初めて見たわ、なあ・・・・」
「そう、やな」松口は衝撃が覚めやらぬのか、ぼんやりとしていた。
 あの二人の間で何が起こったのだろう。それは、仕事上のことかプライベートの事かはわからないが。
「あの事って何なんやろな?」小林に問うと、「さあなぁ」と返った。

 東館の角を曲がると、「あれ、もう終わったんですか?」という小木の声。
「いや、まあ、こっちは大丈夫や。スマンかったな・・・・それよりアンタら何してんの?」
「いや、なんか電話が変なんですよ。ツーともカーとも言わない」
 玄関ホールに置かれた、この家、いやこの島にただ一つの電話の受話器を片手に、
矢作が首をかしげていた。
「おいおい、マジで?」「もしかして、最初っから壊れてたとか?」
「でもオレ、スタッフが使ってたの見ましたよ」
「今、増田さんが平井を呼びに行ってくれてるんですけどね」平井は機械類が得意なのだそうだ。


445 :孤島のオニ:02/09/16 22:02
 陣内が番号をプッシュしてもなるほど、音はない。どんなに力を篭めても一緒だ。
 小木が試しに117を押してみたが、コール音も何の声も返らない。
「明日の天気予報知りたかったんだけどな〜」
「あれ、117って時報やなかったけ?」「えっ、天気予報じゃないの?」
「ピ・ピ・ピ〜やろ」「だって、テンキイイナでしょ?」「えっ、そうなん?」
 どうでもいい論争の中、平井を引き摺り増田と柳原がやって来た。平井はもう眠りについていたらしい。
 瞼を半分閉じながらも、電話をいじくり出した平井は、一通りの点検を終え、
「どっかにドライバーないですかね〜、プラスの」と言いながら電話台の引出しを開ける。
 小木が「オレ、持ってるよ」待ってて、と西館に消えた。しばらくして戻ってきた小木の手には万能ナイフ。
「あっ、これナイフとか缶切りとかなんや色々ついとるヤツやな」
 小木は眼鏡用のドライバーも爪切りも付いてるよ、とプラスドライバーを引き出す。
 受け取った平井は、電話本体のネジを外しにかかった。
「おい、勝手に解体してエエんかいな」
「ちゃんと元に戻しますよ〜」
 と開けた内部を調べ、直ぐに「あぁ〜、こりゃあきませんわ〜」と頓狂な声を出した。
「電話線の方かと思ったんですけど、中身がイカレてるんですわ。随分古い電話みたいやし、寿命でしょうね〜」
「直らへんのか?」「中の部品を代えんことには無理ですねぇ」
「じゃあ、電話は使えへんっちゅうことか・・・・・」
 それはすなわち、この島唯一の通信手段が断たれた事を意味する。
 電話は意図的に壊されたわけではなく、自然に故障したのだが、
「なんや、ホラー映画みたいな展開やな〜、絶海の孤島で助けも呼べへんで・・・・」 
「死を呼ぶ鬼が出るとか?」
「だから、その話はすんなってっ!!」
 まあ、緊急の用事があるわけでもなく、全員健康体の上、家の外に出ることはなく(というか出れず)、急病人も怪我人も出そうにないし・・・・・。
「明日来るスタッフに言ったらいいでしょ」と取り成すように平井が言った。


446 :孤島のオニ:02/09/16 22:04
 しかし、増田が一人「ホンマにアカンのか?」としつこい。
「増田さん、ボクの事信用してへんのですか〜」と電話を元に戻しながら平井がボヤイた。
「なんか連絡したい事があるん?」陣内が問うと、
「・・・・・いや、岡田がな・・・・・」と口篭もる。
「なんや、増田さん、相方が恋しいのん?」と柳原が茶化す。
「そうやねん、あいつのダミ声聞かんと寂しゅーて、てナンデやねん・・・・・・・明日にはちゃんと来れるか確認取りたかっただけや」
「そんな事言って、一人寝が寂しいんやろ?」
「ちゃうわ!・・・・・それより、もう休まへんか?明日も早いんやし」
 明日(もう「今日」になっていたが)は、朝5時に起きて、広間で「ラジオ体操」だ。もう笑う気力もない。
 職業柄、一般人が起床する時間が彼等の就寝時間であることは少なくない。陣内にとって、現在の時間はまだまだ活動時間である。
 しかし、早朝に大阪を出て、東京に着いたらすぐに車で拉致され、船に乗せられ。そんな約半日の長旅のせいか、ひどく眠かった。
三日間眠らずに仕事をこなした時並にダルイ。
 他の者もそうなのだろう、目をしぱしぱさせている。それは、度重なる心の傷も原因の一つかもしれなかったが。
 
 陣内は部屋に帰ると、タバコを数本とミネラルウォーターを飲んで、すぐにベッドに横になった。
 ミネラルウォーターは、夕食に支給された物の残りで、ペットボトルにも御丁寧に名前が書いてあった。
部屋の名札の字とは違っていたが、これまた癖のある汚い字である。幸いに、こちらは「陣内」と正しく記されていた。
 暗闇の中、取り留めない事が、浮かんでは消え、浮かんでは消える。
 ふと「あいつら大丈夫やろか」と大上達の事を思った。
 大上は船の中でアホ程寝てたし、西野は若いから少々無理しても平気か・・・・。
 それにしても、一体あの二人の間に何があったのだろう。接点があまり思いつかない。
 潮騒が流れる。その音に合わせて、ゆっくりと思考が止まっていく。
 隣では、小林がもう眠ってしまったようだ。寝息の中で、「ユーカリ」という少し苦しげなうめき声。妙な寝言である。
(お前は飢饉のパンダか)ふわりと思う。
 海に引き摺られる様にして、陣内は眠りに落ちた。
 夢ひとつ、見る事はなかった。

 

447 :孤島のオニ:02/09/16 22:09

                          *

 二日目の朝。
 起床のベルが鳴り、泥のように思い体を無理矢理起こして身支度を整えていると、
コンコンとドアをノックする音と共に「おはようございます、梶原です」
「どうしたんや?」
「あの、大上さんか西野、来てません・・・・・・よね」と部屋を見渡した。
「なんや、アイツら帰って来てへんの?」
「はい・・・・・・」いかにも困ったという顔で梶原が頷く。
 起きたら西野が戻った形跡がなく、ハリガネロックの部屋を訪ねると、大上も帰って来てないという。
「部屋のカギはちゃんと開けてたんですけど・・・・・」
「あの部屋で寝てるんちゃうんか?」小林が腹を掻きながら聞くと、
「いや、松口さんと何度もドアを叩いて呼んだんですけど、返事がないんですよ・・・・・」
「他の奴らの部屋には行ってみたん?」
 「いえ、まだ・・・」と言う梶原に、他のコンビにも聞いて見る事を命じて二人は連れ立って東館に向かった。「人騒がせな奴らやな〜」とぼやきながら。
 人騒がせな二人組が立て篭もった部屋の前では、
「おら、開けろ!起きろ!!大上、西野っ!!」
 松口が叫んでいた。殴り付けるようにドアを叩いていたが、しまいには蹴りを入れ始めた。
「おいおい、ドア壊れんで?」陣内が止めると、
「大丈夫や、このドア分厚いから!」と鋭い目。大分苛ついているようだ。無理もない。
 確かに客室のドアよりも分厚く頑丈そうなドアである。叩いても鈍い音しか返らない。もしかしたら、
「中に声届いてへんのちゃうん?」
「あー、そうかもしれへんなぁ」チッと松口が舌打ちをする。
「大体、中におるかどうかも判れへんやん」
「しゃーない、裏回ろうか」と小林が提案する。
「でも、裏は入ったらアカンてスタッフに・・・・・・」
 館の裏には非常に珍しい野生の花が群生していて、そこへの立ち入りは館の主からきつく禁じられているらしい。
「花を踏み潰さへんかったらエエんやろ?窓から中におるかどうか覗くだけやし」
 主人の部屋に入るは、電話は解体するは・・・・禁止事項は全く守られていない。玄関に向かう小林を「オレも行くわ」と追いかける。
 


448 :孤島のオニ:02/09/16 22:13
 外は夜のように暗かった。黒い空に日が昇る気配はない。
 玄関に備え付けてあった懐中電灯を小林が持って、二人は並んで歩いた。
 強い風に木々が嬲られている。「朝やから大丈夫や」陣内は呪文のように呟いた。
 打ち寄せる波の音が激しい。昨日の穏やかな海が嘘のようだ。
「雨、降りそうやな」と小林が空を見上げた。
 ちょうど島の北端に建てられた屋敷は、三角形に切り取ったような崖に囲まれている。三角形の頂点と館の中心はちょうど直線で結べる。
 花畑は崖に冠を被せる様に広がっていた。濃い潮の香の中、忍ぶように甘い香。
 やはり、というか当然と言うか、紫の花だった。強風の中、倒れることなく健気に揺れている。房が零れて小さな桜のような花が風に飛んでいる。
 崖縁から館の背中を抱くように紫の絨毯は隙間なく敷かれていた。
 部屋には、北に向かって大きな窓とテラスが付いていた。西館の客室に一つずつつある東側には東、西側には西に付いた窓はこの部屋にはないようだった。
 仕方なく、二人が花畑の際に沿って、部屋が見える位置まで移動していると、
「なんや、やっぱり部屋におるんやんか」
 部屋からうっすらと光が漏れていたのだ。
 ヒラヒラ揺れるカーテンに遮られ、中の様子は見えない。
「窓ちょっと開いてるやん、こんな風強いのに」
「おい、大上〜、西野〜、おるんやろ〜!」
 返事はない。もう一度呼ぼうと息を吸うと、
「陣内、あれ見ろ」と前を歩いていた小林が花畑の中央を照らした。
 そこには、無残にも花達を踏み潰した一組の足跡。足跡は、テラスから崖縁まで、一直線に伸びている。
 その先は空中。その下は海。崖の上から海面までの距離、約20メートル。
「なんや、これ」呆然と陣内は呟いた。
 小林が花畑に足を踏み入れた。陣内も続いた。紫の花が声なき悲鳴を上げる。
 胸の鼓動が速くなる。訳がわからない。
 テラスに上り、窓とカーテンを開け放つ。
 そこに、西野の姿はなかった。
 大上は床の上で、四肢を投げ出し仰向けに寝っ転がっていた。
 

449 :孤島のオニ:02/09/16 22:18
「大上?」
 返事はない。
 大上の傍らにはブロンズ製の置時計が無造作に転がっている。
 天使の細工がなされたいかにも高そうなその時計には、鮮やかな赤い液体がべったりと付いている。
 陣内には意味が全く判らなかった。
「・・・・・・・大上?」
 真っ赤に染まった大上の顔。大きく見開かれた、瞬き一つしない目。
 ツンと鼻につく生臭い匂い。潮の香、花の香。混ざり合い、部屋を満たしている。
 赤い水溜り。大上の頭から流れた・・・・・・・。
 喉の奥で蠢くものがあった。ぐらぐらと視界が歪む。
 ピクリとも動かない細い体を揺さぶる。抵抗なく揺れる体。手に伝わる冷たさ。
 冷たい、冷たい体。
「大上ーーーーーーーー!!」
 叫んだのは自分だったか、小林だったのか。
「どうしたんや、小林、陣内!おいっ、おいって!!」
 ドンドンと扉を叩く音、松口の叫び。何度も何度も繰り返される。
 それは海の底に沈んだように、遠く、歪んで聞こえた。
 ヒュッと強い風が吹いて、大上の体に紫の花がひらひら落ちた。

 陣内が信じていた現実はぱらぱらと崩れ落ちた。
 花が散るように、儚く。

 

450 :286:02/09/16 22:28
と、いうわけで、第三章>>441-449、終了しました。
やっと事件が始まりました。
この話、9月までに終わらせるつもりだったんですが…ムリポ…。

>>414>>416>>424>>426
ありがとうございます、嬉しいです。

>>428
あの…、メインというのはちょっと…。
無駄に長いんでスレを占めてるだけなんで、それは反省しております、はい…。
自分としては、ますおか・アメザリのRPGの続きが読みたいです。

推理小説、頑張って下さい。
自分のはミステリー風味のホラーのようなそうでないような、という話なんで、ジャンルは被ってない、はず。

館の説明とかウザくてスミマセン、見取り図みたいなのが載せられるといいんですけど…。
説明下手すぎて、部屋や花畑の配置がよく判らないと思います。…ゴメンナサイ。


451 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/09/17 12:19
 >>441-449イイ!!
ものすごく楽しみです。
他の書き手さんたちも頑張ってください。自分は読み専門なもんで・・・
ひそかにここが1番面白いよな・・・

452 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/09/17 23:04
>>441-449
面白い!!見ててすごくドキドキしました。
西野はどこへ行ったのか・・・・あぁ大上・・・・

453 :名無しさん@お腹いっぱい:02/09/18 16:26
age

454 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/09/18 17:56
(・∀・)イイ!(・∀・)イイ!(・∀・)イイ!
「孤島のオニ」面白い!
普通に物語として面白い!
最後までこれからもヒソーリと応援しております。
頑張ってください<書き手さん

455 :名無しさん@お腹いっぱい:02/09/18 20:16
「孤島のオニ」
とうとう最初の犠牲者が……。
さあみなさん、大上に合掌。

でも面白いです。
こういったパラレルものめっちゃ好きなので
こっそり応援してます。
西野と大上に何が……。

456 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/09/18 20:19
baseヲタしいないのか…?

457 :名無しさん@初心者:02/09/18 23:12
「孤島のオニ」待ってました。
続いて私も大上さんに合掌。南無。

ますます続きが気になります。
西野さんはどこ行ったんだ?
応援してますです。


458 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/09/19 00:31
孤島のオニ、おもしろいっすね。
大上さんが最初の犠牲者かー。合掌。
続き早く読みたいね。頑張ってください。

459 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/09/19 21:24
久しぶりに来てみたら続きが!
第4章も楽しみにしてます。
どうなるんだー!

460 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/09/20 23:35
age

461 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/09/21 21:32
もいっちょage

462 :ぁーち*ノ:02/09/21 21:48
もっかいage

463 : :02/09/22 10:22
あの叫び声でアメザリや増田、スタッフがかけよってきた。
「なにがあったんですか?!」増田が聞く。小林はだまって大上を指差す。
「・・!」スタッフと3人はだまった。そしてスタッフは電話を探しに行った。
陣内は呆然としていた。
「くそーーー!!」相方の松口は悲しみと怒りで震えていた。

「・・・西野は?」
平井の言葉で陣内は我に戻った。
「ほんまや。どこいってん・・・」
「俺・・。探してきます!」梶原が急いでで西野を探しにいった。
「あいつが・・。あいつがやったんやろ!!西野が大上を殺したんや!!」
狂ったように松口は叫んだ。「おい・・。西野とは決定してへんやんけ」
「じゃあ、あいつはどこにいってん!!おらんやんけ!!」
松口が叫ぶ中、一つの声がした。「西野自分の部屋に戻ってました!!」
ふりむくと、そこには走りながらくる梶原と、下を向きながら歩いてくる西野の姿。
「西野ーー!お前!!!」松口は西野の顔面はおもいっきり殴った。
「おい、西野とはまだ決まってへんのや。やめろ!」小林と陣内があわてて止める。
「・・・俺じゃない。」
「え?」
「・・・俺大上さん殺してません!!」
西野が震えながら言った。
「じゃあお前、大上とあの部屋でなにしててん?」松口が落ち着いたのか、冷静に西野に聞く。
「俺、あのあと朝の3:30ぐらいまで大上さんと話し合いしてたんです。
そしたら大上さんがお前なんかと話し合いしても意味がないって行って一人で裏のほう行ったんです。
俺は止めたんです。でもあの人聞かなくて・・・。」
西野は今にも泣きそうな顔で言った。
「・・・ほんまやねんな?」松口が真剣に西野に聞く。
「ほんまです!嘘ついてません!!」西野が涙を流しながら言う。
「・・・わかった。とりあえず西野、お前は部屋で休め。あとはスッタフにまかせ・・。」
と言おうとしたとたん、松口は倒れた。
「松口!!」陣内がかけよった。そして小林と梶原が松口のベットに松口を寝かした。
「とりあえず俺らも戻ろうか・・。」と、最悪なムードのまま、芸人達は部屋に戻った。

464 : ◆a/9vEilE :02/09/22 15:45
test

465 :「孤島のオニ」by268 ◆/TIxxEd. :02/09/22 17:45
『孤島のオニ』の書き手268です(前回また286になってました…)
>462は自分が誤爆りました、誠に申し訳ございません。

最初に断っておきますと>>463は自分が書いた物ではありません。

>>463
もしかしなくても、>>449の続きだとは思うのですが、
書き始める前に、ミステリー物の性質上(最初に犯人は決定済みで書いているので)、伏線やら何やらで、
一人で書き進める、ということで御了承を得ていたのですが…。

ちなみに、この島には(我ながら無茶な設定だと思いますが)、スタッフは居らず、唯一の電話も壊れております。
あと、これは自分の書き方が悪かったのですが、
テラスから崖縁までの足跡は行きのものだけで、帰りのものはありません。

と、いうわけで自分には>>463の続きはちょっと書けそうにありません。
これとは別に>>449の続きとして、268版の『孤島のオニ』を続けたいのですが、宜しいでしょうか?
HNも上記のトリップ付きのもので投稿しますので…。

>>451-452,>>454-455,>>457-459
レスの消費を防ごうと一レスに詰め込みすぎて、
見難いこと甚だしいものを読んで頂けるだけでも、
ありがたいのに…と感無量です。ありがとうございました。


あと、書き手の皆様戻ってきてくださいませ…お願いします…。


466 :名無しさん@お腹いっぱい:02/09/22 18:53
 続編だと思って見たら別の方の書いたものだとは。
勘違いだとしたら仕方ないですけど、
推理小説を複数の人間で書くのは無理が生じますからね。
見守っていきましょうよ。

でも463って、続編の名を騙った荒らしだった…ってことはないよね(w。

467 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/09/22 19:31
463が別の方だってことはすぐに分かりましたよ。

>>465
一人で書き進めて下さい。
楽しみに待ってます。


468 : :02/09/22 19:40
463のものです。
最初に「書いてください」というものだけを呼んで続きを書いてしまいました。
孤島のオニさん、すいませんでした・・。

469 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/09/23 00:03
うん。463が別人だというのは最初の数行ですぐわかった。
なので268さん、これからも続き期待してますので頑張ってください。

470 :名無しさん@お腹いっぱい:02/09/23 18:57
age

471 : :02/09/23 21:49
age

472 :「孤島のオニ」by268 ◆/TIxxEd. :02/09/24 11:10
すいません、今パソの状態が悪くて、しばらくこれそうにありません…。
週末には来れるようにしますんで、すいません…。

473 :268:02/09/24 12:58
逝く前にもう一つ。

>>468
どうぞ、お気になさらずに。
リレー式の中、自分が無理言って一人で書き始めたものなんで…。
是非また何か書いてくださいませ。








474 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/09/24 22:19
>472
わかりました。
復活を待ってますね。

475 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/09/24 23:58
age

476 :名無しさん@腹へった。:02/09/25 21:11
age

477 :名無しさん@お腹いっぱい。ちょこバト。:02/09/26 11:21
久方ぶりのちょこバトです。

実はちょこバト、来月下旬までネットできなくなります。
というわけですから、推理は誰か受け継いでいただきたいんですけど。

今日明日のうちに少し上げるつもりですので、そのあとから、ということで
お願いします。

478 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/09/26 15:45
age

479 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/09/26 19:18
冷やかしで覗いてみたけど(スマン)孤島のオニさんおもろいね。
普通に続き気になって、そんで素直に次も読みたいって気になるし。
単なるロムのうちの一人だけどこっそり応援してっから頑張ってくんさい。

480 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/09/27 15:50
保守age
唐揚げ
食いたい

481 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/09/28 11:48
age

482 :名無しさん@腹へった。:02/09/28 13:07
age

483 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/09/29 02:54
続き禿げしく読みたいage

484 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/09/29 14:49
age


485 :2チャンネルで超有名:02/09/29 14:50
http://www.tigers-fan.com/~jko

http://www.tigers-fan.com/~tyk

ヌキヌキ部屋に直行
  コギャルとヌキヌキ
  全国地域別出会い

486 : :02/09/30 15:57
あげ

487 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/09/30 23:20
age

488 :268 ◆/TIxxEd. :02/10/01 14:57
268です。
また、言った事を守れませんでした…。申し訳ございません。
月末と言えば良かったと、激しく後悔しております。

「孤島のオニ」第四章をうpいたします。

あと、私の描写力のなさで、ちょっと判り難かった第三章の一部分
訂正も一緒に載せます。申し訳ありませんです…。
(本当は、細かい文章とかもっと訂正したいところがたくさんあるんですがキリないんで、これだけを)

もう一つ、館の見取り図を作ってみました。AA初心者な者でお見苦しいですが、お許し下さい。

第三章訂正、挿入部分は>>448の16行目位から後ろ3行目までです。
まずは、それから失礼します。


489 :孤島のオニ(第三章訂正) ◆/TIxxEd. :02/10/01 15:01
「おい、大上〜、西野〜、おるんやろ〜!」
 返事はない。もう一度呼ぼうと息を吸うと、
「陣内、あれ見ろ」と前を歩いていた小林が花畑の中央を指差した。
 そこには、無残にも花達を踏み潰した一組の足跡。足跡は、テラスから崖縁まで、何の躊躇も無く一直線に伸びている。
 足跡は、まるでその先もあると信じて踏み出して行ったように虚空で途切れている。
 崖の下は海。崖の上から海面まで、約20メートルほど。五、六階建てのビルの高さはあるだろうか。
「なんや、これ」陣内の背筋を何かが走った。
 小林が花畑に足を踏み入れた。陣内も続く。紫の花が声なき悲鳴を上げる。
 崖の突端で四つん這いになった小林が、崖の下を覗き込み、海上を照らした。
 陣内も小林と同じ格好になって、眼下を見る。塩混じりの向かい風が目と鼻に沁みる。
 そこには、垂直に近い崖を抉るように激しく打ち付ける波とその下に隠れるように幾つかの岩があるだけ。
 浮かんでいるはずのモノがない。
 立ち上がった二人は、テラスに向かって転げるように走り出した。
 心臓が波打つ。訳が判らない。混乱する頭に、
(そう言えば、オレラ高所恐怖症なのに、あんな高い所からよく下見れたよな)そんな呑気な感慨が浮かぶ。
  テラスに上った小林が、窓とカーテンを一気に開け放つ。


490 :孤島のオニ《事件現場》 ◆/TIxxEd. :02/10/01 15:13
                  _
                 / \             
                /  : \            
               /     :  \           
    海        / 花     :  \       海  
            /         :   \         
           /      畑    :   \        
          /\┏━━┓__┏━━┓/\       
        /   ┃ 西 ┃   ┃ 東 ┃   \      
       /    ┃   ┃   ┃   ┃    \     
     /      ┃ 館 ┃   ┃ 館 ┃      \    
   /         ┃   ┗━━┛   ┃       \   
/         ┃            ┃        \  
/           ┗━━━━━━━━┛          \
                 玄  関                  




  恐らくズレたくってるとは思いますが…。
  ( : )が足跡です。

491 :孤島のオニ《事件現場》 ◆/TIxxEd. :02/10/01 15:22
                  _
                 / \             
                /  : \            
               /     :  \           
    海        / 花     :  \       海  
            /         :   \         
           /      畑    :   \        
          /\┏━━┓__┏━━┓/\       
        /   ┃ 西 ┃   ┃ 東 ┃   \      
       /    ┃   ┃   ┃   ┃    \     
     /      ┃ 館 ┃   ┃ 館 ┃      \    
   /        ┃   ┗━━┛   ┃       \   
 /          ┃            ┃        \  
/           ┗━━━━━━━━┛          \
                 玄  関                  
                  
  
 再挑戦。
 スレの無駄遣いゴメンナサイ。
 これ失敗したら、諦めて第四章うpいきます。
 現場の雰囲気だけでも判っていただければ…。
  

492 :孤島のオニ ◆/TIxxEd. :02/10/01 15:27
>>449の続き。
                               【第四章 残された足跡】

 何時の間にか部屋のドアは開いていた。小林が開けたんだな、と陣内はぼんやりと思った。
「おお、うえ?」
 松口が不確かな発音で呟いた。
「大上!」
 相方に駆け寄り抱き起こした松口の手に、血が纏わり付く。松口は構わず細長い身体を揺さ振った。
「大上、おい、大上!」
 梶原が戸口であんぐりと口を開け、腰を抜かしている。そのリアクションは大袈裟すぎて、滑稽なくらいだ。
 その後ろを囲むように、「ラジオ体操」の為に広間に集まっていたのだろう、増田達他メンバーが五人が、思い思いの驚愕の表情を貼り付け、立ち竦んでいる。
 その中に西野の姿はなかった。そんな事は、陣内には判り切っていた。
「医者だ、医者呼ばないとっ」ようやく矢作が口を開いた。
「・・・・・・アカン、電話はっ!!」
 悲鳴のような増田の叫びに、玄関ホールに向かおうとした矢作の足が止まる。
 小紫姫島唯一の通信手段であるこの館の電話は、壊れてしまって使用不能なのだ。
「じゃあ、どうしたら・・・・・・」
 人が住む隣島まで30キロの距離はある。この島にはボートもない。この孤島から外部へ連絡する術はない。
「どうしたら、いいんだよ・・・・・・」矢作の言葉に応える者はいない。
 しかし、
(いまさら、医者、呼んでどうなるんや)
 白く霞む陣内の頭の中に響いたのは、彼自身の声だった。
 大上は、息をしていない。
 驚いたように大きく見開かれた目と口は、アロンアルファで塗り固めたように、一瞬たりと動かない。
(皆、ホンマは判ってるんやろ?大上は、もう・・・・・)
 それとも、ここにいる(ある)大上は、彼を精巧に模した人形、だとでもいうのか?
「大上、しっかりしろ、大上!!」
 唯ひとり、松口だけが、まるでそれが彼のただ一つの使命かのように、人形の身体を揺さ振っている。人形はされるがままにガクガクと揺れる。
「大上っ!!」
「松口、これ以上は、もう・・・・・・」堪り兼ねたように小林が松口の手を止めた。
 突然松口が立ち上がり、周りの人間を突き飛ばすようにして、廊下に躍り出た。


493 :孤島のオニ ◆/TIxxEd. :02/10/01 15:31
「どこ行くねん、松口っ」増田が呼び止める。
「医者連れてくるんやっ!!」松口は振り向かずに廊下を進む。
「連れて来るって・・・・・・」
「どうやって、この島出る気やねんっ!」
「泳ぐなりなんなりすればエエやないかっ!!」
「何言ってるねんっ、そんなん無理に決まってるやろっ!」松口の腕を掴んだが、強い力で振り払われる。
「邪魔するなやっ、早く、せんと大上がっ!」
「落ち着け、松口っ!!」
「大上、あんな、血、いっぱい、出て・・・・・・はやく、せんと、大上が・・・・・・」松口は宙を見た。虚ろな目だった。小林と増田が押さえ付けるが、逃れようと激しくもがく。
「放せっ!!」
「松口、頼むからっ!」泣き出しそうな顔で増田が叫んだ。
「こんな、こんなアホな事ありえへん、絶対に、ありえへんのや・・・・・・」
 松口は白いシャツを着ていた。赤い模様は大上の血。
「大上は!!」
 これ以上見ていられなかった。だから、陣内は叫んだ。
 しかし、その先が続かない。喉を締め付けられたように、その言葉が言えなかった。ブワリと涙が溢れた。それでも、陣内は言わなければならなかった。
「大上は、死んだんやっ!!」
 シンとその場に静寂が降りた。
 松口はひどくゆっくりと振り返った。「嘘や・・・・・・」呟いて少し口の端を上げた。
「嘘やァァァァァァァァァァ!」
 体中の全ての力を出し尽くすような絶叫、だった。そのまま力尽きたように壁に寄り掛かり、ずるずると崩れ落ちる。
「嘘や、こんなん、嘘や・・・・・・」
 松口はうわ言のように呟きながら、耳を塞ぐように頭を抱え、泣きじゃくった。
    ジリリリリリリリリリリリリリリリリリリリ
 「ラジオ体操」開始を知らせるベルがけたたましく鳴り響いた。

 この音が、惨劇の終わりではなく始まりを告げていたのだと、陣内は後に知る事となる。    
 幕はまだ、上がったばかり。
 
 



494 :孤島のオニ ◆/TIxxEd. :02/10/01 15:33
                              *

 開け放たれたままだった窓を閉めると、無遠慮に部屋を吹き荒れていた風が止んだ。
「火サスとかの見過ぎかもしれませんけど」と前置きして、
「やっぱり、警察が来るまで、この部屋はこのまんまにしといた方がいいんですかね?」と遠慮がちに平井が言った。
 「鑑識が来るまで、現場の物には触れないで下さい」というヤツである。
「そう、やな」陣内は曖昧に返事をした。どうでもいいことのような気がしていた。
 事故死であるはずがない。もちろん病死でもない。大上は人の手によって殺されたのだ。
 警察が調べずとも誰の目にも明らかだ。凶器は床に転がっていた置き時計。死因は撲殺。額から右側頭部にかけて何度も殴られて。
 そして、この残忍な殺人を犯した犯人の名前は・・・・・・・・。
 柳原が痛ましげに眉を寄せ、こう言った。
「スタッフが来るのは10時間以上先なんや。それから警察が来るまでまた待たなあかんやろ?
それまでずっと、このまんまにしとくのは可哀相や」床の上は冷たいやろうし、と大上を見る。
 結局柳原の意見が採用され、大上はこの部屋のベッドに横たえられた。ベッドは客室の物よりも高価そうだったが大きくはない、死後硬直した身体が少しはみ出たてしまった。
 増田が顔に良く糊の効いた水色のハンカチを被せる。
 啜り泣きが洩れた。大上に向かって、手を合せている者、黙祷する者もいた。
 陣内はどれも相応しくないような気がして、だけど何が相応しいのかも判らずに、呆けた顔で突っ立ている。
 枕元にいるのは松口だった。その後ろには小林が付き添うように立っている。松口は相方をただじっと見詰めていた。
 松口はもう泣いていなかった。手を洗い、服を着替え、少し落ち着いたようだったが、消え入りそうな背中に、陣内はかける言葉もない。
 これは本当に現実なのだろうか。目に映る光景が全て淀んで見える。陣内は自分が哀しいのかどうかも判らない。頬を滑る涙が自分のものかさえも。
「何で、こんな酷い事を・・・・・・」矢作のそんな独り言が聞こえた。その言葉が向かう相手は一人しかいない。梶原がビクリと肩を揺らす。


 

495 :孤島のオニ ◆/TIxxEd. :02/10/01 15:39
 増田が後ろを向いて言った。
「・・・・・俺達は、何があったんかさっぱりワカラヘンのや。一体、この部屋で何があったんか・・・・・・教えてくれへんか?」
 気遣うように松口の顔を窺うと、「俺は、平気や、話してくれ」と掠れた声が返った。


 「降ってきたみたいですね」平井が呟いた。見ると、大粒の水滴が窓を濡らしていた。
 家族部屋に全員が座れる椅子はないし、これからする話は血に塗れた部屋の中、死者の前でするものではない、ということで彼等は一旦食堂に移動する事になった。
 テーブルを囲んだ面々は、一様に魂が抜けたような顔をしている。
 小林が彼等が見た一部始終を話し出した。陣内も時折注釈を入れたが、恐らくあまり役に立っていない。
 思考が濁って上手く文章が組み立てられない陣内とは反対に、小林は淡々と説明を続ける。
 大上と西野が結局一度も自室に戻って来なかった事、あの部屋のドアは鍵が掛かって入れなかった事、花畑の中に残された一組の足跡の事、
その足跡はテラスから崖縁に向かい、帰りのものはなかったという事、そして、それ以外の足跡は無かったという事、そして、崖の下には何も浮かんでなかったという事・・・・・・。
「それじゃあ、西野が大上を殺して、そのまま崖から飛び降りて自殺したってこと、か?」
 「殺」という言葉言い淀みながら、増田が誰に聞くともなく言った。
「そんなっ!!」
 梶原が立ち上がった。彼は先程からずっと小刻みに震えている。
「そんなのっ、まだ決まったワケやないでしょうっ!?崖の下に、西野のシ、シタイはなかったんやからっ」
「もうどこかに流されてしまったのかもしれないね」
 小木が遠い所を見るように目を細めた。無情な言葉だったが、正解だろうと陣内は思う。荒れた海は、60kg程度の物体なら、易々と遠くに運んでしまっただろう。
「・・・・・・第一、アイツが大上さんを殺しただなんて、・・・・・・・そりゃあ、昨日の夜喧嘩してたけど、そんな、だからって、大上さん殺して・・・・・・しかも、自殺だなんて・・・・・・」
「でも、足跡が」と柳原が口を開くと、「それは!」と引きつった声が止めた。
「崖っぷちまで行って・・・・・・それから後ろ向きにテラスに戻ったら・・・・・・」


496 :孤島のオニ ◆/TIxxEd. :02/10/01 15:43
「何でそんな無意味な事をしなくちゃいけないの?それにもしそうだったとしても、西野君はどこに行ったの?部屋から忍者のように消えたとでも?」と小木。
「それは・・・・・・」口篭もる梶原に、矢作が言った。
「まあ、足跡は置いとくとしても、西野が生きてて犯人じゃないんだったら、何で俺達の前に出てこないんだよ?」
「それは、大上さんを殺したヤツが、どこかに閉じ込めて・・・・・」自分で言ってて、無理があると判っているのだろう、どんどん声が小さくなっていた。
「この島にはこの家しか建物はないんだぞ?どこに監禁する場所があるんだよ」
「でも、島の全部を見たワケやないし、洞窟とか、あるかもしれないやないですか」
「・・・・・・で、そいつが俺達の中にいるって言いたいんか?」
「そうは、言ってないですけど・・・・・・」俯く梶原に、
「言ってるようなモンや、この島には俺達以外の人間はいないんやで?」
 と柳原が説き伏せるように言った。
「大体、オレラの中で大上を殺す動機を持ってる奴なんていないやろ?」
 梶原は「そんなことないですっ!」と叫んだ。
「そう、例えば、陣さんが、大上さんと昔、タレの事で揉めたって聞いた事あるしっ!」
「は?」突然矛先を向けられた陣内は、驚いて目を見張った。六年も前の事である。そんな遺恨はとうの昔にキレイさっぱり消えている。風の噂だろうが、良く知っていたものだ。
「柳原さんだって、大上さんに貸したお金が返って来ないってボヤイてたし・・・・・・」
「貸した言うても、二万程度やで?」
「それに、矢作さんも、この前オレラと一緒の番組に出た時、西野の悪口言ってたやないですか、だから西野に罪を被せようとして・・・・・」
「お前、それ本気で言ってるの?」
 柳原も矢作もうろたえた様子はない。「クダラナイ」と言いたげた。
 その後も梶原は次々と他メンバーの「動機」をこじつけていく。それは本当に些細な理由で、ほとんど言い掛かりだ。誰も相手にしていない様だった。
 梶原は最後に松口を見た。目が泳いでいる。
「コ、コンビだからって、松口さんも例外やないですっ!いや、コンビだからこそ大上さんを、殺すほど憎く思う事があったかもしれないじゃっ・・・・・・」
 小林がダンとテーブルを叩いた。


497 :孤島のオニ ◆/TIxxEd. :02/10/01 15:47
「エエ加減にせぇ、梶原っ!!」小林は椅子を蹴倒す勢いで立ち上がった。
「俺を疑いたきゃ好きにしろっ、他の誰を疑ってもイイわっ!でも、それは松口に対して言う事やないやろっ!」
 梶原は怯えて後退る。当人である松口が「気にしへん」と呟くように言って、小林は怒りの形相のままドカリと腰を下ろす。
 きごちなく顔を逸らせた梶原に、「あのさ」と小木。
「大体、昨日の夜からあの部屋のドアには鍵が掛かってたんだろ?ドア以外にはテラスしか出口はないし、そのテラスから続いていた足跡は、崖っぷちに向かってたヤツだけ。
つまりは他にあの部屋に俺達の中で・・・・・・もしこの島に俺達以外の奴がいたとしても・・・・・・入る事が出来たヤツはいないって事じゃないの?」
「大上さん達がドアを開けたかもしれないじゃですか・・・・・・」
「そうだとしても、出て行く時はどうしたんだよ。陣内さん達が中から開けるまでドアは閉まってたんだろ?あの部屋の鍵なんて、スタッフも渡されてないって聞いたぜ」畳み掛けるように矢作が追撃する。
「鍵穴にピンかなんか差し込んで・・・・・・」
「はっ、そんな特殊技術持ってたら、芸人なんかやってないって」矢作の声には苛立ちが混じっていた。場の空気がどんどん荒んでいく。
「昨日、陣内さん達二試合目が終わった後、西館に帰る時に、食堂の明かり消しました?」突然平井が脈絡のない事を言い出した。
「・・・・・・いや、大上達が通るときに、暗かったら危ないと思って、消さなかった」陣内が答えると、
「だったら、ここに設置されたカメラに映ってるんやないですか?もしもあの二人以外の誰かがあの部屋に入ったんなら」
 東館の各部屋に行くには、必ずこの食堂を通らなければならないのだ。
「それ、今すぐ見れるんか?」
「いや、すぐには無理で・・・・・・いや、見れるかな?」
 デジカメも補助で設置してるみたいですわ、と椅子に昇ってカメラを取り外した。
「おい、そこまでせんでもエエやろ、俺達は警察じゃないんやで?」たしなめるように増田が言ったが、
「警察が来るまで半日以上かかるんだろ?それまでずっとコイツに犯人扱いされちゃたまんねぇよ」矢作が不機嫌そうに言った。
「そうやな、はっきりさせといた方がエエかもしれへん」



498 :孤島のオニ ◆/TIxxEd. :02/10/01 15:49
 陣内も頷いた。この時、陣内は僅かにだが「もしかしたら」と思っていたのだ。陣内だとて、後輩である西野が大上を殺したなど信じたいわけではない。
「ちょっと待って下さい、巻き戻してますから・・・・陣内さん達が東館を出たのは25時位ですよね、じゃあその辺から始めますよ」
 デジカメの小さな画面に、大上達が立て篭もったのを見届け、西館に向かいぞろぞろと食堂を通る陣内達が映った。食堂が無人になって、停止したように同じ絵が続く。
画面はそのまま何の変化もなく進み、朝、二人を呼びに来た松口と梶原が映った所で、平井はストップボタンを押した。
「誰も通ってないみたいですね」
「・・・・・・東館の他の窓から入って・・・・・・」梶原は涙声だった。
 食堂と家族部屋の間には東に広間、西に食堂と繋がって厨房、食料庫がある。しかし、広間の窓には鉄の格子が付いてるし、厨房と食料庫の窓は人が通れる大きさではない。
 実に冷静に小木が説明した。
 食堂を見渡して、梶原はか細い声で言った。
「皆、西野が大上を殺したと思ってるんですね?」
(それ以外に何があるんや・・・・・・)
 陣内が顔を上げると梶原と目が合った。次の瞬間、幼さを残した梶原の顔がさっと青褪める。
 しまった、と陣内はようやく思った。何か言おうと口を開く前に、梶原は食堂を飛び出した。
「俺が行くわ」とその後を追い掛けたのは増田だった。
「・・・・・なんか、俺達、梶原を苛めたみたいになっちゃたな・・・・・・」
 眼鏡を外して矢作が溜息を吐いた。
 気怠い沈黙の中、松口がポツリと言った。
「死体も見てへんのに、西野が死んだなんて、信じられないに決まってるわ」
 テーブルの一点を見詰めながら、静かな声は続く。
「オレかて、大上のあんな姿を見ても、まだ信じられへんのに」と自嘲するように唇を歪めた。
 その言葉に、他の六人が気まずげに顔を伏せる。


499 :孤島のオニ ◆/TIxxEd. :02/10/01 15:50
(そうや、その通りや、それなのにオレは・・・・・)
 腰を上げた陣内に、
「止めとけ、今オレラが梶原と話しても逆上させるだけやで。「俺は西野を信じてる」なんて気休め言ってもしゃあないやろ、・・・・・・アイツだってホンマは判ってるんやから」
「でも、コバ」
「頭冷やさなあかんのはオレラや・・・・・・。相方が自分達の先輩殺して、自殺したなんて、そんなん耐えられへん、信じたくないわ、
誰かのせいにしていわ。それをあんな風に追い詰めたらアカンわ・・・・・」 
 小林は苦虫を噛み潰したような顔で重い溜息を吐いた。梶原への配慮がなかった自分の行為を悔やんでいるのだろう。
 事実を受け入れられずに梶原はパニックに陥っていた。そんな弱った子供を寄ってたかって踏み付けにしていたようなものである。誰一人、浦島太郎になってやらず。
「別に梶原君を責めるつもりはなかったんだけど、結果的にそうなっちゃったよね・・・・・・」と小木。
「梶原が悪いわけやないのに」と柳原も肩を落とした。
 異常な状況に全員が精神不安定になっている。そんな中、怒り・苛立ち・不安が全部梶原に向かったのかもしれない。
 いや、それだけではない。
 陣内は思った。「大上を殺した西野の相方」もしかしたら、そんな風に梶原の事を見てしまったかもしれない。気付かぬ内に、梶原の事まで恨んでしまったかもしれない。
 最後に梶原は陣内を見た。近しい先輩である自分に助けを求めるように。そして、そんな彼の目に憎しみの色を見付けて、大きなショックを受けたに違いない。
(アイツの辛さを判ってやらんと・・・・・)梶原が見せた絶望の表情を思い出して、胸が痛んだ。
 増田は一人で食堂に戻ってきた。
「梶原、自分の部屋にカギ掛けて閉じ篭もってしもうたで・・・・・・」
 陣内は唇を噛み締めた。力を込めたが痛みは感じなかった。


500 :孤島のオニ《紫苑荘・東館》 ◆/TIxxEd. :02/10/01 16:29
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;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;┃   家族部屋      ┃;;;;;;;    \               
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;┃_____/____┃;;      \                          
      ┃食 料 |   |   . ┃        \      海         
.     (┃___..|   |広  ..┃)← 窓       \          
      ┃厨 房 /   \     ┃           \         
.     (┃_ _ |   | 間  ┃)           |        
      ┃     └―\――――┃           |           
   ,  (┃     食    堂   ┃)          |          
      ┃―――――/――――┃          |           
━━━━┛               ┃          |            
        応接ロビー       .┃)          |           
玄関ロビー               ,┃           |            
━━━━━━━━━∪∪━━━━┛           |          
_||_)                                           
玄 関                                         

======================================================
             
       ドア・・・・/    )、∪∪・・・・・窓

501 :268 ◆/TIxxEd. :02/10/01 17:50
以上で第四章終了です。なんか、どんどん長くなって…。申し訳ないです。

>500
また、AAズレまくりました…。
もうこれ以上スレ無駄に出来ないんで、訂正はやめておきます…。なんとなく、判って頂ければ…。
と、いいますかなんでずれるかよく判らなく…ゴメナサイ゚・(ノД`)・゚・
西館の見取り図もやろうかと思ってたんですが、なんかもうダメです。
一週間ほどAA教室のスレとか見てたんですが、それでもAAの仕組みが判りません、アフォです。

>>479
そう言って頂くと、書いたかいがあったと嬉しいです。
た、ただ、「孤島のオニ」というのは、題名であってHNではないのです。
紛らわしくて、すみません。

>>477
どなたか引き継いで下さる方がいますように…。
そして、ちょこバトさんのお帰りを待っております。


あと、
RPGを書いてらした方々、ロボ二号さん、ヒマヂンさん、お腹いっぱいなのらさん、、
予告ダケさん、「芸人が一つの学校に居たら」の書き手さん、他にもこのスレで依然書いてらした方は、
もうここにはいらっしゃらないのでしょうか?
単純に続きを読みたいというのもありますし、このスレの色々なものが読める、雑誌みたいな感じが好きだったし、
何より、自分のヤツがこのスレを占めてる状態は上手く言えないのですが、ちょっと、良くないのではないかと…。

単純に寂しいです。
あんまりこういう風に催促してはダメだとは思うのですが、もしまだご覧になっていたら、
皆さんの近況を知りたいな、と…。お忙しいとは思うのですが…。


502 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/10/01 18:32
>268
続き待ってました!!
本気でハラハラします。
状況とかがわかりやすくて読みやすいです。
これからも楽しみにしてます。頑張ってくださいね。

503 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/10/01 18:35
保守ageしようと思って来たら新作がヽ(´∀`)ノ
お疲れさんです。

>RPGを書いてらした方々、ロボ二号さん、ヒマヂンさん、
>お腹いっぱいなのらさん、、 予告ダケさん、
>「芸人が一つの学校に居たら」の書き手さん、
>他にもこのスレで依然書いてらした方

同感。無理にお願いするのはなんだけどやっぱ色んな話読みたいし寂しい。
勿論、無理だけはしないで欲しいけど、、、

504 :名無しさん@腹へった。:02/10/01 20:37
age

505 :ロボ二号:02/10/01 21:04
お久しぶりです。
私事で忙しかったり、バトロワスレの方にもちょこっと手を出していたりしまして、
こちらがほぼ途中放棄というような状態になってしまいました。
実はこのスレもロムっておりますので、>>286さんの書かれる孤島の鬼もしっかり読んでいます。
途中放棄は完全なる私情で、>>286さんのせいではないので気にしないでください。
手が空いたら戻ってくるかもしれません。
孤島の鬼、面白いです、>>286さん頑張ってください。

506 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/10/01 21:55
孤島のオニ続き
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━!!!!!
本当におつかれさまです。
そして本当におもしろいです。

507 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/10/02 21:26
孤島のオニさんマジで面白いです。
どんどん話に引き込まれていくよ

508 :何でも推進委員:02/10/03 08:37
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;\                     
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;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;┏━━━━━━━━━━┓;;;;;;;;;;    \                
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;┃    家族部屋.     ┃;;;;;;;       \               
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;┃_____/____┃;;;       . \                          
 .      ┃食 料 |   |    .┃       .   .\      海         
.   .   (┃___..|   | 広 .┃)← 窓      .  . \          
    .   ┃厨 房 /   \  .  ..┃        .    . \         
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    .   ┃     └―\―――‐┃              |           
  .  ,  (┃    食    堂  .. ┃)       .      |          
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━━━━━┛.          ,    ┃      .   .     |            
        .  応接ロビー      .┃)          .   |           
玄関ロビー  .              ,┃              |            
━━━━━━━━━∪∪━━━━━┛              |          
_||_)                                           
玄 関   


====================================================             
   【ドア・・・・/    )、∪∪・・・・・窓】

509 :何でも推進委員:02/10/03 08:41
>孤島のオニ書き手さん
ズレているのを気にしてらっしゃった様なので
勝手ながら少し点々加えて貼ってみました。
点々だらけで、そしておせっかいスマソ。
じゃあこれからも頑張って。

510 :何でも推進委員:02/10/03 08:49
あ、言い忘れ。表示→文字のサイズは中に合わせてあります。
小やら大だと崩れますんで・・・。無駄なスレ使いスマソ。

では逝って来ます。

511 : :02/10/03 14:54
age

512 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/10/03 23:58
厨の集まりだと思って今までこのスレ見たことなかったけど、
意外と(・∀・)イイ!ので吃驚した。
「孤島のオニ」の続き、禿げしく気になる。

513 :名無しさん@腹へった。:02/10/04 17:52
age

514 : :02/10/04 20:18
「孤島のオニ」おもしろい! こんな上質な小説に出会えるとは思わなかった。
バトロワの方も好きだけど、こっちはいろいろなものが読めるのがうれしい

515 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/10/05 22:03
「孤島のオニ」面白いです。
暇な時にでも来てください。
待ってます。



516 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/10/05 22:48
続き待ちage

517 :268 ◆jM/TIxxEd. :02/10/05 23:46
>>505
レス有難うございます。
物凄く個人的なんですが、ロボ二号さんの松竹話が好きだったので、
また見られる事を楽しみにしております。
催促しておいて、レスが遅れてしまい、すいませんでした。

>>508-510
あ、ありがとうございます。
職人さんに手直しして頂けるなんて・゚・(ノД`)・゚・
自分が不甲斐ないばかりに御手を煩わせてしまった上、お礼も亀ですいません。
どうもありがとうございました。

>>502-503>>506-507>>512>>514-515
好きでやってる事ですが、そう言って頂けますと書いて良かったとしみじみ嬉しいです。

来週中には第五章うpします。
パソに長く触れない環境なものでして、今日はこのへんで逝きます…。









518 : :02/10/06 05:03
>268 ◆jM/TIxxEd.
無理せずマイペースにがんがってください。

RPGの人は戻ってこないのかな〜

519 :名無しさん@腹へった。:02/10/06 18:24
age

520 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/10/07 16:41
色々読める雑誌みたいな雰囲気が好きだったし、
孤島の鬼にばっか期待しちゃ286さんも大変だと思う、
ので、前のRPGとか推理小説とか新たに参戦する書き手さんは居ないものか。

一人っきりでスレ持たしてるようなもんだから、
時間的にもきつくないかなー。

521 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/10/07 17:51
>>520
同意。
書き手さんがいないと
どうしても286さんに負担がかかる。

誰か気楽に書いてみて欲しい。
ロボ二号さんの松竹の小説好きだった。

522 :名無しさん@お腹いっぱい。:02/10/07 23:24
age

523 :名無しさん@腹へった。:02/10/08 16:26
age

524 :名無しさん@腹へった。:02/10/08 22:54
age

525 :名無しさん@腹へった。:02/10/09 17:57
age

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